住宅の空き家の状態 | エーエーワークスはせがわの気ままに日記

エーエーワークスはせがわの気ままに日記

神戸市灘区を中心に関西エリアで活動している建築家です。色んな住宅や店舗、公共建築のお仕事をしています。レーシングカートとハードロックが大好きで、趣味も頑張ってます。ダイエットネタが多いかもしれませんが、皆様、よろしくお願いいたします。

昨年の情報からですが、

総住宅数は6063万戸と,5年前に比べ,305万戸(5.3%)増加

空き家数は820万戸と,5年前に比べ,63万戸(8.3%)増加

空き家率(総住宅数に占める割合)は,13.5%と0.4ポイント上昇し,過去最高

別荘等の二次的住宅数は41万戸。二次的住宅を除く空き家率は12.8%

みなさん、どう思いますか、7~8件に1件が空き家ですよ。これには、戸建てもありますが、マンションも含まれています。多分過疎化している地方の戸建て住宅やニュータウンと言われた都市から通勤圏2時間以上の戸建てが空き家になっているのと、築30~40年経っているマンション等が空き家になっていると考えられます。

空き家が増えている所はどんどんスラム化し、意味の無い開発で出来た分譲住宅や、新しく建て替えられた分譲マンションなどが売れて、古い建築物はどんどん空き家になっていくんでしょうね。

このような危機的状況から考えると、私達建築士は、単に新築住宅やマンションを建てる事の仕事をするのではなく、これから寿命を向かえる建築にどう対応するのかを考えなければなりません。

高度経済成長時代の時は、どんどん作れ作れと言われましたが、今の時代は本当に新築するのか、建て替えするのか、リノベーションするのか、減築するのか等を真剣に考えて、建築に真剣に取り組まなければならないと思っています。

みなさんも単に家が欲しいから、廻りを無視した建売や、相続対策等でディペロッパーが強引に土地を購入したマンション等だけを購入するのではなく、日本の将来、自分の将来、お子さんの将来を考えて、マイホーム購入をしっかり考えてご購入ください!!