皆さんご存知!!

蓮キョ☆メロキュン推進!ラブコラボ研究 素敵企画に、相も変わらず勢いだけで参加します♪


今回はドボンな感じが否めませんが。。

相変わらずの内容ですので、ご容赦下さい。








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ぐらり、と反転した世界。


蓮の視界に飛び込むのは、見飽きた天井と・・・・

零れんばかりに瞳をまんまるにさせていた少女が、役を憑けた表情。


醜い独占欲。

閉じ込めていたはずの人格。

その全てを、ぶつけてしまった。

自制の効かなさに通常の沸点を通り越した憤りを蓮は、自分自身に覚える。


ただ、それ以上に。


蓮の心を、苛めるのは、彼女の表情。

まるで、暴挙など自分には関係ないと切り捨てるように、高圧的な雪花としての表情。

見事なまでの雪花の表情は、完璧にカイン・ヒールの妹で、「最上キョーコ」ではない。

なりふり構うことなく追い詰めた蓮を、窘めるように、赤い唇が言葉を紡ぐ。


『にいさん・・・』


濡れた唇がとても艶かしく映る。


『貴方が誰であれ、にいさんは、あたしのにいさんよ』


下腹部に感じる重みは、本来であれば歓迎しうるはずなのに。

彼女の言外に、カイン・ヒールでなくても、敦賀蓮でなくても、という響きが込められていて。

今はとても、それどろこではない。


『そして、あたしはにいさんのモノ』


蓮は少女だと、そうずっと思い込んでいた、一人の女性に全ての感覚を奪われる。


つぅっと滑るように、華奢な指が蓮の鎖骨をなぞり、心臓の上で止まる。

彼女は自分を凝視している蓮の視線と自分のそれとを絡ませて、薄く、笑う。


『だから、他の男なんか・・・・要らないの』


そうでしょう?と囁かれて、この兄妹なら確かにな、と腑に落ちる。

でも、自分たちは・・・・そうではない。

共有する心も、身体も持ち得ない、ただの他人なのだから。


絡まった視線は、キョーコが瞳を閉じることで、また外される。

そして、再度開いたその瞳には・・・・・

雪花としての色はなく、いつもの愛おしくて大切な少女のものだった。




「そして、最上キョーコとしても・・・・貴方以外、必要ありません」




呟かれる言葉は、直接耳に落ちる。

それは衝撃として、蓮の中に広がる。


「・・・・・ッ!」

「例え、貴方が敦賀蓮では、なくなっても」

「・・・・な、に」

「私には、貴方が必要です」


うまく理解が出来ない言葉を、反芻して、言葉の意味を考える。


「なにを、言っているのか分かってるの?」

「もちろんです」


そして、再び世界は反転する。

とさり、と柔らかなベットの感触を受けて、キョーコは自分が横になっていることに気が付いた。


「さっきの質問の答え、は?」


感情のない瞳でそう尋ねられ、松太郎に伝えた言葉の本来の意味を伝える。


「もうショーに対しての激情は・・・薄れているんです」

「・・・・・」

「だから、一緒にいられる」

「・・・・それは、また、どうにかなりたいってこと?」


否定の意味で頭を横に揺らすと、雪花の髪が一緒に揺れる。

その髪を忌々しげに梳かれて、少し心が悲しくなった。


「私は、最上キョーコを作りたい」

「そんなこと、知ってる」

「だから、色々な感情を教えてくれる貴方と・・・・一緒にいたい」


息を飲む音が自分の上で聞こえて、色の白くなった顔を見上げる。

端正な顔立ちに、自分の手を差し出して。

頬に、触れる。


「この気持ちに名前を付けたら、前回以上の愚か者になるので」

「・・・・もが」

「これ以上、何も言わないし。聞かないで下さい」

「・・・・・」

「覚えておいてほしいことは、一つだけです。

私はいつでも貴方の傍に、一緒にありたい」


途端にきつく締めるけられる自分の身体。

背骨がしなりそうになった時に初めて、あぁ、抱きしめられているんだと、感じた。

