最初に飛び込んできたのがコレ

そういうことかと、Xポストの理由が判明する

 

 

夏休みに入りにぎわう羽田空港第3ターミナル到着ロビー。そこから羽田エアポートガーデンへの連絡通路の柱にずらっと並んだデジタルサイネージ。20、30秒で画面が切り替わる。この画面、タイミングよく撮るの大変。数分、サイネージの前にスタンバっていたら撮れるけどね。通路だからサイネージの前にずっといるのはちょっと、、慌てて撮ったから上も下も切れとる。撮り直さないズボラさ笑

 

12時半からということで、11時頃に空港に到着。ご飯をゆっくり食べて時間になったら現場に行くことにしていた。ギリに行って迷わないよう、まずは現場を確認しに行く。と、そこには列が、、、、。

驚いたことが2つ。

1つは場所。連絡通路の窓際にピアノが設置されている。普段はストピとして使うのであればそれでもいいかもしれないが、ここでイベントをやるには無理があるやろと不安に思う。

2つ目は列。開始1時間半前から百人以上並んでいる。彼はほぼ告知しないし、したとしても直前告知。今までこういうイベントに出向いたことがなく事前知識なしだったので、その状況にビビる。何時から並んでいるか知らないけれど、少なくとも今から1時間半はある。それまで立ち続けるのか、、。スゴイ

 

現場の状況を見て思うに、「通路」なので人の通るスペースは確保したうえで行う。ということはピアノを囲むように仕切ってやるんだろうけど、ピアノは座って弾く、観客は立って聞く。ん?後ろのほうは見えないじゃん。ガビーン

と思いつつも、1時間半前でその特等席を陣取れる人々は既に確定しているので今更感。厳しいね。と思いながら羽田エアポートガーデンのレストランで食事をする。その時もまだギリに行く気だった(並ぶの嫌いなヘタレなんで、、)。弾き姿を見るのはあきらめたが聞くのをあきらめたわけではない。視聴スペースのキャパオーバーで締め切られていたらまずいので、30分前に再度様子を見に行く。列はどんどん伸びていたが、警備員が並ぶのを誘導している、ということはまだセーフ。

あと30分ある。並ぶべきかどうするか悩む。悩んでいる間も列は伸びていく。焦る。やはりキャパオーバーになるのが一番困る。何度も言うが、「連絡通路」なのでエリア外で立ち止まることは許されない。となるとなんとしてもその視聴エリアには入る必要あり。一瞬悩んだが、並ぶことを決意。

 

待つこと30分。待つのって長く感じるよね。1刻1秒が

待ちに待った12時半。列は進まず。それから10分後、列がざわつき始める。彼が現場に到着したことを察知。そして、子供が彼の名前を叫ぶ。スマホを持つ手がばらばらと上がる。人の体も縦横に動く。

しかーし、自分の場所からピアノの場所までは遠すぎる。ここでじたばたしても1㎜も彼の姿は見えない。そこからしばらくして列が動き出す。

ピアノを囲むように2ブロックに区切られたエリアに流される。流された後は好きなところに位置どる。

だよね。思った通り後方。4,5列目。彼の姿は隙間から辛うじてちらほら部分的に見える程度。ラッキーだったのは、彼が立っている時間がそこそこあったこと。それも自分から近い側(そちらに連絡通路側への出口が確保されていたのと道具入れのスーツケースがこちら側にあったため)をちょろちょろしてくれたこと。観客側を凝視することもあり、ただ客を見ているのではなく、全体の状況確認、子供を見つけて前列に誘導する。連絡通路側の一般の人の流れにも気を配っていたのだと思う。

グラサンしているゆえに視線がわからない。それでこちら側を向くと自分を見ているような錯覚に陥るw

 

こんなに近くで見たのは、それこそ4年前のあさぴさんとJacobさんと3人で行ったコンサート以来だったので超久々の「間近」。その時の彼は口角を上げてニコニコとご機嫌な黒髪の青年だった。昨日目の前にいた青年は、何と言ったらいいか、もちろん動画そのままの形、そこになんの違い、差もないクールな青年だったが、実際は画面越しよりももっと、とてつもなく美しい青年だった。彼の一挙手一投足に目が離せない。彼のスタッフと話す、カメラをチェックする、スーツケースから取り出す、携帯をいじる、誰かと通話し話している、主催者側スタッフと話す、子供と会話する(その時だけは表情が朗らか)、そしてピアノを弾く。観客への投げかけ、会話はほぼなし。

