応援てなんだろう



応援するって
どういうことなんだろう



これが応援?…








考える余地など無いようなことに
疑問を持ってしまう




SNSの世界を覗きすぎたから…
なのでしょうか




よくわからなくなっていました









アスリートへの応援



受験生への応援



勝ち続けている人への応援



一度も勝ったことのない人への応援



努力し続けている人への応援



挫けそうな人への応援








応援は



力を貸すこと


声や拍手で励ますこと


味方となって助けること







その方法は様々


いろんな応援の仕方があって









応援する側


応援される側





その状況によっても
違うのかもしれない








私の応援は


応援なんだろうか…







そう思うこともありました













そんな時
リアルで起きたこと





私の応援て
このことだったんだ



そう思った出来事がありました











銀婚式の記念に
応援を兼ねての旅行



出発まであと4日







その日のトレーニング中に
怪我をして




私の一番近くにいる人が
「走れないかもしれない」




そんな状況になりました








準備もある程度済んで
後はその日を待つだけ



そんな状況で突然起きた
思いもよらない怪我











2年前に目標を決め
自分で決めた計画に沿って
少しずつタイムを縮め
経験値をあげて
その大会に出ること




仕事後のトレーニング
体重管理のための食事制限




毎日がその日のためにありましたし
一番近くでその姿を見て来ました







擦り傷のように
直ぐに治るような怪我だけでは
なかったので



診察で
怪我が悪化しない様に
棄権する勇気も必要と言われて…











それでも




諦めきれない




言葉にしなくても
その想いが伝わって




私は何も言うことが出来ませんでした









止めないんですか?



仕事仲間にそう言われても




この2年間の頑張り
今までの道のりを考えると
とてもそんな気持ちにはならなくて




どうすればいいんだろう




彼がスタートラインに立つために
近くにいる私が出来ること




それだけを考えていました











無理はしないとの約束をして
テーピングで動きを抑え
痛みが出ない様な処置をして貰って



何とか希望通りに
出場することが出来ました












スタートを知らせる
花火の音が遠くで聞こえてから
彼が走ってくるのを待つ間




途中の沿道で待っている時も
ゴールで待っている時も




頑張って欲しいと
思うのではなくて







どうか痛みが出ませんように
遅くなっても
最後まで走れますようにと




祈る…




ただそれだけでした










一番近くにいた私でも
レースが始まってしまえば
何も出来ません




彼の挑戦を
見ていることしか出来ません




無事に終わりますように
努力が少しでも多く
報われますように




後悔が残りませんように…




と、ただ祈るだけでした

















私にとって応援は




応援したいと思う相手を
想うこと



そのひとが
悲しい思いをしないように



そのひとが
笑顔になる様にと想うこと






心からの幸せを感じ
笑顔になれるようにと




ただ願い、ただ祈る












身近なひとだけでなく
遠い遠いひとへの応援も




その想いは同じです








辛いことがあっても
最後は笑顔で終われますように






願い、祈る






私に出来る応援は
これだけです















私は私なりの応援を




フィギュアスケートファンの
おばちゃんらしく



怪我を乗り越えて
挑戦するアスリート達を
応援しようと思います









読んでくださって
ありがとうございました




あひくま