てんさんからリクエスト頂きました。
詳細は後日公開致します。






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今年で23歳の入社3年目宙ぶらりんなOLです。
一部上場の会社に務めてはいるけれど、あまりそんな実感なくて。
与えられた仕事をきちっとこなし、新たに仕事を見つけて手を付ける。
手際がだいぶ良くなりましたが、入社当時から変わらないそんな毎日です。
業務についている時間を苦痛と感じたことはありません。
ただ、公休の土日や早い時間での帰宅後なんかは時間を持て余して仕方がなかったです。
年中無休で駆け回ったバイト暮しだった頃からは考えられない程の、有り余る時間。
最近では一人で過ごす休日ということを覚え出しました。
勿論、数は少ないですが友人もいます。
その友達と遊んで食べて飲んでと、時間を合わせて楽しんでいます。
大人になって一番に上げられる良かったことは彼女達と時間を気にせずいられるようになったことでしょうか。
その中でもお酒で失敗したことなんて、指で数えられる程な私です。
元来警戒心の強い気質だったから、そんなに羽目も外さない。
・・・・・・はずだったのですが、やらかしてしまいました。
宇宙船に持っていかれたの?と問いただしたくなるくらい・・・・・途中から一切の記憶が・・・・・ゴザイマセン。



見知った部屋。
見知ったベット。
見知った・・・・・・・先輩。



ぼんやりとお酒が色濃く残る頭は思考が上手く巡りません。
なんなら昨日のやっすいお酒が見せた幻覚なのかとさえも思います。

そうであったら良いな。
そうに違いない。
きっとそう。

自分に掛けた魔法に誘われて、もぞもぞと掛け布団から出した手で彫りの深い輪郭をなぞります。
幻覚にしては鮮明な感触に営業第一部門でNo1と誉れ高き先輩の幼子のような寝顔に、ふふふっと思わず吐息を出して笑ってしまうのはご愛嬌でしょう。
歳は4つ程しか離れていない方なのですが、その美貌、その手腕、その佇まい、どれをとっても我が社の営業のエースとしての名を欲しいままにしています。
私の所属する営業第二部門は部門名こそ連なっていますが、実際は名前と顔も一致しない方が多いほど、彼所属の第一部門と距離があり、実際の面識など無いに等しいのですが・・・・・
私もその高い認知度の一端を握る一人なので、一方的に彼の人となりを知っています。
春の日差しのように穏やかな敦賀 蓮。
そんな高尚とさえも称することができる人が、この幻覚に出て来た理由はただ一つでしょう。


昨夜の部門交流の飲み会。


そこでの二次会がよくわからない合コン状態になったのです。
ターゲットは何故かフリーをアピールしていたこの敦賀 蓮という人。
目の色を変え群がる先輩・同期・後輩に、あまり色恋に興味のない私は嫌気がさし、その気持ちをぶつけるべく可愛らしいジョッキに入れられたハイボールを煽りました。
前にモー子さんが飲んでいて美味しかったジンジャーの入ったそれは口当たり良く・・・・・・私の記憶を宇宙船へと誘いました。
最後に見た光景は、敦賀 蓮が沢山の女の人に囲まれている姿。
そうぼんやりと記憶の尻尾を探していると、自分ではない声に現実世界へと戻されます。

「触ってて楽しい?」
「楽しいというか、気持ち良いというか。・・・・・・!!!」
「おはよう、最上さん」

その時の私の反応がお気に召したのか、まるで魔王のように悦が入った微笑みを携える先輩。
ガチっと固まってしまった私の頬を撫でるべく布団から出てきた腕によって、気付こうとしなかったことを無理やりに気付かされて・・・・・しまいました。







私たちが・・・・・・衣類を纏っていないという事実に。










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大人のキョコさん

昨日完了致しましたリクエスト。
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。

もうね、本当に長くお待たせしてごめんなさい。
しかも途中で北海道行くからって中断までしてごめんなさい←
だって生粋の藩士として臨みたかったんですものー
同じ言い訳を今日更新の話で致しますが、投げる石は軟石でお願いします!!←柔らかそうでしょ?


