移住先を「札幌市」にした理由のひとつは、公共交通機関の利便性。
北海道内の(ほとんど)どこへ行くにも、札幌起点は便利だろうと思ったのです。
 
というわけで、引越し早々でしたが、移住後初の「道内一人旅」は函館へ。
※「道内旅」という点では、引越し翌日に、軽トラで手伝ってくれた友人と「打ち上げの?温泉旅」をしたのです。
 
目的は、函館競馬場馬
土日の開催を見物する。
 
交通機関は高速バス。
土曜日の朝では間に合わないので、金曜日に函館へ。
 

 
札幌駅発だが、大谷地バスターミナルに停車する「高速はこだて号」
インターネット予約(ただし、早割ではない)で往復約9000円。
 
高速バスの座席は3列配置。
「本州だったら夜行用だよね」という、ゆったり感があり、トイレ付き。
快適快適、だけど冷房がちょいときつい。
 
この日は、気温が高かったからね〜。
 

 
休憩所で見えた風景。
昼の高速バスは、眺めを楽しめるのがいい。
特に、北海道では。
 
実のところ、札幌・函館間は、首都圏だったら東京・名古屋、東京・仙台と似たような距離感。
いずれも高速バスは、昼便・夜便 両方ある(と記憶している)。
 
札幌・函館間は、昼便しかない。残念。
 
夜便は、景色は楽しめないが、宿代を浮かすことができる。
 
昔は、周遊券で乗れる夜行列車が札幌・函館間にあったから、それこそ、宿代わりに使ったもんだ。
 
でも、今考えると、もったいなかったな。
北海道って、移動中に眺める景色が、とにかくいいんだもん。
「観光名所」なんて一箇所も寄らなくても、これだけで満足と思える。
 

 
3社が共同運行している路線のようですが、行きも帰りも、北都交通のバスでした。
 

 
金土の夜は、昨年夏にも泊まった函館の快活CLUB。

 

 

当時はまだ快活CLUB泊ビギナー(?)だったので気が付かなかったが、この店舗はよそと比べても、快適度がかなり高い。

 

女性用のトイレ・シャワー・コインランドリーエリアはゆったりしているし。

漫画も豊富。

 

 
2泊といっても「連泊」ではなく、チェックアウトして、またチェックイン。
会計も別々。
 
今回は2日とも15時間滞在して、早めの晩ごはんを食べてしまったため、ネットカフェ泊にしてはお高い2泊で7000円強。
 
ただし、ワタシは当初、今回はそこまでケチケチする気はなく、「ふつーのビジネスホテル」を予約しようとしたのです。
ところが、高速バスを予約してから宿を検索すると、ワタシの予算に見合う宿なんて、ぜんぜん空いてない滝汗
 
これはどういうことか…。
いくらインバウンドが活況とはいえ、日本人は観光シーズンオフのはず。
宿泊施設が豊富な函館、1部屋くらいはあるだろう、と考えていたが。
 
でもまあ、「予算超過」な宿は空いているから、快活CLUBにすら入れなかったら金で解決することは可能!
 
そのあと気づいた、6月30日に函館マラソンが開催されること。
 
なるほどね!
ワタシも若い頃、「旅」を兼ねて市民マラソン大会(といっても、ワタシはマックスでハーフマラソンだったけど)に行っていたから、事情はよくわかる。
 
「マラソンな方々」と「ワタシ」は、望ましい「宿の価格帯」がかぶったのであろう。
 
なお、快活CLUBにも「マラソン参加者?」と思しき服装と足元の方が複数いらっしゃいました。
 

 
函館競馬場で競馬が開催されるのは6月〜7月。
これが終わると、札幌競馬場のシーズン。
 
昨年5月に「帯広ばんえい」という特殊な競馬からスタートして、7月の札幌競馬場で本格的に?競馬にはまり始めたので、「函館のシーズン」ははじめてなのです。
 
入場料は100円。
東京競馬場はもちろん、札幌競馬場と比べてもやや小規模で、全体を把握しやすい。
 

 
女性専用のUMAJO SPOTもありました。
土日にそれぞれ1回ずつ、無料の飲み物をいただいて、のんびり過ごしました。
 

 
これは土曜日のプログラム。
直前に、トラブルによる2名の騎乗停止があったため、大量の「騎手変更のお知らせ」がゲッソリ
 
武豊さんも駆り出されるのか、とちょっとビックリ。
 

 
函館競馬場は、馬が近い!
 

