もう一本の135mm"Canon 135mm F2.5"です

ずっしりと重くガラスと金属の塊感がいっぱいです

どのような経緯で購入したか，あんまり記憶がないのですが，，，

55mmと300mmの間のレンズが欲しかったのでは，，と思います

FDレンズとしてそこそこ評判の良いモノのようです

全体にきれいで，傷・クモリ・カビもなくいい感じです

その写りは，まず遠景

ピクセル等倍で拡大すると

この日は霧雨で視界が効かなかったのですが見えるところはカッチリ見えてます

これも拡大すると

遠くのビルの影がうっすらではあるけど滲むことなく見えてます

やや近いところのビルは霞んではいるもののかなりはっきり見えてます

桜があんまりピリッとしてませんが，レンズやα7Sの解像度の問題というよりも私の腕(はっきり言えばピンボケ)のせいでしょう

雨の中でこれだけ見えれば十分でしょう

色合いもCanonらしく濃いところが雨の日の落ち着きを見せてます

つぎに，少し寄ったところは

濃い色が好きです

かと思えば色のコントラストを抑えたすっきりとした絵もいいです

左の壁とかドアの濃い目の渋い色合いがアクセントになってますが，ここが眠い感じだと全体がぼんやりしてしまうのを引き締めています

モノトーンっぽい絵も描写がしっかりしているのでドキドキします

こんなふうに，遠くのものを引き寄せたり

「ザ望遠」って感じも撮れる，両方できるレンズですね

渋いけれどもくすんではいない，絶妙な色合いです

金属の質感が際立っていて感動的です

これも全体的に落ち着いた色合いにタイルの赤が美しいコントラストになってます

（私ってシャッターを押すとき左に傾きがちのようです）

雨の日だったせいか落ち着いた，でも，色味の深い絵が撮れました

次はクローズアップですが，この頃のレンズは最短距離があまり短くなくて，これも１mぐらいなので絵の大きさとしては標準レンズとあまり変わりがありません．遠くから撮れる利点はありますが，，，

光が満遍なく回っているためか色がきれいに出てます

階調も豊かで滲みもないけれどもカリカリしていない，絶妙なバランスですね

真ん中にウグイスが映ってますがそこを拡大すると

逆光なのに模様も羽もいい感じで写ってます

降る雨が見えますね

背景が明るくても滲んだり濁ったりすることなく雨の日の優しさが感じられます

前も後ろもボケ加減がいいですね

とろけるような濃さはなく，ふわっとあったかです

Canonらしいといえるのかな〜〜

すきな描写です

感覚的にはNikkorよりCanon，LeitzよりZeis です

Canon FD 135mm F2.5