西部多摩湖線
新宿からおよそ40分くらい
中央線と西武線をつなぐ
短い車両

暖かい日差しが入る
いつもより長くオレンジ色のイスに
座ってたい、たった数分の距離に
少しだけど魅力を感じる

お茶なんか持って弁当を朝早く
起きて作って食べに行きたいくらい
そしてその間に見える
白い窓からは何からともなく
暖かい趣きのある景色が観望できる

そして乗車する人は
みんな自然にどしっと音をたてて
いつもより深く座る
まるで身を委ねるように
どこからともなく溢れる安心感は
母のそれに近い、

「WEST LINE」

白い窓から流れるように
変わる暖かい景色がオレンジ色の
イスに座る人たちに温もりを与える

いつもと変わらない街並みなのに
心を委ねてしまう
生まれたての子供のように
どうしてだろう、安心感を
どこかに求めているような

幻と現実の間を結ぶ
その短い車両にはたくさんの人の
温もりを運んでいるんだろう
なにかで疲れた時には
オレンジ色のその席に心を委ねて

定期券の文字はどこか
春の暖かい風を仰ぐように
新たな芽をだすように
薄くなっていく

乗り過ごした時間は
微妙に長く、その間に街を
見渡すと懐かしい思いに
浸されてほっとする
過去には帰れないけど
いつでも前を見てられるのは
なんて思ってる

青い空に白い車両が
なにもないキャンパスに
色付けて僕たちに優しい未来
望んでいるような気がして
どこかに探す幸せの色

心のすみにある
本当の自分を無理やり探し出すん
ぢゃなくて電車でも乗るように
各駅停車でゆっくり
見つけ出してこう

end..
不安で不安でどうしようもなくなった
時、変なことを平気でしてしまう
それは自分から見れば普通のことの
ように錯覚に陥るほど窮地に
おいやられたからだ

しかも怖いことは
お腹が空いた、眠いなどといった
欲求が何もなくなる
最悪に悪い時は寒い、暑い、いたい
などといった感覚器官までもが
麻痺してしまう

支えといったものは
全てなくなっていくことが
1番怖いことだということ

「BLACK WHITE」

どうしようもない
不安が不安を呼ぶ
そんなふうにして負の連鎖が今
僕の心の奥に広い闇を作るんだ

すべての感覚器官をとめて
何もない自分だけの世界に
閉じ込められてしまう
普通が普通ぢゃなくなるように
空が曇り雨が降る

なんでもない笑顔や言葉が
どんなに大切かを知る
きっとそれは何もない明日に
怯えて震えてる自分の中の弱みなんだ
幸せを感じるだびになんだか
笑顔が溢れかえるよう

深い森に迷い込んだ
目の前にあるのは大きな洞窟
暗い暗いその穴に
何も未来などないだろう

そんなふうに決めつけて
自分で自分の道を狭べて
ただ苦しめているだけ
そんな人生、誰が選ぶの?

もう下をみて抱え込むのは
終わり、今日からは上をみて
首が痛いくらいに、ほら
見ているよう太陽の明かりが
そっと僕の心を照らす

なんでもない幸せが
どんなに幸せかを実感する
そんな些細な笑顔が心の灯火に
そっと火を灯すよ

end..
何もない平凡な日々を幸せに
感じるか、何もない平凡な日々に
嫌気がさしているか
双方のどちらかに属するとき
その人の将来が変わる

通常人間派と革命人間派
ことごとく予想を凌駕するのが
革命人間派
それに対して消費者になるのが
通常人間派

共存は可能
しかし同じ屋根の下での生活は
共にできない
地域が同じ程度くらいのレベルなら
可能である

通常人間派と革命人間派のお話

「usually human」

同じ顔して同じ言葉話して
同じ街に住む、おんなじように
笑っているのに、目の下のくまが
消えないの?

暗くしたその部屋に
何か新しい未来がみえるの?
僕には分からないその心の闇を
教えてくれないか

比べるようにして生きたくない
そんなふうに怯えたくない
誰もが楽しい日々な訳ないけれど
苦しい日々が続くけど
みんなその先の未来を見ていたいんだ

何もない日々に嫌気がさして
増えていく壁の穴
その穴の奥に見える悲しむ姿が
見えないなんて寂しいな

生まれたときから決まってるなんて
誰が言った?どんなに辛くたって
悲しくたって生きるしかない
生きてるだけで幸せだろう

存在の意味を探してる
そんなのただの言い訳
生きることへの逃亡は誰が幸せなの?
何も聞きたくない
耳塞いで隠れたくない
その本当の姿を見してくれよ

もたれかかる柵に
不安が生じる、そんな風に
どうでも良いことを考えて
生きていたい

end..