衝撃、という言葉が背筋を駆け巡る。










         俺は君を、愛してる。









なんの、寝言、であろうか。

なんの、戯言、であろうか。




彼が、私を        




ありえない。

ありえない!

ありえない!!



だって、彼は、「敦賀 蓮」たる人だから。

だから、私は、彼を、利用しようと・・・・決めたのに。


その誓いが、決意が、全て彼自身によって覆される。

愚かな想いに溺れる事など・・・・望んでいないのに。





**




唇の触れ合いは、とても甘く、二人を浸して。

確固たる想いを急速に、溶かす。


「俺は君を、愛してる」


何度目かの、祈りにも似た呟きと、苦しげな表情。

思わず叫んでしまった「敦賀 蓮」の名称に、何故だかとっても違和感が芽生えて。

そも違和感が、彼を苛んでいるようで。

心の奥が、きゅっとなる。


「あなたは、だれ・・・なの」


唇を離さずに伝える言葉は、身体の硬直すらもダイレクトに伝える。

固まる大きな身体。

愛おしいと想ってしまう事は、罪なのに。

止められない想いなど、あってはならないはずなのに。

それでも、募る想いは・・・・・前回感じた感情と、似ても似つかない。


「俺は・・・・おれは・・・・・」


泣いてしまうんではないかと思うくらいの、弱々しい声。

また、言葉を間違えてしまったと、こちらが泣きそうになる。


「ごめんなさい。貴方が誰でも良いと、言ったのは私なのに」


ふるふると、顔を横に振られた。

否定の言葉も、肯定の言葉も、上に乗った彼からは出てこない。

庇護欲がむくむくと沸き起こるのは、大変失礼なことだろう。

でもその、無防備さが。

奥に大事にしまいこんだ大切な箱の鍵を、かちゃりと外す。


「愚か者になっても・・・・」


口をついて出るのは、自分の願望。

止められない、あってはならない想い。


「それでも、私と一緒にいてくださいますか・・・」


心の奥のありったけの勇気を出して。

愚かな自分も。

浅はかな自分も。

全部全部、一緒にいて良いと言ってくれるだろうか。








「私と一緒に、いてくださいますか・・・」







否定の言葉を、指先で封じて。

言葉を、重ねる。

驚愕に揺れる双眸に少しだけ気を良くして、更にその奥に歓喜の色を見つける。

選択は、間違いではなかったのかもしれない。




もしかしたら、彼も。

自分を作る途中なのかもしれない。


一緒にいて、二人でお互いを作りあえば。

きっと、また世界は変わるはず。













******


キョコさんの気持ちの動きを知りたいわ!!って、お問い合わせが来ましてw

即席妄想ww

やっぱり粗が目立つけど、続き妄想は鮮度が命!!←