「スタート」の合図も何もなくいきなり弾き始める。メドレー多めで彼のレパートリー曲

 

印象としては、試弾しているように感じた。ピアノの特徴をつかむ、レパートリー曲のアレンジを試す、という感じ。溜めたり、部分的に引き直したりと、気負うことなく家で弾いているかの如くさらっと弾いている。音数の多さ、ゴージャスさは堅持。演奏は長めだったり、短めだったり。途中途中で携帯を確認したり、周りを確認したり。おそらく、「12:30~14:00」の間にテディさんが来る、というのが決まっていただけで、いつ現れるのかは不明だったんだと思う。

弾き始めてしばらくして、「今日は海外の大物アーティストの方がくるかもしれません。」と観客に向けて投げかけた。その後観客とのやり取りは、子供からのリクエストと、1回だけ観客からのリクエストを受け付ける、くらい。観客からのリクエストは3曲をメドレーで披露

 

14時近くになり主催者スタッフが彼に合図する。そろそろか

曲調ががらっと変わる。あきらかに彼のレバートリーではない曲。なんの曲かはわからない。

そこにさっそうを現れる、テディさん+3人。1人はマネージャ、1人はボディガード、1人は通訳を兼ねたコーディネータ、だろうか。テディさんが演奏する彼の背後から近づき横から声をかける。そしてグータッチ、何かを話しながら、いきなり歌いだす。一発でタダモノではないことを理解する。

 

ピンクのキャップに黒の分厚いパーカーに半ズボン、恐竜柄のバックパック。黒のパーカーをピンクのキャップにかぶせてかぶっていたんだけど、それだけ脱いで顔出し。バックパックは背負ったまま歌う。でかい人を想像していたが、(横幅はでかかったが)縦は彼より低かったと思う。たっぷりとしたひげと頭が年齢不詳感。調べたら31歳?びっくり、日本人の感覚からしたら貫禄ありすぎっす。動画で見ると50、60代といわれても違和感ないくらいだが、実際はそこまでではなかった。30代と言われたらまぁそうですかという感じ。

いろいろ情報脱線多くてスマヌ

 

テディさんのことも知らなければ、曲も知らない。なんの曲を演奏しているかもわからないので当然曲の展開もわからない。結構複雑な曲だった。ググると、今注目されているシンガーソングライターとのこと。シンガーソングライターってそれぞれ独自性強いので、難しい曲が多いよね(勝手なイメージ)。

彼と洋楽との関係はほぼ知らない。ゆえに好んでは聞かないのだと思っていた(勝手なイメージ)。

テディさん、すごい気持ちよさそうに大声量でのびやかに表現力豊かに歌っていたよ。あまりの声量に最前列の子供たち、大丈夫か??と若干心配したw

 

彼のソロパートのところ、気に入ったようで、演奏さなかにしきりにほめていた。わざわざ離れて立っているマネージャーにもそのことを伝える。聞いているほうはさ、曲を知らんからソロパートが始まったこともすぐには気が付かない。テディさんの様子でそれを察するというw

 

1曲演奏し終わったところで、大歓声に包まれながら彼とテディさんが会話しハグを交わす。こちらを背に彼と会話しているので何を言っているのかわからんが、ほめたたえている様子はうかがえた。記念撮影もし、これからどうなる?と見ていたら、え?耳コピ?? 彼がいつものごとく携帯をいじりスピーカーを耳にあて、ピアノをポロンポロンと弾く。ほんの1分程度。そして2曲目がスタート。もちろんこっちの曲も知らん。観客も静かに視聴する。後奏部分に彼のソロアレンジが入っていたようでテディさんも大喜び。

そして1曲目と同様、大歓声。彼と会話、挨拶を交わし、テディさんご一行はさっそうと去っていく。

 

今回のコラボ演奏、もちろんテディさんの歌はあっけにとられるほどすんごかったんだけど、それよりなにより驚いたのは、彼のONの入り。前半のテディさん待ちの演奏とテディさん伴奏とで、同一人物ですか??というくらいの差があった。彼がXポストで投げかけていたけれど、彼のファンでテディさんファンってどれくらいいるんだろう?(ほぼ皆無では)、と思うほど親和性なく別物の音楽。

リズムにしろメロディにしろ、まったく聞きなれない曲。その曲の伴奏、アレンジって、とんでもなくない?

