1月18日朝日新聞の「天声人語」です。

記事が掲載され、我が子が亡くなって19年。

記念日となりました。

 

 

彼女には、夢があった。客室乗務員になる夢だった。

飛行機に乗って、世界を回り、多くの人とふれあいたい。

お母さんを、海外旅行に連れていきたい。一途に、そんな思いを語る女性だった。名前は福島啓子さんという。

▼2005年1月18日、ちょうど19年前のきょうのことだ。

彼女は見知らぬ男に殺された。23歳だった。早朝、福岡空港近くの自宅を出て、英会話のCDを聴きながら、徒歩で通勤途中だった▲明るい笑顔が、素敵な人だった。真面目な努力家で、高校では生徒会の副会長だった。客室乗務員の試験には通らなかったが、再び挑戦しようと準備をしていた。

精いっぱい、生きている若者だった。▲殺人現場の公園はいま、「夢を語る公園」という名前が付いている。「啓子のように夢を持つ人たちが、語りあえる場をつくれないか」。

父親の敏広さん(67)の願いに、公園を管理する福岡市が応じた▲事件の後、そっとしておいてほしいと思っていた敏広

さんだが、最近は「娘が生きた証」を伝えようと、活動を始めた。講演では、参加者に紙飛行機を折ってもらう。それを飛ばして、一人ひとりの夢を声に出してもらう。

「もう一度、我が子に、啓子に会いたい」

▲公園のベンチに座り、啓子さんを思った。空を見上げると、すぐ近くの福岡空港から、次々と飛び立っていく。

 夢なんて、かなわないことばかりだけど、

 夢があるから、あすがある。

彼女のことを、忘れない。

 

こんな記事になるなんて、しかも全国版で!

これから、もっともっと活動を広げたい。

講演は全国どこでも行きますので

連絡ください。

お待ちしています。

 

連絡先

ahd000510708@cma.bbiq.jp

  福島 敏廣