彼に集中しすぎて、反応が後手後手に回ってしまう。

締め付けは苦しいけれど、目の前にある肩が震えていて・・・・

思わず、抱きしめ返すように、触ってしまう。


「キョーコ・・・・」


顔を耳元に埋めている為、彼の表情は見えない。

それでも緊迫した声に、キョーコの本能が危険だと警鐘を鳴らす。


「キョーコ・・・・俺は君を」

「言わないで!それ以上は!!!」

「俺は、君を」

「敦賀さん!!やめて!私を壊さないで!!」


駄々をこねるように暴れるキョーコを、圧し掛かる身体を押さえつける。





先程のように伝えるのは、ありったけの想い。

もちろん、醜い独占欲も・・・

もちろん、閉じ込めていた人格も・・・・

彼女に向かう全ての感情でもって、言葉を作る。








「俺は君を、愛してる」







否定の言葉を唇で封じて。

何でも、何度も、想いを伝える。

覗き見た双眸に宿る色は強い悲しみと驚愕だったが、僅かながらに歓喜の色が混ざっていることを・・・・

蓮は見逃さなかった。




二人で愚かになれば、きっと。

きっと、世界は変わるはず。


そしてもう一度、自分自身を作ろう。

今度は、二人で。














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今月はやるまい・・・・と決めていたのに。

昨日、ピグINしたらあからさまな賄賂が。。。(´・ω・`)オオ


しかし生まれたお話は、メロもキュンも薄く・・・いつも通り←

いい加減、皆さんに飽きられるのではないかと、ビクつきます←



柔らかな生地の感触と、慣れない空気。

覚えのある香りと温もりが身体中を満たす心地良さが、意識の覚醒を促す。


「・・・・ん・・・・」


薄目を開けて確認したのは、間近にある先輩俳優の端正な顔立ち。

力強い意志の篭る瞳は閉じられて、まるで彫刻のような硬質感が押し出されていた。

動かない思考は、心が思いつくままに、身体を動かす。


何故、布団の中、なのか。

何故、彼の腕の中、なのか。

何故、大き目のパジャマを着ているのか。


一体、今は、いつなのか。

そもそも、ここは、どこなのか。


考え答えを出さなければいけないはずなのに・・・

まるで魅入られた虜のように、キョーコの指が蓮の唇に触れる。

男性にしては少し肉厚の唇。

とてもとても柔らかで扇情的なそれを、なぞってはゆっくりと押し込んで、感触を確かめるように、何度も繰り返す。

行為をするにつれて、段々と思い出されるのは、寝てしまう前に行われた、研修内容。

それはひとつが引き金となって、記憶が連鎖的に思い出される。


「・・・・・・・・はれんち、だわ」


呟きは空気に溶ける・・・・はずだった。


「なにが?」


力強い輝きを灯した瞳と、まだまだ本格的な覚醒をする前のキョーコの視線が絡まる。

蓮は息を飲みこむキョーコを、そのタイミングで更に抱き込んだ。


「なにが、破廉恥?」

「つるがさんが、はれんちです」

「そう?あんな短いスカートなキョーコも充分に破廉恥だと思うよ」

「だって・・・・おしごと、ですもの」


舌がうまく回らないのだろう、いつも以上に幼く感じる口調に愛おしさが募って。

先程、欲望のままに行為を進めなくて良かった、と安堵する。


「俺としては、もう恋人にはして欲しくない格好だよ」

「・・・・・こい、びと・・・・」

「そう、恋人」

「・・・・・こ、い・・・・びと」

「うん」


繰り返される言葉が脳内を駆け巡っているのだろう。

ぼんやりとした瞳が、段々といつもの輝きを取り戻していく。


「つ、つ、敦賀さん!!!恋人って!!!恋人って!!!!」


がばっと跳ね起きようとする細い身体を、抱きこんで離れることを阻止する。

突っぱねようともがく腕を優しく静止しながら、やっぱりか、と苦笑する自分を止められない。

