皆さんご存知!!

蓮キョ☆メロキュン推進!ラブコラボ研究 素敵企画第6弾に、相も変わらず勢いだけで参加します♪



今回のテーマは、『しりとり』

月華さまからの『よ』で始まるタイトルが、今回のお話です!


えぇ・・・・身の程を・・・なんてことは十二分に分かりきっておりますが、今回もご容赦下さい。

素敵マスター様に埋もれながら、幸せに浸っております♪♪

お付き合い下されば、幸いです(*^▽^*)












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『 よろこびのうた** 』








朝を過ぎた時間帯の太陽は優しくベットルームを照らす。

一人では寂しくなって、二人でもなんだか心細い、そんな大きなベットにすやすやと眠るのはキョーコ一人だけ。

昨晩遅く慣れない海外ロケから帰って、すぐにベットに倒れこんだ。

本当なら今日昼過ぎの便で成田に到着するはずを早めたのは、長く離れた蓮との時間を少しでも多く取る為。

しかし実際のところは帰ってきても、蓮は仕事で明け方に帰って来た為に、二人が声を交し合うことはなかった。


深く眠りに落ちるキョーコを抱きしめて眠りに入った蓮はそれだけで、心が満たされて。

深く眠りに落ちながらも求めていた気配を感じたキョーコはそれだけで、心が満たされた。


触れ合う体温は、言葉よりも効果的にお互いを癒しあう。




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「キョーコ」


先に起床した蓮は珈琲を入れる為のお湯を沸かしてから、キョーコを起こしにかかる。

いつもならば寝起きが良く、朝一からでも元気の良い彼女だが、流石に今日は生返事をするだけで一向に覚醒しない。

慣れない土地に時差ボケと、強行して帰ってきた疲れがどっと押し寄せてきているのだろう。

ベットサイドに腰掛けて愛おしそうにキョーコの髪を梳く蓮の瞳は慈愛に満ちていた。


「キョーコ、起きて」

「・・・ぅん・・・・」


髪を梳く手を追いかけて頬を寄せる仕草は、なんだか猫のようで、ついつい甘やかしてしまう。

早く日本時間に慣れないと、体内時計が狂ったままで大変なのは経験から分かっているのに、優しく髪を梳く手は眠りを誘うようだった。


「キョーコ、起きて」

「う・・・ん・・・、おきた・・・・」


うっすらと開いた瞳は、まだまだもやがっかていて、夢の中を行き来している様子が伺えた。


「ほら、おはよう」

「おはよ、ございます・・・」

「まだ眠い?」

「・・・・ん・・ちょっとだけ」


髪を梳く手をそのまま滑らせ、耳からアゴのラインを撫で上げる。

気持ち良さそうに口角を上げる姿は、やはり猫の仕草のようで、とても可愛らしかった。


「キョーコ猫みたいだね?」

「なんですか、それ」

「可愛いって意味だよ」

「・・・・よく、分かりません」


段々と覚醒してきた意識に合わせ、いつものように軽口を言い合う。

すこし否定的な言葉は、寝たままの体勢で擦り寄ってきたキョーコ自身の行動によって意味を変え、蓮の心に甘く響く。


「おはようございます」

「おはよう」

「久し振り、ですね」

「そうだね」


ふふふ、と笑って、そのまま寝返りを打つキョーコ。

まだまだ起きる気配のないその身体を見下ろして、蓮はふぅっと一息つく。


(これは、珈琲を飲むまで時間が掛かりそうだ・・・・)


