「ちゃんとセリフ言えるかなぁ」
「だまって突っ立ってないかなぁ」
「あ〜もう緊張してお腹が痛くなってきた」
小1のアニキは弟の劇が始まる前
やたらと落ち着かない様子だった
今日は幼稚園の教育発表会
弟は「さんまいのおふだ」という昔話の劇に
「便所の神様」の一人として登場するのだ
ステージに突っ立ったまま、無言で客席を見つめる…というイタい光景を見ていた昨年。
アニキにはそのときのことが
走馬灯のように蘇ったのであろう。
白い衣装に身を包んだ便所の神様は
アニキの心配をよそに、おおむねその役を
演じ切った。
しかし、途中で一人だけみんなと違う方向の舞台袖に引っ込んでしまい
アニキを

こんな顔にさせたが
萩本欽一みたいな走り方で、舞台を右から左へと大移動したので?事なきを得た
お兄ちゃんは
こんな気持ちで弟を見ているんだな。
いっっつも、けんかばっっかりなのに
心配することもあるんだな。
優しいなぁ…。
弟は、というと
女子からもらった1日遅れのチョコレートを
独り占めして
ニヤニヤしながら
「ちゃんと僕の劇、見てた?」
と、アニキに確認していた。
きょうだいって面白いな
私は三人姉妹の末っ子で
いつもいい思いをさせてもらったな…
と、ふと思い出した


頼れる長女。
人気者の次女。
お調子者の三女。
その構図は
大人になっても変わらないようだ

息子たちも、ずぅっと仲良くやっていってほしいな。