旅のメイン JRAジョッキーDAY2024は、月曜日の午後3時くらいまでに競馬場へ行けばよい。
 
時間つぶしというとアレだが、十勝バスで半日遊んできました。
 
十勝バスは「日帰り路線バスパック」という企画きっぷをいろいろ売り出していて、以前から興味があったのだ。
単に「お得」「便利」というだけでなく、ほお、こんな場所があるのか、という「提案力」も感じられるのだよ。
 

 
ま、今回ワタシが利用したのは、それは誰でも知ってるよね…なやつだけど。
廃止された広尾線の「愛国から幸福へ」のきっぷ。
 
チラシと、購入時に渡されたものを写真に撮ってみた。
バスの乗り放題きっぷ1200円と、十勝バス発行の記念乗車券220円がセットで、1300円。
該当部分の時刻表もいただけるので、スマホの電源が切れても安心(?)
 
JRAジョッキーDAYは、競馬と無縁な友人に話しても、まったく興味をひきそうな気がしないが爆笑
(ばんえい競馬っていうのはね…という説明から始めて、夏はJRAも北海道で競馬を開催していて…云々と熱弁をふるううちに、聞き手がドン引きしていく光景が目に浮かぶ…)
 
こちらは社会現象ともなったし、鉄道に興味がない人でも、一定以上の年齢なら知っている。
観光バスツアーで立ち寄った経験がある人も多いだろう。
 
そもそも、日本人って、マニアやオタクじゃなくても、鉄道が「キライじゃない」って人が多い気がするわ。
 

 
これは帯広駅の観光情報センター。
昨年以来、帯広へ来たのは3回目だが、ここが開いているのをみたことはない。
 
広尾行きのバスは、通学時間帯に何本かあるけれど、昼間は本数が少ない。
それにしてはというか、それだからというか、乗客はそこそこ多い。
地元客がほとんどで、観光客はちょびっと。
それはそれで、安心する。
 
先に幸福駅へ。
 

 
バス停からけっこう歩くので、計画には要注意。
もう少しゆっくりしたかったが、バスの時間の関係で、20分くらいでちゃちゃっと見学。
ま、十分でしょうというところ。

 
ここへ来ると幸せになれるらしいよ。
 

 
ま、ワタシはこういうものを見るほうが好きですね。
 

 
本当にうろ覚えなのだが…
ここは来たことがある、かもしれない。
 
広尾から帯広まで、バスに乗ったことは過去にある。
そのときに立ち寄ったのか。
 
あるいは。
いずれかのユースホステルで同宿だった方の車に乗せてもらって、帯広駅まで送ってもらったことがある。
その方に、当時はまださほどの知名度ではなかった「マルセイバターサンド」を教えてもらったのだけど。
そのときに、「ついでだから」と連れて行ってもらったのか…。
 
あの頃は、「旅の記憶」がいずれ薄れるだろうとは、まったく考えてなかったのです…
 

 
復元された駅舎の内部には、願い事がびっしり貼り付けてある。
皆さん、どうぞお幸せに。
 
ワタシはこれ以上幸せにならなくていいから、眺めておしまい。
 

 
帯広駅方面へ戻って、愛国。
こちらは、バス停からまあまあ近い。
 

 
1時間あったので、ぼーっとできた。
 

 
ちょうどお昼時。
車を停めて、トイレを使って、そこいらで休憩して立ち去っていく人が、ちらほら。
 

 

 
愛国の由来は「愛国青年団」という団体名だと記されている。
「愛の国」じゃなく「国を愛する」だったか。
 

 
こちらは「願い事」というより「来ましたよ!」という到達アピールが所狭しと貼り付けられていました。
名刺もたくさん貼ってあったけど、個人情報ダダ漏れじゃん滝汗
 
辞めた会社の名刺を貼ってる人もいるかもねー。

昔、ユースホステルで数名の同宿者とおしゃべりすることがよくあった。
当時はバブルの末期。
職種によっては転職が盛んになり、派遣で働いて「自分のやりたいこと」を優先するのが最先端、みたいな風潮がちょびっとあった気がする。
ユースホステルでも、会社を辞めてきた直後だとか、次の派遣の仕事が始まるまで旅をしているという人に、よく出くわした。
なぜか、ソフトウェア技術者と看護師が多かった記憶がある。
前者はワタシと同業、後者は妹と同じ。
 

 
愛国駅のちょっとはずれに、ひまわり畑。
ちょっと暑かったけど、晴れた日でよかったです。
 
想定通りだけど…
食事をするところはなかったので、持ち歩いていた「おやつ」でつなぎました。
 
少しはお金を落としたかったけれど、何か買うところもなかったので(愛国バス停から少し歩けば、セイコーマートはあった)
自動販売機で炭酸飲料を1本。
 
結局、競馬場に着いてから、400円の焼きそばをいただきました。
 
 
帯広は、ばんえい競馬を見るためにどうせまた来ますからね。
「日帰り路線バスパック」は、また利用したいと思っています。