(今年最初のチューリップが咲きました)

 

桜が咲く前に「後悔」が頭をよぎる。

 

 我が子が大学4年の5月頃から、各企業の就職戦線で奮闘していて幾つかの企業面接まで進んだものの、本人の希望する企業には受からず、年末になって職種は異なるがANAの関連企業の合格通知をもらった。

 そして、年が明けて我が子から大学3年からスチュワーデス専門に通っていたこともあり、大学卒業後にもう一年専門学校に通わせてほしいいと嘆願されたことがあった。

 その時、私はやっと大学まで行かせたので親の務めを果たした思いがあり、我が子の夢を断念させたことがある。

 しかし、我が子は会社に就職してもお金を貯めながら勉強を続け、次の挑戦に努力を続けていたことを知り、この桜の咲く前に博多への引っ越しの作業をする姿と桜が徐々に咲いていく様子がリンクされて、私の頭の隅から映像となって静に映し出される。

 毎年、桜の蕾を前に「ごめんね。もうすこし理解があったら」と悔やみ続けている。