世間知らず

あ、すいません。自分の前回記事に反応する変人の独り言です

「彼は”世間知らず”ではない」ことについて追加で考察

 

若干20歳で上京独り立ち

何も「知らず」に「なんとかなるやろ」でやってみて、当然のように失敗、それは「世間知らず」と言われても仕方がない

 

彼の場合

15歳で業界と関わり、同業者との交流、判断するための材料、情報は時間をかけ取得、熟考し準備を重ねてきたことなんだろうと思う。

上京時にどこまで「やれる」と確信があってのことかわからないが、自らいろんな人にアクセスし断られて、世間は甘くないということを諭され実感し

「世間」「社会」というものを漠然とつかんだ上での実行、そして自らの「経験」と「努力」「センス」でつかんだ成功だったのではなかろうか。


一般的に若い=経験浅い=世間知らずという短絡的な固定概念はあるのは事実。しかしながら、彼の一挙手一投足を知るコアなファンであればこのような判断はしないと思っている。

コアなファンかどうか、その差がこの発言に現れたか。

 

 

 

 

コンサートがある日はそわそわするのはファンあるあるでしょうか

告知自体も少なく、当日の発信も少ない彼

今回はグッズ販売の告知と終了報告のみ(感想等プラス情報なしの通常運転w)

それでもペンラの海、少し雰囲気が垣間見れてアガりましたよ

 

SNSやブログなどちらほら見させていただいたところ、ご機嫌、リラックスした様子だったようで何より。

日夜ネット上、顔が見えない”敵”と闘っているのだろうから、目の前にいる生身の人間に心が緩んだのかもしれないね。

 

コンサートかー、懐かしい。Zeppが最後だもんな

コンサートの余韻は後引く

記憶力は有限だから何度も反復して刻み込まなければと脳みそが反応するのか、ずっと考え浸るという

 

思うに。彼にとってコンサート、って特別なモノではないんだろうなと思う

ストピの延長くらいのものな気がする。料金設定からもそれがうかがえる

これで稼ごうという気はない。会場代の費用回収。本人へのギャラは度外視なんじゃないかな

Zeppは別として。あれは一種の「実験」なので別モノ扱い。


ピアニストであれば誰もが望む晴れ舞台。何か月もかけて念入りに準備。その報奨として、スタンディングオーベーション、熱狂する観客、これでもかという賛美称賛の嵐を得る。

クラッシックのコンサートと言えばこんな感じのイメージ

小さいころから長時間の練習、鍛錬を重ね、激しい過当競争を勝ち抜いたごく一握りの人たち、そんなスペシャルな人財がその恩恵を享受するのは当然じゃないですか

 

で、彼。違うよね

コンサートはファンや依頼主からの要望を受け、ファンサや慈善事業?としてメインの配信活動に支障がない範囲で軽くやる

観客を熱狂させたいというより、むしろ自分が楽しみたい派?

観客を盛り上げるより自分を盛り上げたい?弾きながらもいろんなアイデア、アレンジの組み立てをしてるのだと思う。

 

彼のファンが期待してるのはまさにそれ。

譜面通りに完璧に演奏すること、を望んでいるわけではない。それを望むのであればそれは彼ではない別の人をターゲットとすべき。

「普段着の彼」、肩ひじを張らずリラックスした中で、彼の感性で奏でられる彼の音楽、その場で生まれるアレンジを同じ空間で共有できるというのはこれ以上の至福はない。と思う。

次は再来週の神奈川フィルとの共演。待ちに待ったコンサート、楽しみだ

 

 

 

 

ぼっちちゃん

25分の大作

リアタイ皆勤賞ですが毎回昼食時間と被ってなかなか時間が読めず行動がむずくなってるんですけどーwww それはどうでもいいとして、

いやホント次から次へとスゴイわ。このアイデア、企画、実演、動画づくり

これできる人他にいる?「できる」っていろんな意味でね

本人に起因するところもあるし、協力者もあるし、諸々

いないっしょ

 

コメント欄も想定通り、きっと。こういう賛否両論が欲しいんだろうと思う。

賞賛一辺倒ではなく

否定があっても応戦、荒れることなくそれぞれが思うところ、自身の体験を踏まえ感想を述べる。このなんというか、何の忖度も意図もなく、つい言いたくなった、琴線に触れた、シンクロした、そういう感じ。いいよね

Pチャンの感想も同じ部類ではあるんだけど否定が極端に少ないのと、語彙力の乏しさ、これはネットピアニストの動画すべてに共通することだが、このバリエーションのなさが多様性のなさを物語り結果的に偏り、排他的な見えないバリアを築いていくんだろう。コンテンツの特質上、致し方ないところはある。

が、エンタメチャンネルでは「それはすんな」と要請、統制をとった効果が結果に表れている。

 

 

この動画の真意

完全な憶測だけど50、60点を目指していたんじゃないかな。

1週間でも必死にやったらここまでできるという楽器初心者に勇気を与えたくて。

結果として35点。内心ショックもあったと思う。でもそこはプロに対する称賛に転換し、やり遂げる努力と熱意に敬意を表すという方にもっていった。

 

しかしながらこれは単に楽器初心者に向けたものだけではない

楽器をよりどころとする孤独な若者に向けたもの

 

彼はいろんな側面を持っているけど、その中の一つに「過去の自分」というテーマがあるのだと思っている。

”ピアノを辞めようと思った”動画の中でも「全く楽しいことも何もなかったけど続けてきたから今がある」と言っている。今回のテーマもまさにこれなんだと思う。

その時声に出せなかった救われなかった苦しい思いを忘れてはいない。

そしてその気持ちを今その年代で同じ境遇にある人、”ぼっちちゃん”に向けてエールを送る。

 

彼のエンタメという土俵上で彼が持つ1つの重いテーマを取り上げメッセージを打ち出す。知名度と影響力により得た説得力を、弱者を救うことに活かす。

そんな風に見える。こういう一面もまさに彼だからこそ、彼だけにしかできない所業。

 

ヲタク気質、好きなことを続けられる力、

その一方で人間関係、孤独などつらいことも多き人生

良きも悪きもそれらすべてが「人としての幅」を形成し、登録者200万人超を成す原動力になっていると思う。

ヲタクなど限定的なテーマを扱いつつも、一部の人にだけに通じるものではなくそれを万人にも受け入れられるエンタメの昇華できるのが彼の才能でありセンス

 

 

冒頭の「世間知らず」に戻って

改めて思うに。彼は世間をよく知っている。人の心のつかみ方、動かし方を知っている。人とうまくいかなかったからこそ、分析や思考、人への理解を誰よりも深くやったのだと思う。ゆえに見落とされがちな弱者へも目が向けることができる。

「過去の自分」という”貴重な経験”がここで生きている。

 

 

様々なアンチ行為、悪意にも折れず、第一線で誰よりも幅広く挑み続ける彼を心から尊敬する

 

 

 

 

弱きものへの感度が並外れて高いこと

誰にとってもすべての人にとって心地よい世界を作りたいという理想に真っ向から挑む

 

他の誰かではない

コアなファンが彼から目を離せない理由

人としての深み。それも一つの要因か。と