お世話になりっぱなしの、皆様へ。
昨日作ってどうしたものかと・・・・思ってましたが・・・・
本誌がネ申な展開過ぎる!という前情報の元、自分の妄想がそちら側にそれないうちにUPします。
昼ご飯もそこそこに、ずーーーーとスマホいじっていたお馬鹿なあたし←
笑ってやってください。
早く読みたい!!本誌!!!
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猫は、にゃぁって鳴くのが・・・・一般的よね?
うにゃぅとかも、ありかしら。
つぶらな瞳で見つめられたらたまらないし。
文句なしで、可愛いわよね~・・・・・・・・
そう思わない?
大好きな兄さん。
そう思いませんか?
敬愛する大先輩。
決して決して、私はにゃんこじゃありません!
そう、言えたら・・・・どんなに楽か。
でも・・・与えられた選択肢は、一つしかない。
見つめる瞳は楽しげに微笑んでいて、口元は意地悪に上がっている。
そんな遊んで!遊んで!!と言っているような彼の表情を拒否できる術を教えて欲しい。
(この人の方がよっぽど尻尾とか生えてそうなのに)
ここで自分に猫の真似事を強要するとは。
全く持って不可解。
ただの嫌がらせ兼お仕置きにしても、恥ずかしすぎるだろう。
猫耳がないだけ・・・・まし?
いやいや、そういうことではなくて。
アメショ設定でも良い・・・・わよね?
いやいやいや、そういうことでもない。
思考の小部屋から脱出を促すのは、先程からしつこいほどに促す彼。
そして、恩を知らない黒猫。
『セツ・・・・?』
にゃぁ・・・
さぁさぁ、早く!
これが正しい鳴き方だ!
そんな幻聴が聞こえてしまうくらいのタイミングの良さはなんなんだろう。
合わせ技でこられても、ただただ困惑するばかりなのに。
一人と一匹は絶妙なコンビネーションで、間にいる私を追い詰める。
一人は愛玩行為なのか、耳を撫でながら触れてきて。
一匹はおねむの時間なのか、膝の上でもぞもぞ動く。
声帯をようやく震わせて、出てきたのは・・・・・言語としての機能を持たない音。
それだけで、彼が満足するのかどうかは怪しいけれど。
これはお仕置きだからと自分に言い聞かせる。
『・・・・・・・・・・にゃ、ぁ・・・・・・・・・・』
途端に目を輝かせる彼に、心臓が止まりそうになったのは内緒。
『セツ・・・・』
『・・・・ん、にゃ』
『可愛い』
耳や頭に触れてくる指も。
輪郭をなぞるように滑る唇も。
これはお仕置きだから、他意はないから。
キョーコとしての溢れてしまいそうな想いを必死に閉じ込めて、なすがままになる。
だって雪花なら喜んで受け入れるはずだから。
大好きな兄さんにこんなことされたら、きっと喜ぶはずだから。
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ひとしきり、愛玩行為が終わったときには、もう私自身くったりで、これ以上なにもすることが出来そうもなかった。
膝の上にいた筈の黒猫は、いつの間にかツインベットの間に設置されたペットベットで悠々と就寝していた。
『・・・・あの子・・・いつの間に』
『お前が意識を遠くにやってる間に連れて行った』
兄さん、いつの間に・・・・
そして帰ってきても、抱きかかえてる状態は変わらないんですね。
・・・・・お仕置き、続行中?
この心地よくて、性質の悪い体温を。
この心地よくて、性質の悪い人肌を。
覚えてしまいそうで、怖い。
本当のペットのように、飼いならされてしまいそう。
『遠くにって・・・・気を失っていたわけじゃないわ』
『呼んでも返事をしなきゃ、同じだろう?』
言い返せなくて、抗議の意味を込めて、唇を突き出す。
それをはむっと指で摘まれ、強弱をつけて、くにくにと遊ばれる。
『んーッ』
痛くはないけど、こそばゆい。
やめてよ、と視線で訴えると、指が外され・・・・・ぺろりと、唇を舐められた。
『・・・・・兄さんはにゃんこじゃないでしょ?』
『美味しそうだったから』
『兄さんの方が・・・・美味しそうよ?』
荒れ狂う脳内を必死に鎮めて、雪花としての対応を探る。
私の言葉にきょとん、とした彼は・・・・
大好きな兄さんでも。
敬愛する先輩でも。
どちらでもないような、不思議な気がした。
『どこら辺が?』
『ちょっと厚くて、ぷりっとしてて、とってもセクシーで、とっても美味しそう』
うっとりと言いながら、それをなぞる。
『・・・・味見してみる?』
囁かれた言葉に従って、先程されたようにぺろりと舐める。
やっぱり美味しい。
そんな訳ないのに。
それでも、美味しい。
『美味し、い』
『そうか、良かった』
『ん』
本当の猫になったように、無心で何度も何度も・・・・ぺろりと舐めては、小さく歯を立てる。
途端にがたつく大きな身体。
『・・・・セツ・・・・寝るぞ』
『もう?』
『ぁあ、寝ないと夜が長くなる』
『意味わかんない』
目の奥にある揺れる感情は、なんなんだろう。
私が知りえることのない感情。
知りたいと。
求めたいと。
きっと思うことすら、おこがましい。
離れていった体温に変わって包まれたのは、薄手の毛布。
寂しいと思うということは、だいぶ彼の体温と人肌に慣れてしまったせいだろう。
せめて・・・・あの恩知らずな黒猫とでも良いから、体温を分け合いたいと思って目線を上げると、笑う彼と絡み合った。
『どうした・・・?』
知ってるくせに。
『黙ってちゃわからん・・・・』
嘘つき。
『寒い?』
もう、猫としてでも良いから、一緒にいて欲しい。
『・・・・セツ?』
少し、ほんの少しだけ、毛布を捲って、意思を伝える。
『・・・・・・にゃ、ぁ』
すぐに入ってきたのは、暖かくて大好きなヒトの熱。
飼い慣らされた後に待つ結末なんか知りたくなくて、ぎゅっと目を閉じる。
ぎゅっと抱きしめられる身体が、無性に切なくなった。
『兄さん・・・・ずっと一緒ね』
『お前が嫌だと言っても・・・・』
『約束よ』
覚悟が足りずに、嵌ってしまったのは・・・・
愚かな、私。
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やっぱりなんだかな。。
このお笑いテイストに仕上げたいのに、仕上がってくれないこの散々たる有様。
大人しく薄暗い話だけ書いてろってことか←