岡山県の山あいのおよそ1000人が暮らす小さな地区で、水道水が有害とされる化学物質「PFAS」に汚染されているとの報道がありました
PFASとは？
PFASは人工的に作られた有機フッ素化合物の総称です
PFASって何？
水や油をはじく特性などから、フライパンのコーティング、はっ水スプレーなど幅広い用途に使われていた化合物です
このPFASは、自然界に存在する化学物質ではないため、分解されずに長く環境に残留することから“永遠の化学物質”とも呼ばれております
欧米の研究では、PFASの一部の物質が発がん性や子どもへの成長の影響など有害性が指摘されています
なお、日本でもPFASのうち3種類の物質について、輸入や製造などが禁止されています
健康被害も報告されております
腎臓がん
脂質異常症
乳児・胎児の発育低下
流産
環境省はPFASの調査を呼びかけていますが実施は都道府県の任意です
このため、秋田県、新潟県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、山口県、香川県、長崎県の9つの県では国への報告がありません
NHKが調査作成した
“PFAS汚染”全国マップ
参考情報
日本ではPFASのうち、「PFOA」と「PFOS」という2種類の物質について、「暫定目標値」として、1リットルあたり合計50ナノグラムを、「体重50キロの人が水を毎日2リットル飲んだとしても、この濃度以下なら健康に悪影響が生じないと考えられる水準」としています
新たな環境問題です
調査も令和になってから
まだまだこの問題
日本国内に広まっておりません
飲み水の問題
現時点で、身を守るのは、自分だけかもしれません
日本国として調査と対策を徹底してもらいたいです