別に今すぐ!何が何でも!珈琲を飲みたいわけではない。

ただ・・・・夕方過ぎから詰まっているスケジュールを考えると、そろそろ行動しておかないと、ゆっくりとした時間が取れないから。

そろそろ起きて欲しいのに、肝心のキョーコはベットに懐いて離れない。


「起きないの?」

「んー、まだ、かな・・・」

「起きようよ」

「だって眠いんですもん・・・」

「ほら」

「やー!!」


起こそうとする手から逃げるように、身を捩って逃げ回る。

そこまで動けるなら、もう覚醒済みだろう?と思わず思ってしまう蓮を見て、キョーコはにんまりと笑った。


「蓮さん」

「ん?」

「今日は夕方からですよね?」

「そうだよ」


じゃあ、と掛けた布団を少しめくって・・・・


「一緒にどうぞ?」


ふふふ、と幼く笑って誘うキョーコは最強。

拒む術など持ち合わせていないけれど、ここで、はい、そうですね。と素直に潜り込むのは、なけなしの自尊心が許さなかった。


「キョーコ・・・・そろそろ起きないと、明日が辛いよ?」

「もう起きてますよ」

「じゃぁ、ほら、布団から出て」

「なんでそんな、つまんないこと言うんですかー」

「えぇ?」

「ぽかぽかですし、一緒にお昼寝しましょ」


ほらっと再度めくられた布団に、疑問系ではないお誘い。

なけなしの自尊心が勝てるわけもなく、あっさりとキョーコの隣に身体を滑らせた。

細い身体をぎゅぅっと抱きしめて、彼女が得意でない笑顔を顔に張り付かせる。


「珈琲飲むのに沸かしたお湯が冷めちゃうよ?」

「・・・・あ、あっため直したら、良いと思います」

「そう?」

「そうです」


くったりと身体を預けてくるキョーコはやはり疲れているのだろう。

不埒な気持ちにならないようにと気を引き締めて、可愛いまぁるいおでこにキスをする。

くすぐってそうに瞳を細める様はやっぱり猫のようだった。


「そしたら、喜びの歌が流れるまで、くったりしてましょう?」

「よろこびの、うた?」

「そう、喜びの歌」


疑問符いっぱいの蓮の頬に手を当てて、先程されたように撫で上げる。

自分のラインよりもシャープなそれが、記憶のままだったことが嬉しかった。


(痩せてない、良かった・・・)


痩せていたら怒ってやろうと思っていたけど、その必要もなさそうだった。

嬉しいけど、自分がいない時もきちんとしている彼を想うと、少し寂しい気持ちが沸き起こる。

矛盾した気持ちに苦笑して、頬に当てた手をそのまま背中に滑らせた。


「いつも聞こえる小学校の12時のチャイムが最近変わったんですよ?」

「そう、なの?」

「はい」

「あの、ベートーベンの?」

「お洒落ですよね」


時計を見て、あと30分だ、と笑う顔がとても好きで、キョーコの心が幸せに浸る。

なんでもない日常にあるありふれたやり取りに、足りなかった何かが・・・・満たされた。















そう、あと30分したら、現実に戻ろう。


夢の中の二人を呼び戻すのは・・・・・・

遠くから響く、『よろこびのうた』






















******


PCに向かって打ち込むのがなんだか恥ずかしくなって、やけに時間が掛かった今回の小話。

見返してみるとそうでもないってオチは、相変わらずww

裏テーマは最近嵌ってる『常識人な敦賀 蓮』!!←



参加するタイミングにうんうん悩んでいた私の背中を押してくれた、風月所長♪ピコ副所長♪

ありがとうございました(*^▽^*)





