※ 妄想小説です
実在する人物・地名・団体とは一切関係ありません
BL的表現を含みます。
翔side
※ここからは翔くんの妄想が暴走します。
智の後輩…💙
それって先輩とのラブストーリーの始まりってことだよね?
良いなぁ~。
ちょっとやんちゃな先輩になぜか気に入られるっていう設定?
あ、俺もやんちゃかもしれないな。
昼休みに遊びに来た先輩(智)に肩とか組まれてドキドキしちゃったりして💙
そんでもって、仲良くしている智の友達に嫉妬したり?
そんな淡い恋心を先輩(智)は全然気づいてくれなくて拗ねてしまったり…。
あ、なんか妄想しているだけで切なくなってきた。
様子の変な俺を心配して声を掛けてくれた智に思い切って告白する!?
いやー出来るかな…?
高校生でしょ?
怖くなって出来ないかも?
ってグダグダしてたら、智の方から
「好きなんだよ…お前が…!
もうずっとただの後輩だんて思えなくなってた」
とかなんとか言ってくれたりして!
や、ヤバい…!
場面的には、夕暮れ時の河川敷でしょ。
落ち込む俺を追いかけてきた智が、勢いに任せて愛の告白!
うーん!!最高じゃん~!
俺はもちろんその場で智に抱き着くよね!
そして、2人の甘ーい初キッス❤️💙
良い!!凄く良い!!
「…おい…ッ!しょう…翔ってば!」
「え、なに?先輩♡」
「誰が先輩だよ。
お前、顔やばいぞ」
…ハッ!
智が「後輩になるんだぞ」なんて言うから、つい妄想に浸ったちゃったじゃん。
本人を前にして、ありそうでない、なそうさうでありそうなパラレルワールドに足を突っ込んでいた。
「えーっと、ごめん!
なんだっけ?」
そう謝りつつも頭の中の智先輩が消えてくれない。
良いよな~、青い春の恋物語。
高校生同士のお付き合いなんて甘さしかないだろうし!!
「翔、お前なんか変なこと考えているだろ?」
「え!?
やだなぁ、そんな変な事なんて全く考えていないよ?」
「ホントかぁ?
にしては顔がゆるゆるしっぱなしだけどな」
「それはその…。
高校生の智はさぞかし可愛かっただろうなぁって」
「またそれか。
今とあんま変わんねぇと思うけどな。
それに…」
「それに?」
「いや、なんでもない」
「ねえ、もっと写真ないの?」
「小さい頃のはほら…ここに」
「あ~。良いねぇ。
智4歳って書いてある!
なんだろ?これはお遊戯会?」
「みたいだな」
小さな舞台上に、白い全身タイツを着た智を発見!
左隅に居て、何人か同じ恰好をしている子がいる。
頭の上には長い耳の飾り。
俺の目には妖精のように愛らしく見えてしまう❤️
てか、これ何に変身しているんだろう?
「全身白タイツ!
可愛いねぇ…。
智はなんの役なの?」
「うさぎの役だな、これ」
「覚えているの?」
「ん~。
なんとなく?
確か立候補したんだよ」
「うさぎの役に?
どうして?
王子様とかじゃなくて?」
「うさぎはいっぱい踊る役だったんだよ。
踊るって言ってもピョンピョン跳ねてばっかだけど。
それがかっこよく見えてさ」
「へぇ~!
じゃその頃から踊りが好きだったんだね!」
「かもしれないな」
「それにしても本当に可愛いよ。
王子さまもお姫さまも霞んじゃうくらい」
「んははッ…!
お前、いくらなんでも欲目が過ぎるぞ」
「しょうがないでしょ。
俺には智が一番なんだから!」
「…ッ、
ホント…、この人たらしめ…」
「え?なんか言った?」
「なんでもねーよ。
そろそろ良いだろ?」
「やだよー。
まだ見始めたばっかじゃん!
全写真制覇しないと!」
「おい、全部なんて見てたら日が暮れちまうぞ?」
「…うッ…それはそれで勿体ないな」
「だろ?」
「うーん。
でも全部見たい!」
「はぁ…ったく…」
呆れるようにため息を吐かれたけど…。見たい物は見たいんだよ。
だってこの写真1枚1枚に智の歴史が詰まっているんだよ?
それって俺にとっては、なにより貴重なストーリーだもん。
智フェチの俺としては垂涎ものの資料なんだよ。
「もう少しだけ良いでしょ?」
ちょっとだけぶりっ子しておねだりしてしまう。
智はめんどくさそうな顔したけど…。
ね?ね?っとダメ押ししたら、口元をほころばせて
「しょーがねーなー」って許してくれた。
幼い智を見るのも良いけど、その笑顔も最高に好き!って思う俺はやっぱどうしようもない智フェチだよ💙
※12月に突入しましたね〜。
年末まで色々忙しなくなりそうなので
こちらのお部屋は休みがちになりそうです。
今年ものんびりペースで大掃除🧹します〜。
明日と明後日はお休み致しますね〜。