今季のお話、リクエスト内容をざーっとを書くと。
キョコさんが雪遊びして、風邪を引く→はしゃぐキョコさんを宥めながら家へ連れ込む蓮さん→発熱にビックリするも必死に看病する蓮さん

はい、大幅変更しましたん(´;ω;`)ウッ…
だって今、夏だし
だって今、夏だし
だって今、夏だし
書きながらそんな風に自分に言い聞かせて、香仔さんに事後報告←
うふふw快諾してくれるって分かってた(人´∀`).☆.。.:*・゚←最も低いと書いてサイテイと読みます。

しかし風邪だけをテーマにするとどなた様かとまるっと被りそうなので、乏しい想像力を総動員して「風邪を引く」が想いを寄せる二人のきっかけになれるように考えてみました。
しかしながら、両片想いの素晴らしさを伝え切ることなく終了。
この辺も安定の私クオリティ。
最後もやん・・・・☆(どちらかというと、ドロン・・・・!)と終わらせるの癖をどうにかしたいです(´・ω・lll)
その後は、桃色も良いでしょうし、健全に戯れる二人も良いでしょう。
個人的には健全ににゃんにゃんらぶいこと二人して言いまくって欲しいと思ってますww
読み手の想像力にお任せしたい次第でございます。←開き直りましたよー

そんな緩く作られたお話ですが、「好きだよー」「見てるよー」っていう女神がいらっしゃいました!!!
恥ずかしいから・・・・とか、気が引けるから・・・・・と、メッセージを下さった貴方方ですよー*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
本当にありがとうございます!!
因みにコメント頂いてる方々は誰が何と言おうと女神ですー(人´∀`).☆.。.:*・゚

そんな方々に支えれらている我が家。
今後ともよろしくお願い致します!!

次回更新はリクエストではないので、いつもの深夜帯です。
では!またその時にヽ(=´▽`=)ノ





香仔さんへの私信**
もうこんなんで大丈夫でしたでしょうかー??
香仔さんの思うようでなかったらと、もう夜も眠れません←ちょっと盛りました。すみません。
私にギフトを送ってしまったが故、叩きつけられた赤紙・・・・!!!
そんな無茶振りにもきちんと応えてくれた香仔さんが大好きですー!!
もうすぐ本誌ですが、一ヶ月半待てをした私たちですので、その喜びはひとしおのはずヽ(=´▽`=)ノ
なかなかINが重ならないですが、荒ぶる魂は私のトークにでも吐き出しておいて下さいー!!
ご存知の通りニートな私なので、遠慮は無用です(屮`∀´)屮


朝はもうすでに訪れていて、断片的な仮眠を取っただけの蓮は氷嚢の中を取り替えるべく手を出した。
氷が溶けて久しいそれは本来の役割を全うすることが出来ない程に温くなっていた。
かちゃん、と外した瞬間に落ちる水滴。
それはそのままのキョーコの顔を伝っていった。
慌てて拭おうとしたその時に、永く深い眠りについていたキョーコの意識が覚醒する。

「つる、がさん・・・・?」
「おはよう、最上さん。起こしちゃってごめんね」

昨夜見た不安材料が顔から消えていることに、風邪が引いたのだと安堵しながら、何度目かになる謝罪を繰り返した。
徐々に瞳に力が戻ってくる変化を見ながら、来るだろう絶叫を覚悟する。
しかし未だ状況を飲み込めていない彼女はまず謎解きから入っていった。

「ここは・・・・」
「俺の家」
「な、ぜ・・・・・」
「最上さんが風邪引いたのは俺の責任だから」

ぐるぐるとここにいる理由を見つけ出そうとするも、明確なものが見つからなくて思考の小部屋を行ったり来たりするキョーコ。
その普段通りの顔にやはり大きく安堵して、蓮はベットに身を乗り出した。

「帰る家に誰もいないのは寂しいでしょう?
だから、連れてきたんだよ」
「・・・・・そういうの、未成年略取っていうんですよ」

いつも通りの軽口なのに、いつもと違って見えるのは。
俯き加減で頬を染め、瞳を潤ませた姿を目の当たりにしているからだろう。
一昨日の夜に蓮が捕まえたかった、好意の尻尾。
それを逃すようでは、次のチャンスも与えられない。

「酷いな、看病したのに」
「頼んで、ませんもん」
「好きでしたから良いんだけどね・・・・」

好意が交わらないようキョーコが逃げるように会話をしても、それを許さないというように絡め取られる彼女の両手。
指と指が融合してしまうんじゃないかと思うほど絡み合って、そして視線が絡み合った。
引いた熱が再度暴発するようにキョーコの身体を駆け巡る。

