あたしは気づいてしまった。


母親から、

贈り物をもらった事を。


あたしが
一番持ってなかったもの。


人生を歩んで行く中で
一番大切なもの。



それを、気付かせてさもらった事を…。


『他者との境界線を引く。』


と言う事をだ…。



ウチの両親はあたしが幼い頃から


ケンカが絶えなくて、


あたしは母親から父親の


悪口を聞かされて育った。


だから、父親は悪い人。


大好きな母親を守らなくては…。


その影響で、


他者との境界線が曖昧になった。


誰か、困ってる人を見ると


あたしが、どうにかしないと…。


誰かから、

『こういた方がいいよ。』

と、言われると…


自分の意思とは関係なく、

その助言をすぐに採用してしまう。


その根っこには


母親のグチや不平不満。


あたしが助けないと。

あたしが幸せにしてあげないと。


自分の問題のように
聞いてしまうのだ。


そこが課題だった。


母親からグチを聞いても…


「それは母親の問題であって、
 あたしの問題でない。」


「だから、自分で解決して。」


「あたしに仲介に入ってもらうって
 期待しないで。」


あたしは

母親を守らなくてもいい。
助けなくてもいい。


何度も何度も

自分に言ってあげた。


少しずつ、時間をかけて…。


そうして、

境界線を引けるようになったのだ。


そうして、

生きやすくなったのだ。


意識を他者ではなく自分の方にだけ


向けるようになったのだ。



結果…、

すごい贈り物を母親から
もらったのだ。


心屋認定カウンセラー


あけみ