ロシア玉 Helios103 53mmF1.8 です

旧コンタックスマウントです.これはAmedeo製アダプターに付くのです!!

さらに,後で出てくるJupiter8も ebayで買ったものは付いたのでした!!なので,モノによっては付くということですか??(後で書いてあることが本当ならば,この個体は最終期のものですが,Jupiter8の方はシリアル番号が52から始まっているので1952年製ということになり年代の差で,付く付かないが変わるのでもないようです)

ともあれ

これですが,銘板がついてません

製造途中にこの銘柄が製造中止になり部品状態のため,激安とのことでした

ほんとかな??テキヤの啖呵売みたいですが,,,銘板もないため本当にHelios103かどうかも怪しいと言えばアヤシイ.ま,作りの感じとかはネットで見るものとほぼ同じようです

で,フィルター枠が無いためフィルターやフード,キャップがつきません.キャップだけでもと思い引き伸ばしレンズ用の被せキャップを使ってます.保護フィルターは無しなのでぶつけないよう注意しながらの撮影です

 

その写りは,,,

まず,遠景

 

 

特に問題ない素直な絵です

 

つぎに中景は

 

 

反射している影なんかもクリアで綺麗です

 

ピントはライトに来ているので,後ろの水仙や前の木の幹がボケていますがうるさくないですね

 

 

ライトの光も狙ったとおりにきれいに撮れてます

 

 

暗い所と金属の光が程よいコントラストです

 

なぜか これはすこしレトロ調(フラットな光だと軟調になるんですかね)

 

消火栓の文字やライトの光のボケ具合がふんわり素直です

 

クローズアップは

すこしグルグルボケがきてますね(やや二線ボケの傾向があるので細かい図柄だとなるのでしょうか?)

 

 

 

 

これも背景がグルッてます

 

背景のコントラストの強いところは輪郭が強調されて二線ボケっぽいです.でも煩わしさはそれほどでもなく,絵画みたいにも感じられます

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの質感がよく表現されてます.ちょっとゾクリとしてしまいます!

 

逆光では

 

 

フレア多めですが崩れはなく優しい雰囲気の中に繊細な表現があります

 

諧調が豊かなので暗くすることもでき,表現の幅が広げられます

 

全体的にボケ味が柔らかくて楽しいレンズです.背景が細かい図柄だとグルグルボケになりやすいですが強烈ではないので味として楽しめそうです

 

素直なレンズで,ある意味「つまんない」とも言えますが,あっさりしたレトロ感とでもいうのでしょうか 好きな雰囲気です