「調子はどう?」
「風邪は、もう大丈夫そうです」
「良かった」
「ありがとうございます」

柔らかなベットに清潔な寝具、そして何より・・・・寝ずに一緒にいてくれたのかと思うと・・・・
申し訳ないというよりも、醜いとさえ切り捨てた恋心が歓喜の歌を歌う。
震える心を隠すようにきゅっと蓮の手を握り返すと、蕩けてしまいそうな優しさを湛える瞳に囚われる。
追い詰められたのは、キョーコ。
しかしながら、彼女自身がもう既に蓮を追い詰めていた。
交わらない感情が、瞬間・・・・・重なり合う。

「最上さんが心配だよ」
「・・・・え?すいません!!」
「いや、そういう意味じゃなくてね」

残念な後輩だと突き付けられた感じたキョーコの顔色が一気に青褪め。
それをやんわりと否定して。

「俺が引いてる風邪移しちゃいそう」
「敦賀さんも風邪を召されてるんですか!?」
「ちょっと重症なんだけどね。どうもなかなか治らなくて」
「そしたら!!今度は私が看病します!!私、風邪が移らないようにしますから!だから」

看病させて下さい、と続けられるはずの言葉は掠めるような蓮の唇によって消失された。
なにかが、触れた。
そのくらいにしかお互いが感じ取ることの出来なかった感触。
それは蓮にとっても、キョーコにとっても、衝撃的な感触だった。

「最上さんが一番近くにいてくれたら、すぐに治るよ」
「なんの、じょうだん・・・・ですか?」
「いい加減認めてよ。俺は君に恋してる」
「・・・・・」
「いつも熱に浮かされるのは苦しいから」


だから、俺を受け入れて。


合わせる唇に溶けるように囁いた言葉。
それはすんなりとそれが正解であるように、唇と共に受け入れられた。
ただただ、重なり合うだけのお互いの唇。
柔らかく柔らかく、今まで交わらなかった積年の想いを数えるように。
離れては触れて、また離れては触れる。

「受け入れてくれてありがとう」
「なにかの冗談だったり、遊びだとしたら・・・・・」

そんなことはないと否定の言葉を掛けることすら、その可愛らしく潤む上目使いのまえでは忘れてしまいそうになる。
そして常に斜め上の発想をする彼女の言い分を聞いてみたいと思うのは、頭の回転の早いキョーコとぼ会話が好きだから。

「・・・・・一生取り憑いてやるんですから」
「いつでもおいで?」
「嘘じゃないですよ!」
「もちろん!一生傍にいてくれるってことだろう」
「ちが・・・・ッ!?もう!知りません!!!」

キョーコは風邪の症状ではない赤ら顔で、ばふん!と大きな音を立てながら布団を頭から被ってしまった。
反対からちょこんと出てる小さな足先を突くと、威嚇するよう可愛らしく蠢いた。

「時間はまだあるけど、シャワー使いたかったら使ってね?」
「・・・・・はい」
「俺はリビングにいるから、なにかあったら呼んで?」
「・・・・・はい」

小さな足に別れを告げて出ていこうとした時、布団を被る少女から声を掛けられた。

「敦賀さんの風邪は、治りそうですか?」
「ずっとこのままかも。でも、君がいないと死にそうになる」

最上 キョーコという女性を想っての高揚感や絶望感はいつでもついてまわるだろう。
それこそ、熱に浮かれてたように。
それでも彼女のすぐ傍で生きてもいいと了承されたら、少しは楽になると思うのだ。
そんなことを思ってると、布団をはだけて髪を乱したキョーコが現れた。
いつにない真剣な顔にからかいの言葉は掛けれない。

「私も、その風邪・・・・引いてるかもしれません」
「・・・・そう。辛いよね?」
「はい、本当に・・・・辛いです」

きっ、と睨まれるような目線すら愛おしい。
そんなことを真っ白な思考のはしで考えながら蓮はキョーコを抱き締めた。
そこから生まれてくるのは今まで心の奥底にしまいこんでいた、愛の言葉。
病み上がりのキョーコの配慮しながらも、同じ病を発症した二人は求め合う。
交わらない想いがようやく触れ合った歓喜に、二人は酔いしれる。




その後二人の病状は悪化の一途を辿って行ったことは、言うまでもない。










END☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*






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お付き合いありがとうございましたヽ(=´▽`=)ノ
後書き的なものを明日18:00に更新します!