(生後2か月のベビーバスで)

 

 今は年金生活となって、朝風呂、昼風呂、夕風呂と1日3回の風呂に入っている。

 長風呂は好きではない。ただ、足がどうしても冷たくなるので今の時期は足を温めるために風呂に入る。

 だから、旅行先でもシャワーの客室には宿泊しないし、自宅でもほとんどシャワーを使ったことがない。

 

 子どもが小さい時は一緒に風呂に入って、「今日何して遊んだ?」とか話しながら水に浮かべて遊ぶおもちゃで楽しんでいた。

 そして、「100まで数えて風呂をあがろう!」と言っていた。それをなんとなく今日を思い出して一人で100まで数えてみたが意外と長い。

 子どもと一緒に風呂に入れたのは小学校3年生までだったかな。それまでは「風呂に入るよ」

と言ったら一緒に入っていたのに入ってこなかったので、それ以降は言葉をかけるのがためらわれてそれっきりになってしまった。

でも、あの狭い浴槽に一緒入ると顔や体がまじかに見えて、こんなとこのろ小さなホクロがあったのがと思うぐらい楽しみもあったし、いろんな話ができたし頭や体を洗ってやれることで親子のスキンシップの原点のような空間だと感じる。

 

 旅先や温泉巡りでは家族風呂では家内と一緒に風呂に入るが、お互いの垂れた腹や尻は見たくない、見せたくないのは分かっていてにお互い目を反らしてしまう。

 会話はもっぱら濁り湯の温泉だけとなった。