いつも、このブログを読んでいただきましてありがとうございます。
今まで、自分の話とか、自分なりの成功するための方法等を書かさせていただいていましたが、なかなか、「サービスになっていない」という実感がありました。
もともと、自分の忘備録というか雑記帳みたいな形で始めましたのですが、やはり誰かの為になりたいという気持ちがありますので、一つのテーマのカテゴリーを作って内容を紹介・解説していきたい思っています。
そのカテゴリーはなにかというと、既にタイトルにもあるように
「統計学」
です。
最近、週刊ダイヤモンドでもこの「統計学」が取り上げられて、本屋さんの平積みに統計学の本が目立っているような気がします。
僕自身が大学時代に統計学を専攻していたこともあるので、世の中に統計学が浸透したりするのは少し嬉しい気持ちになりました。
でも、内容を見てみると、統計学をまなんだものであれば
「?」
となる内容もチラホラ見られたので、自分自身再度勉強を兼ねてこのブログで解説や考え方の紹介をしていきたいと思っています。
と、ここまで書かさせていただきましたが、今日はあまり統計学の話というよりも統計学が類する学問の「経済学」という分野について少し解説していきたいと思います。
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※これから、色々と紹介・解説していきたいと思いますが自分の私見等が混じってしまっていますがご容赦ください。一つの考え方としてみてもらえればと思います。
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まずはじめには、
そもそも、「経済学」とはどのような学問なのか
というところから始めていきたいと思います。
経済学とは
限られた(希少性を持った)「資源」の活用に関する
「効率性」
と
「公平性」
について学ぶ学問だと思っています。
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ここでの「資源」とは、物質的なモノ(ex.パンや鉄や米や金槌とか)や、時間(余暇の時間や労働の時間)やお金・人などが対象となります。
「何かを生産するために必要なもの」と書く方が分かりやすいかな?
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・「効率性」とは
「資源や財の配分においてムダが無いということ」と表されます。
例えば、世界の中に
・パンが4個
・人が2人(Aさん、Bさん)
だけという世界を仮定した場合の効率的なパンの配り方は
1.Aさんが0個、Bさんが4個
2.Aさんが1個、Bさんが3個
3.Aさんが2個、Bさんが2個
4.Aさんが3個、Bさんが1個
5.Aさんが4個、Bさんが0個
という組み合わせになります。
図にするとこんな感じです。
![これからのはなし](https://stat.ameba.jp/user_images/20130402/22/ahokei0927/85/9d/p/o0715049812485225799.png?caw=800)
赤線の軌跡を生産可能性フロンティアといって、この直線上が最大限効率化された配分の方法となります。
※今は分かりやすくするため直線にしていますが、生産可能性フロンティアは曲線となることがほとんどです。
青点の部分の配分方法(1,1)や(2,1)などでは、資源が余ってしまっていますし、緑点(3,2)や(4,4)などでは資源の数を上回っているので、配分することができません。
限りある(希少性ある)資源の効率的な分配の方法や割合を考えることが経済学の「効率性」を追求した部分となります。
この「効率性」の問題は、工場などの生産現場(設備と労働)や家計(投資と貯蓄)など様々な場面で考えるのに必要な考えとなります。
この効率性をどんどん考えていくと、限界費用や限界利益、損益分岐などにもつながっていきます。
・「公平性」とは
ここまで、「効率性」を重視して考えてきましたが、次にもう一つのテーマである「公平性」について見ていきましょう。
上記の世界の中で経済学の「効率性」を追求すれば、
(0,4)(1,3)(2,2)(3,1)(4,0)
という組み合わせになります。
しかし、(0,4)や(3,1)が「公平」言えるのかという問題となってきます。
この場合の「公平」という考え方は非常に難しく、一概に(2,2)だから正しいということはありません。
その人にとっては、1つで満足する人もいますし、3つもらっても満足しない人が出てきます。
ここでのポイントは
「人によって満足度(効用)は異なる」
というコトです。
こういったことを突き詰めていくと、価格を決める要因であったり、ライフワークバランス(労働と余暇)や富の分配などの分野につながってきます。
この「効率性」と「公平性」のバランスというのは、
限りある資源の分配方法=>企業の意思決定や個人の行動決定の指針(行動経済学)
につながってきます。
と、ここまで経済学というのはどのような学問かという部分を書いていきました。
で、何故経済学を学ぶ意義があるのかというと、
自分が今まで何が無く行動してきたことや、企業戦略なども経済学にて体系化されていることがあることが多々あります。
経済学に限らずになってしまいますが、やっぱり勉強することで、物事に対する視点を増やすことができます。
自分なりの切り口としての「経済学」を身につけてみてはいかがでしょうか。
次回から、テーマである「統計学」についてふれて行きたいと思います。
ご一読頂きまして、ありがとうございました。