2017年5月15日に、下腹痛の為、個人病院に行ってから15日後の5月31日には


がんセンターにて、子宮頚がんの円錐切除手術を終えているとは想像もしていなかった。



家族や親しい友人にも、簡単な手術だから大丈夫だよと強がり、お見舞いも断っていたけど、

本当は怖くてたまらなかった。

円錐切除だけでなく、次回の子宮全摘、卵巣摘出について、ネットでは悪い情報しか目に入らず、悪い結果しか想像出来くなっていた。


円錐切除手術は、前日22時以降絶食。24時以降絶飲食。
手術当日、既に朝から空腹を感じながら、

午後からの手術に備え、母親が早くから来てくれたので、お喋りしながら手術準備へ

点滴や、バレリーナのような白色弾性ストッキングを履き、手術着に着替える。

その後、恐れ多くもベッドで手術室へ移動。

手術中、聞きたい曲があればCD持参くださいと言われてたけど、

なんだかそれも恥ずかしくて断り、
『曲の選曲はお任せします。あ、でも軽快な曲で』

と言っていたら、手術室のBGMは星野源の「恋」だった。
うーん軽快だ。

少し肌寒かったので、布団2枚追加してもらい、ズドーーーンとする局部麻酔。

足がポカポカしてきて、感覚が無くなってきたけど、手術しているのは分かる。
少し経ち、前もってお願いしていた少し眠くなる麻酔をしてもらう。

麻酔も合わせ約1時間で手術は終了。

麻酔が切れてきた頃に、腹痛を感じる。

手術の痛みと、卵巣腫瘍の張りが同時にきて、痛み止めをお願いした。
座薬だけでは足らず、点滴も。

この日も絶食だったが、痛みがあったので食べれる状態ではなかった。

あいにく、この日まで部屋が空かず大部屋だった為、痛いと声もあげれず、ひたすら我慢していたが、

翌日は個室が空き、のんびり身体を休めることが出来た。

主治医の先生が回診に来られた時、
『質問は無いですか?』
と言われたので

『あのぉ。次回開腹しますよねぇ?
一緒に盲腸取ってもらえませんか?』

と、聞いてみた。

どうせ開腹するなら一石二鳥ではないか。


先生は、
『卵巣が良性であれば盲腸は取りませんが、

もし悪性で粘液性のものであれば、転移の可能性もあるので、盲腸も取ることは可能ですよ』

と仰った。

良性を願っているが、悪性なら盲腸も取ってもらえるのは、つらい結果へのご褒美に感じた。