ボリビアのゴミの山から生まれたロボット | AHORA(アオラ)

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ボリビアの首都ラパスにほど近いアンデス高山地帯にパタカマヤ村はあります。


この地方には、標高の高さと街の明かりの影響を受けないことから、

1970年代初頭にソビエトの援助で天文台(パタカマヤ天文台)が建設されました。

 


世界で一番標高が高いところにある天文台です。

 

パタカマヤ村の貧しい家庭に16年前に生まれたたエステバン キスぺ少年。


彼こそがゴミ捨て場で拾った部品でロボットを作成し、有名になった天才少年です。

 

 

 

エステバン少年のロボット作成は、決して壊れた機械やロボットのリサイクルではなく、

一から生み出す”創作”。


ご家族は彼の創作活動のために、ゴミ捨て場で部品探しに必死だったそうです。

 

 

この”小さな天才”のストーリーは、次第にメディアで紹介されるようになりました。


彼が10歳の頃には、彼の実家の一部屋を利用した”ロボット ファクトリー”にてロボットの試作が行われ、お父さんや兄弟もその制作を手伝うようになっていったとか。

 

 


彼を一躍有名にしたのは、映画”ウォーリー(WALL-E)”の主人公に似たロボットを作成したことです。

 

 

その名もWall-Ekitt

 

小さなアンドロイドで、物を探したり障害物を避けることができます。


デザインもプログラムもエステバン少年が作成

しかもスマートフォンのアプリを通してコントロールもできます。

 

 

Wall-Ekittの前は、アメリカのテレビドラマ、ナイトライダーの車にすっかり魅せられて、

そのレプリカカーを作ったことも。(↑のビデオに出てきますよ)

 

 

エステバンのキスぺ家は、とっても質素な家庭のため、

幾度もせっかく作成したロボットを売らざるを得なかった辛い経験もしてきたそうです。

 


しかし今はボリビアの学生オリンピックにて優勝し、

大学でロボット工学を学ぶための奨学金も手にしました。

 

 

その上、地域でロボット作成教室を作り、その先生も務めるように。

 


今まで彼の技術を興味を持って見ていた人たちが、今度は彼の生徒となりました。

 

エステバンの夢の一つは、家族のために

ジャガイモの栽培をしてくれるロボットを作ること

 


農業は体力を使うし、お父さんは背中が悪いんだ。。。とエステバンは言います。

 


ジャガイモを植えて、収穫もしてくれるロボットがあれば、

彼のご両親がいる高山地方の農家の方々だけでなく、
世界の農業の助けとなるでしょうね。

 

 

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この記事はカルロス先生から寄せられました。

外国人のためのスペイン語講師として経験が豊富、

また言語学者でもあります。

 

 

カルロス先生

 

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