 
東京と比べて観客数が少ないということもあるけれど、物理的に、馬や騎手、競馬に関連する仕事の「人」や「モノ」との距離が近い。
 

 
すぐ近くが空港なので、飛行機も近い。
 
藤沢市民時代は、厚木基地がまあまあ近いため、軍の飛行機ばかりを間近に眺めていたからね。
 
ANAとかJALとかがはっきり見える旅客機を拝めるのは、「自由」を取り戻したことを実感できて、すごく嬉しかった。
 
※藤沢にいたときは、別に「軍」に抑圧されていたわけではないが。気分の問題よ。
 

 
競馬場グルメは塩ラーメン。
 
屋外にキッチンカーも並んでいて、函館やきとり(肉はブタ)もいただきましたよ〜。
 

 
 

 
土日ともに、第12レースは応援している若手ジョッキーの「複勝」を買ったのですが。
 
土曜日は快活CLUBへ戻るためのバスの時間の都合(往路は6.5km歩いたが、競馬場で一日歩き回ったから帰りはバスで)
日曜日は雨が降ってきたので、大混雑する前にと、第11レースが終わったところで市電で撤退。
 
そうしたら、あれまあ、どっちも当たりましたチョキ
 
なんかねえ、レースを見るつもりで「推し」の馬券を買ったけど、うっかりしていたり、急に帰ろうと思ったりとかで、レースを見なかったときに限って、当たるんだわ泣き笑い
 
土日トータルでは、1000円くらいの赤字。
レースを楽しんだ対価としては、上出来かな?と自負。
 
今年の函館競馬観戦はこれでおしまいだけど、来年は2回(2週)くらい計画したいなー。
あ!来年はね、函館マラソンは避けます爆  笑
 
 
日曜日は、函館駅近くのお安いビジネスホテルがとれましたOK
 
外観はちょっとアレでしたし、バスルームは古いビジネスホテルの臭いがしましたが、経営努力をされているようで、思いの外快適なお宿でした。
 

 
今回の函館滞在でぜひ食べてみたかったハセガワストアのやきとり弁当(中)。
すぐ近くにお店があるのだ。
 
以前から憧れていた(?)が、なかなか機会に恵まれず…。
やっと食べられた!うまい!
 
 
翌日は、午後1時台に函館を出る高速バスを予約済み。
午前中は、ブラブラ。
 
函館に寄った回数は、実は意外と多い。
 
ただ、「乗り鉄の途中」「北海道新幹線に乗ってみたかった」「首都圏から高速バスと津軽海峡フェリーで函館へ行ってみたかった」などなど。
 
「移動が目的」の旅がほとんど。
 
それでも、何度も来ているだけあって、主要な観光地は「なんとなく」立ち寄り済み、のような気がする。
※たぶん、けっこう漏れてる…。
 
 
Googleマップで「函館市北洋資料館」というものが目に留まったので、行ってみた。
一般100円、学生50円。
放送大学の学生証で、50円。
 
 
ニチロについての展示が詳しかった。
マルハニチロの株主だったことがあるので、じっくりと拝見。
 
 
日曜日の夕方から天気は大きく崩れたが、月曜日の朝には回復してこのとおりの上天気。
 
 
ちょこっと時間ができると図書館を見物する。
今回は30分ほど、函館市中央図書館で過ごしました。
広々としていて、静かで、落ち着く空間。
 
 
函館といえば、のラッキーピエロさん。
2回めです。
何を食べてもよかったのだが、前回は鉄板スパゲッティだったから、今回はチャイニーズチキンカレーを。
濃厚でしっかりとした味の「ちゃんとした」チキンカレー。おいしいラブ
 
お昼には早い時間に行ったのに、びっくりするほどの行列びっくり
よく考えたらここ、五稜郭公園のすぐ近く。
 
ほかにもお店はあるんだから、ちょっと足を動かして、観光名所から離れた店舗へ行けばよかったよ、と後で気がつく。
 
市電で函館駅へ戻って、少し休憩。
 
 
今回はJRを利用しなかったので、せめてホームくらい見て帰ろうと、2階の展望スペースへ。
 
 
今春公開された名探偵コナンの劇場映画最新作の舞台が函館だったらしい。
あちこちに、コナン絡みのものが見られました。
コナンが描かれた市電も走っていたよー。
 
 
というわけで、北海道完全移住後最初の「道内一人旅」でした。