私のその思いは私の中では当たり前で、自分にそう言い聞かせていたんです
その生徒さんは『別の習い事もしてるんだけど、そこの先生は資料もなくて全て口頭だし、何なら当日必要な材料も足りなかったりするんだけど全然平気な感じなんです』って言われたんです
そのことを聞いたときの私は『それでもいいの?』って聞きたかったほどです
当時の私のような考え方はお金に対して常に緊張状態にあるようなもので、自らの心身を疲れさせてストレスをため、苦しくて疲弊していくという負のスパイラルそのものでした
そんな考え方になったと思うキッカケは私が働いていた会社での評価の仕方によるものが大きいと気づいたんです
私が若かりし頃の日本の多くの企業では、年功序列を前提とした「職能給」が採用されていました
つまり、会社に入って経験を積むことでお給料が上がっていくというもので、頑張っても頑張らなくても年々ある程度お給料は上がるという仕組みです
もちろん、頑張った人は昇進できるのでお給料は上りますけどね
近年では成果主義型の賃金形態である「職務給」へとシフトする企業も増えていますよね
私が勤めていた会社は「職務給」つまり「能力給」というもので毎年自分の働きを評価されてお給料が決まりました
実際、部長より給与の高い課長も存在していたんです
そんな社会人生活をしていたのも私の義務感を助長させていたのかもしれません
お金に対しての義務感に縛られていた私は臨機応変に対応していける柔軟性に欠けていたんですね
『やわらかあたま』という柔軟な考え方ができたらもっと気楽になれます
それには自分の考え方ってどんなものかを振り返ってみるのも大事ですよ
『やわらかあたま』でいきましょう!
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