「北海道へ移住する」というと、「自然が多いところに住みたいのね」と思われることが多いようです。
なので「札幌だよ」と言うと「え、なんで?」と返ってくることが割りと「あるある」。
 
あのね、ワタシは『北の国から』ごっこをしたいわけではない。
大自然は好きだが、旅先として好きなわけで、住みたいとは100%!まったく思わない!
 
北海道というより、札幌が好きなのかな、と思っている。
自分にとってちょいどいい都会だし。
 
「好きになるのに、理由なんかないじゃないか!」
そう、恋愛と一緒なのだ。
 
「なにか、札幌でやりたいことがあるの?」と聞かれることも多い。
ワタシの属性をよく知っている方から「畜産の勉強でもするのか?」と突っ込まれたこともある。
あ、それもいいですね。やらんけど。
 
おとなになると、「目的なしに、行動する」ということに、理解を得にくくなるようだ。
理解されなくても、いいけど別に。
 
移住に限らないけど、特に有名な観光名所があるわけでもない街へ旅に行こうとすれば、「何しに行くの?」と首を傾げる友人もいる。
 
「移動」を、目的遂行のための「手段」とみなしている人たちにとっては、乗り鉄とか、飛行機で行けるのに「フェリーでのんびりするのが好き」というのも、時間のムダなんでしょうな。
 
「目的」はなかったが、札幌でダラダラしているうちに、新しい楽しみも見つかる。
まさか!と思っていた競馬も、北海道に住み始めたのがきっかけで、馬券バージンを脱出。
 
「人生」も、そんなものじゃないのかな。
目的や意義なんかなくたって、生きているうちに、いいこと・楽しいことが見つかるかもしれない。
 
 
てなわけで。
 
前日は「ワタシにとっての、新しい札幌」を見に行きましたが。

 
8月末に札幌を出立するころにはホテルだけが見えていた「工事中エリア」が、オープンしている!
BiVi! って、「ビビ」でいいの?
 
朝9時開店とのこと。
7時くらいから朝ごはん食べられる店があると便利だなあ、とちょびっと期待していたが、残念ながらございません。
 
まずは、朝カラオケ。
「まねきねこ」へ。
 
割と最近だが、「まねきねこ」はすべての店舗でアプリから予約できるようになった。
前日までね。当日は電話で。
 
 
会員料金表も、目新しい。
 
カラオケが終わって、サンピアザ。
 
 
「サンピアザ」と「カテプリ」の区別が、よくわかっていない。

 

 

ていうか、このWikipediaの記述を見ると、BiViも含めて新札幌駅周辺一帯が、包括的に開発される見通し?なのかしら。

BiViができたら、サンピアザの客足にも影響があるのでは?などと、心配する必要はなかったようだ。

 

 

「形式的な人付き合い」をする必要があまりない人生を生きてきた。

ワタシ自身もそうだったのだが、連れ合いはそれ以上に「常識」に縛られないひとだったので、拍車がかかった。

 

お歳暮・お中元とも無縁だったのだが。

 

父が亡くなり、世間体を気にする母親が弱ったせいで、代理として、「なにかしてもらったら、しかるべきタイミングで、返礼品を贈る」ということをするようになった。

 

どうせ札幌へ行くのだからと、そのついでになにか「北海道っぽいもの」を送る、という流れができつつある。

 

やってみれば、これはなかなか楽しい。

もともとワタシは、「旅のお土産を買って、誰かに渡す」という行為が好き。

 

今回も、父の弔い関係や相続した厄介な土地の処理、母の見舞いなどでお世話になった親戚たちに、「心ばかりの贈り物」をイオンで手配しようと。

 

ギフトカウンターに行ったら、あれま。30人待ち。

読書しながら待ちました。

 

遠い昔の若いシステムエンジニアだったころに学んだ「オンラインシステムの待ち行列理論」がチラリと頭をかすめる。

到着頻度と、1件の処理にかかる平均時間と、窓口数を使って計算して、最適になるように窓口数を設定する、とかそういうやつ。

 

昼時だったが、ワタシが1時間ほど待っている間、カウンターに表示される「ただいまの待ち人数」の数値は終始30人前後。

件の「待ち行列理論」だと、ひとつ窓口を増やすだけで、驚くほど待ち行列は短くなるはずなのだが。

このくらいはいいじゃん、という設定なのだろう。

 

 

贈り物処理が終わったので、遅めのお昼ごはんは、前から一度食べてみたいと思っていたものを。

地下2階のフードコートへ。
 
 
鹿肉を使った「エゾ丼」
税込748円。割りと安いと言えるか。
ちょびっと「獣感」がある匂いと味わいだが、なかなか美味い。
ご飯なしで、酒のつまみにしたい、とか思う。
 
再び、BiViへ。
今度は、地下道から直結した入口から、中へ入ってみる。
 
 
地下には店舗を入れていないらしい。
壁に、きれいな絵が描かれている。
 
 
 
1階に COOP さっぽろが入っている。
日帰りのお出かけでよく利用するけれど、ムリなく歩ける範囲になかったので、これはありがたい。
 
店内撮影OKです!!と掲示されているので、遠慮なく撮影させていただきましたよ。
 
 
トドック焼き。
COOPさっぽろの宅配システムのキャラクターで、「くま」らしい。
 
帰る途中で見かけた。これがトドックです。
当面は時間に余裕があるし、歩いて買い物に行くのもへっちゃらだけど。
年をとって買い物が億劫になったり、連れ合いの介護で家を出る機会が減ったら、会員になって利用しようかな〜、とは思っている。
 
サービス内容はまだ「ちらっ」としか見ていないけど、これまで馴染みのあった他県のCOOPと比べると、高齢一人暮らしへのサービスも充実していそう。
 
ここのCOOPにはイートインスペースはないのかな?と思って2階に行くと。
 
 
ダラダラできる空間と飲食店街!
なるほど、ここでイートインできそうだね〜。
 
 
「青空」が見えますが、ここは屋内。
 
 
2階の窓から外を見たところ。
 
 
JR駅やバスターミナルと直結です。
 
 
地下鉄東西線も、このとおり。
 
ガード下でお酒やごはん、というのも好きだけどね。
ここはなかなか…よさげですねグッ
 
ここで、コーヒーでも買ってきて、読書しながらダラダラするのもステキかも。
 
サンピアザとは趣が違うので、気分とニーズに合わせて使い分けるようになりそう。