今回の墨人展では、
いろんなことを考えさせられた。
作品を見ながら、
人はそれぞれまったく違うものを見て、
違う方向に生きているんだと感じた。
・何を大切にしているのか
・どこを“作品の芯”と感じているのか
・どんな目で線を引いているのか
・何を表現したいのか
・これまでの経験や心の成熟度
技法を重んじる人。
呼吸や気脈を大切にする人。
生命のほとばしりを描きたい人。
形の根源を探る人。
ただ自由に書きたい人。
同じ「書」でも、
向いている方向は本当に違う。
技法や形式で見る人もいれば、
生命の在り方として作品を見る人もいる。
その中で、
自分が大切にしているものを見失わないこと。
それを静かに再確認した。
私は、
生命のほとばしりを書きたい。
そして、
その一点を静かに探求していく。
技法は基礎。
土台がないと、エネルギーは通らない。
だから、
必要なことはちゃんと学び、
日々、鍛練していく。
三番手・四番手の価値観は、
私の向かう場所とは違う。
そこに引っ張られると、
道がズレてしまうから。
今回の展示で、
自分の優先順位と向かう方向が、
前より少し、はっきりした気がする。
