成長についての話 | これからのはなし

これからのはなし

退職を伝えたことを機にはじめてみました。
どうぞ、よろしくお願いします。

おはようございます。

気づけば、今年もあと数える程となってしまいました。

まさに

「光陰矢の如し」
by :李益


であり、



「年老い易く、学成り難し 」

by:朱熹



であり、



「If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?」

「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?」
by:Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ)

ということを日々感じる毎日です。

/*————————————————————————————————————*/
ということで、今日は「成長について」の話です。

就職活動の時期に突入し、自分の企業を選ぶ軸は

「成長できる環境です!!」

と面接担当に豪語してみたり、

新入社員の方も入社してから半年以上経過してようやく会社にも馴れてきた自分に対して、

「成長できてるわー」

としみじみ感じてくる時期になってきたのではないでしょうか。

そんな気軽に使っている「成長」とは何を指しているのでしょうか?

「成長」と一言で行っても、

「目に見える成長」



「目に見えない成長」

の2つがあります。

前者の成長に付いては言わずもがなだと思うので、今回は言及しませんが、後者の成長とは何を持って「成長」と感じているのでしょうか?

高校時代のバスケットボールの監督の言葉ですが、

①できないことを、意識すればできるようになること


②意識すればできることを、意識しないでも出来るようになること

の2つだと考えています。

/*————————————————————————————————————*/

バスケットボールの世界に置き換えて少し、お話ししていきたいと思います。


初心者が最初につまづくポイントとして、


「左手のレイアップシュート」


があります。

通常、


右→左→ジャンプ


とステップを踏んでレイアップをするのですが、左手のレイアップの場合、


左→右→ジャンプ


といつもと逆のステップを踏むことになります。


ドリブルを付きながら、程よい場所からステップを踏み始めるのは意外とできず、カクカクしたステップになったり、トラベリングになったりします。


でも、反復練習を続けていれば頭で左、右と考えながらレイアップを成功できるようになります。


これが、①の成長です。
でも、この時点ではなかなか実践では使えずに結局右ドリブルばかりを多用してしまう要因となります。


さらに、ここから反復練習を続けていくと、特に意識しなくても踏切位置を調節できたり反射的にステップを踏むことができるようになります。


これが、②の成長です。
「身体が勝手に反応する」というレベルですね。


これは、仕事でも同じようなことが言えると思います。


・電話での応対
・適切な文章の書き方
・交渉の駆け引き
・必要な書類やデータの集め方やまとめ方


最初は何かを見ながらや誰かに確認しながら(意識しながら)でないと対応できなかったことが、話の流れから適切な判断を柔軟にこなす(意識しなくても)ことができるようになれる。


そんな時に、自分の成長を感じます。


「当たり前のことを当たり前にできる」


ということですね。


さらに、レベルが高い環境というのが、


「当たり前のレベルが高い」


ということです。


バスケットで言えば、


ガードがドライブしてディフェンスを引きつけた後のノーマークのシュートは決めて当たり前。


であったり、


アウトナンバーは確実に決めて当たり前。


であったり、


ディフェンスの方向付けは守って当たり前。


であったりします。


みんなの無意識の共通意識、


「普通これくらいできるでしょ。当たり前でしょ。」

という感覚が高いということが「レベルの高い環境」であり、そういった環境に身を置くことが「当たり前にできる」領域の拡大となります。




つまり「成長」には、自分の置かれている環境のレベルは非常に大きな影響を与えるものであります。
※優秀な人材を集めれば、勝手にみんなが成長していくという理論はこの辺りにあると思います。


成長を求めるのには、常に自分のスキルが陳腐化されるような場所に身を置くことが求められるのですが、そんな環境は自分に取って居心地の悪いものであります。

でも、居心地の悪い場所に自ら進んでいきたがる人はなかなかいません。
そして、行ったとしても続けることが難しいのが正直な所だと思います。


では、

「どうすれば、そういった環境に身を置きたくなるか」


「どうすれば、続けられるのか」


その辺りは、また明日書いていきたいと思います。





ご一読頂きまして、ありがとうございました。