今頃、映画「遠すぎた橋」を鑑賞する! | 猫さんダイアリー♪(=^・^=)

猫さんダイアリー♪(=^・^=)

老人よ、大志を抱け!

今頃、映画「遠すぎた橋」を鑑賞する!

1977年 イギリス アメリカ

 

 

1944年9月、オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠すべく連合軍のマーケット・ガーデン作戦が開始された。その全貌をオールスター・キャストで描いた大作で、巨費を投じた戦闘シーンや空挺部隊の降下シーンなどは迫力充分。ただ、広範囲に渡る話や地理関係がうまく整理されておらず、エピソードの串刺し的な印象を受ける。
 ノルマンディー上陸作戦から3ヶ月後の1944年9月、連合軍はドイツ軍がオランダへ撤退したの機に、そこへ空と陸の両方から攻めるマーケット・ガーデン作戦を展開し始める。オランダからドイツにかけての5つの橋を占拠し、ベルリンへ侵攻するのが狙いだった。現状でも敵の兵力は手強いことが懸念されたが、マーケット作戦を仕切るブラウニング中将はアーカート少将らに進撃を命じる。こうして空からはパラシュート部隊、陸からは大戦車部隊で攻勢。しかし、やはりドイツ軍の抵抗は凄まじく、要所である橋も破壊され、逆に連合軍が壊滅に追いやられていく…。

<allcinema>

 

これ、10代に観た記憶があるんです。すごくいい戦争映画だったという記憶が。

今でも憶えているのは、ロバート・レッドフォードが、矢鱈格好良かったのと、戦火で荒廃した街を見つめる医師ローレンス・オリビエのなんとも悲しそうな顔。。。

 

 

 

数十年ぶりに再度鑑賞したのですが、私の映画を観る目が肥えたのか、散漫な印象を受けました。それほどの名作とは言えませんね~

 

本当、当時の大スターが目白押しに出てまいります。

 

 

 

ロバート・レッドフォード、ジーン・ハックマン、ローレンス・オリヴィエ、エリオット・グールド、マイケル・ケイン、ダーク・ボガード、ショーン・コネリー、アンソニー・ホプキンス、マクシミリアン・シェル。。。

みんな、一人で主役を張れる大物ぞろい。アンソニー・ホプキンスに至っては、未だに現役。

 

 

でも、この当時は大スターだったライアン・オニールは、今では完全に忘れ去られた。何で?

 

 

 

 

主役級の俳優をこれだけ揃えたのだから、ギャラは相当なものだったろうし、戦争映画だから、製作費は莫大。商業的成功を収めないといけないという責務と、この映画の監督の狙いである反戦のメッセージがうまく噛み合っていないと感じました。そう、この映画の監督は、「ガンジー」(1982)で有名なリチャード・アッテンボローだったんですよね~。(私、この人、あんまり好きでない。)

 

 

恐らく、第二次世界大戦終結直後にこんな映画を作ったら、大ヒンシュクを買ったでしょう。「憎きナチスドイツをやっつけた!」と言う内容でないと、観客が承知しなったに違いない。連合軍側の作戦の失敗を中心に、戦争の悲惨さに焦点を当てた映画作りが許されるようになったのも、時間が過ぎて、過去を冷静に見れるようになったからだと思う。でも、やっぱりなんだか中途半端なんですよね~チュー

 

往年の大スターの顔が拝めるだけでも、観る価値はありますけどね。

星星星