Aug 11.Los

















白亜の教会に併設されている薔薇園のカフェテラス。

ロサンゼルスの日差しを柔らかなものに置き換える大きな窓は、幸せの象徴たる教会の全貌を見渡せた。

隠されるように置かれた二人掛けのソファはとてもキョーコの好きそうな色合いで、とても彼女に似合っていた。



記憶しているよりも少し薄くなった肩に、久遠の心が歓喜に揺れたことを・・・

キョーコは、知らない。


そして嫉妬に染まった彼女の心に、再度久遠の心が囚われたことも・・・

キョーコは、まだ知らない。








**






「キョーコ」

「・・・・なんですか、敦賀さん」


キョーコが声にならない悲鳴を上げて取り乱してから、ようやく落ち着いた、今。

アメリカサイズのソファに座る二人の間に、ぽっかりとあいた一人分の隙間は、まるで遠い昔の出会いたての様な距離だった。

久遠が手を伸ばして抱き込もうとすると、ぺちんとその手を叩き落とされる。

その柔らかな拒絶は、つい先程まで絶望の淵にいた心に優しく響いた。


「キョーコ」

「・・・・嘘つき」


クッションを抱きかかえたまま、教会を睨んで。

泣き腫らした瞳をそのままに、唇を突き出す。

時折、ぐっと奥歯を噛み締めるような仕草をするのは、湧き上がる涙を堪えてのことで、久遠の心を掻き乱す。


「ジュリママは悪くないんです・・・・」


そう、ママは一切悪くない。

軽くウエーブが掛かるハニーブロンドの髪を、ステージのイメージのためにストレートにするなんてことはよくあることだろうし。

愛に満ち溢れた家族なのだから、腕を組んで歩くことだって日常だろう。






それでも、やっぱり。

自分が逢えない時間に、自分との思い出を巡って欲しくはなかった。


そんな思いは、優しい優しい母親に対して、失礼であることくらいキョーコには分かりきっている。


それでも、やっぱり。

あの蕩ける笑みは、自分だけに向けていて欲しかった。




そしてあんな嘘っぱちの笑顔で自分を騙せると思った、その時の久遠にも腹が立って仕方がない。


試される、ということは。

自分の愛は、信用されていなかったのだろうか。






もやもやする気持ちを持て余し、すんっと鼻をすする。

鼻の奥が痛くなって、更に涙が溢れそうになった。


「キョーコ・・・・」

「触ら、ないで」


辛抱できなくなって距離を縮め横にぴったりと張り付く久遠に、体温が上がっていく。

抱いていたクッションを奪われて、突き放そうとした腕を掴まれて。

視線が、絡んだ。

その瞬間に、触れ合う唇。

かさついた唇同士の、涙味の触れ合い。


「キョーコ・・・愛してる・・・」


久遠の吐息のような囁きは、キョーコの心に染み入って、ささくれ立った感情を蕩けさせる。


「本当に、愛してる」


唇を合わせながらの愛の言葉は、逢えなかった時間に求めていたもの。

啄ばむように、味わうように、確かめ合うように・・・・

触れては、離れて、また触れる。


「く、おん・・・」


触れ合いの中、ようやっと本来の名前をキョーコが呼ぶ。

久遠は嬉しそうに目を細めて、きつくキョーコを抱きしめた。

背中に回る細い腕に、許されたわけではないけれど、それでも心を許してくれたのだと感じ取り、不意に涙がこみ上げそうになる。


「ごめん」

「・・・・許しません」

「うん、でも愛してる」

「・・・・そう、ですか」

「うん、愛してる」


ぴったりと抱かれた身体に、合わせられた唇。

満たされる心を無視出来なくなったキョーコは、ひとつ想いを決める。


全てをなかったことには出来ないけれど、離れることなど、もう出来ない。

だから、少し。

ほんの少しだけ、譲歩しよう。

そこから先は、久遠に任せれば良い。


「・・・・もう一回、ちゃんとプロポーズして」

「・・・・」

「それで、美味しいご飯おごってくれたら・・・・」

「・・・・」

「うっかり、許しちゃうかも、ね・・・・」


ようやく後輩時代の口調は抜けて、いつものように窘める口調で久遠を誘う。


「・・・・もちろん。喜んで、俺の奥さん」


感極まった久遠に再度、背骨が軋むほど抱きしめられて、幸せを感じた自分はやっぱり・・・・

愚か者、なんだろう。














二人に降り注ぐ日の光はとても、優しい。












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限定記事が連続したことに怯えて、び、びとう!!と思ったんですが。。

ウソパラ(嘘つきパラダイス)の微糖は薄いなー。。。そして密会話と被るw被るww


あと、読み返して思ったのですが・・・

もしかして、ep:3までの5話が全部、プロローグ・・・?( ̄□ ̄;)!!←

お話これから・・・??


書き方がだいぶ変わってきているのは、退化ではなく、成長だと思いたい←