いや、彼が実は洋楽もよく聞いていて、テディさんもチェックしていますよ、というのであれば話は別だが。十中八九違うと思っている(Xポストからすると)。ということを前提に語ると、そんなので、あんなムズイ曲弾けるのか?邦楽の曲構成ともちょっと違うような、つまりAメロ、Bメロ、Cメロみたいなのではなく、よくわからない構成。あの場で1回しか聞いていないので、わからなかっただけかもしれないが、その場ではそう感じた。

 

まじで彼の伴奏、カッケーーー。当然ですが、譜面なし。テディさんもほれぼれするくらいの出来の良さ。

彼は本当に歌の伴奏がうまい。いや、伴奏という脇役じゃないんだよな。まさしくセッションなのよ。歌もメイン。ピアノもメイン。メインとメインの融合。どちらも際立って聞こえる。

バランスが非常に難しいと思うわ。ちょっと”引く”とただの伴奏になり、ちょっと”出る”と歌を邪魔する。歌を聴かせつつピアノも聴かせる。ほんとに見事。

並びも含めて2時間立ちっぱだったけれど、このセッションを直で目の前で聞けたこと、行ってよかったと心から思う。

 

テディさん、ガーデン側から歩いてきて彼とセッションし、空港の方に向かったので、おそらくガーデンのホテルに泊まり出発前に立ち寄るというコーディネートがされたんじゃないかと推測。情報あさればもう少し確度高められるかもしれないが、まぁいいか。

で、テディさんが立ち去った後、観客の中の何人かが「アンコール」と発した。

それに対し彼は「全力疾走したのでもう無理です。今のがアンコールです。」というようなことを言った。

それには納得。ほんとに全力出し切っていたと思う。これだけON/OFFが違うというのを目の当たりにして、彼のプロとしての仕事を見せてもらったように思う。

 

今のがアンコールということは、やはり2曲目は予定外、その場でテディさんから申し出がありその場で引き受けた、そんなやり取りだったんだろう。そういうことも想定しある程度耳コピして頭には入っていたのかもしれないが、その場で確認していたところを見ると、7,8割頭にあり残りをその場で補完したのであろう。完璧に覚え練習し準備万端、万全を期す、というのだけがプロだとは思わない。プロの時間は有限であり貴重、予定外である”万が一”にはその場で対応する、それだけのスキルと構えがある。そういった基盤を持ちあわせているからこそ期待に応えられる、それがプロだと思う。これはプロの仕事だとつくづく感じたわ

終わるとすぐに主催者スタッフと共に空港のほうへと去っていった。仕事を完璧にこなして颯爽と去る。すべてがカッケーーでした。

 

 

 

一つ気になったこと

1か所だけ設けられた一般の人が行き来する連絡通路側への出入り口。彼は何度かそこを行き来し、連絡通路側にいる主催者スタッフと会話を交わしていた。その出入り口が狭いので彼と観客の距離が最も近くなる。うぉーーってのけぞるほど。で、当然のことながらスマホを向けるわけですわ。彼の顔、10㎝20㎝のところにカメラがあるのよ。自分が彼の立場だったらって思うと怖くない?見知らぬ人にそんな極近距離で撮影されるって。

気持ちはよくわかる。理性吹っ飛ぶのもわかる。そんな状況になったら舞い上がって自分を見失うのもよくわかる。彼にとってはそんなこと日常茶飯事でいちいち気にしてられないというところもあるかもしれないが、傍から見ていると異常なことだと思う。有名人だとしても一個人、「人」としての接し方は節度が欲しい。

 

イベントとはいえ初めて彼のストピに立ち会えた。起こることすべてが初体験。比較的皆、彼との距離感わきまえているなと思っていたが、チャンス到来時には抑えていた理性は爆発する。そんな瞬間を目撃したわw

スマホで撮影し続けている人は思ったよりは多くなかった。3分の1くらいかな。個人的にはスマホを向けないほうが好み?だし、そちらの方がメジャーに見えたのでそこは少しうれしい。

 

 

 

ともあれ彼の洋楽はレア。その生セッションにストピで立ち会えたのは感無量、新鮮味半端ない

ぜひ動画で多くの人に共有してほしいと思う