もうキョーコを手放す気は更々無くて、きちんと丸め込むか、きちんと理解してもらわなくてはならないのだが。


問題は・・・・

彼女が、どこまで覚えていて。

彼女が、どこまで認知しているか。


もちろんゼロからのスタートの場合もあるわけで、その時は丸め込む以外の選択肢などないだろう。

出来れば、きちんと理解してその上で、一緒にいてもらいたいな、と自分の願いを託しながら、キョーコに対して、理解しているところまでの確認を取る。


「キョーコは覚えてる?」

「・・・・キョーコって・・・・」


名前呼びを指摘されるが、そこはすっぱりと無視を決め込む。


「覚えてる?」

「なにを、ですか?」

「キスの、意味」


頬に差す色が赤みを帯びて、言葉にしなくても肯定を示しているようなものだった。

突っぱねようとしていた腕を引っ込めて、両手で唇を覆う姿は本当に可愛らしい。

思わずおでこにキスを送る。


「・・・・友情の、触れ合いですか?」

「え?」


覆った口元はそのままに、眉を八の字にさせてこちらを覗き込むキョーコ。


「おでこは、友情の意味だと・・・・教えてくださいました」


愛情というのはやっぱり戯れだったのだろうかと、キスの意味に思考を奪われた瞬間。

横にいた蓮がいきなり乗り上げてきた。

圧迫されて苦しいはずなのに、その重みがとてもとても愛おしく思える。


「君に送るキスは、全部、愛情」


うっとりと囁かれて、指を外された唇に、蓮自身のものが重なった。

柔らかく柔らかく、押しつけられる唇を、キョーコは受け入れる。


「・・・・私も、本気にしますよ」

「もちろん、そうして」

「・・・・でも、こいびとって・・・・」


違和感のある言葉が、しっくりこないのだろう。

尚も、不審げに言い募るキョーコを諭す。


「じゃぁ、キョーコ」

「はい」

「キスして、特別って言い合う関係はなんて言うのかな」

「・・・・・・」

「愛してる、とも言い合った」

「・・・・・・」


ぐるぐるぐるぐる思考を巡らすキョーコに、答えは二つだよ、とキスをして。


「恋人、もしくは、夫婦、だよね」

「!!ふう、ふ!!」


零れてしまうんじゃないかと思うくらい見開かれた瞳。

まんまるで綺麗な水晶のようなそれに、意味ありげに視線を送る。


「どっちが良い、かな?」


あうあうと言葉を紡げないキョーコに決断を迫る。

丸め込むよりも、追い込むほうが可哀相ではあるけれど。

きちんと自分で関係に名前を付けておかなければ、きっと彼女はまた歪曲してしまうだろうから。

だから、彼女に決めさせる。


「あ・・・あの・・・・」

「俺は夫婦でも、とっても嬉しいよ」

「あ・・・あの・・・・」

「ん?」


蓮は至極にこやかに、キョーコの顔を覗きこむ。

逃げられないし、誤魔化せない・・・・救いの無い状況に絶望を感じながらキョーコは意を決す。


「・・・・・・こいびと、でおねがいします」


なんて恥ずかしい言葉なんだろう。

キョーコは、まさか自分自身を表す言葉として、使う日がくるとは思いもしなかった。

顔から火が出る思いをしながらも、目の前にある端正な顔が、幸せに蕩けるように微笑んでいる。

それを見て、まぁ良かったっと感じてしまう単純な心に笑ってしまいそうになった。





関係にきちんと名前が付けられて。

お互いに送り合うキスはとても・・・・甘やかで蕩けてしまいそうな触れ合いだった。











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次回最終回!!と銘打ちたい。(予定は未定)



魂を削りながら、更新する理由はただ一つ!!

無性に書きたいパラレル話があるから( ´艸`)←

暗くてどーしょうもなくて、淡々と進んでいく、そんなパラレル!

需要はなさそうだけど、それが今の原動力(°∀°)b


だから、コンプラを頑張るの!