前回の続き。

太平洋フェリーで、苫小牧から仙台へ。

 

 

相部屋で一番いいS寝台をとったのですが、乗船手続きをしたら、カードキーを渡されました。

 
 
このケースに入っていたのです。
 
 
あれれ?S寝台って鍵付き個室?
と思いきや。
どうやら、「女性専用室」だったから、のようです。
鍵のない人は、相部屋空間に入れないようにね。
 
正直、逆にめんどうくさかったわ滝汗
 
相部屋って、貴重品の管理に気をつけなければいけない代わりに、鍵を持ち歩かなくていい気楽さがあると思っているので。
鍵があるんじゃ、気楽さ半減だわさ。
まあこれ、今どきのホステルの「相部屋」でもよくあることなんだけどね〜。
関係のないプライベート空間には入れないようになっている、と。
 
 
船内をブラブラ。
 
 
無骨な外観だけど、中はいい感じ。
 
 
共用スペースは豊富にある。
 
乗船開始が17時30分で、仙台到着は朝10時。
ホテル滞在と似た時間帯なので、まさに「動くホテル」だね。
 
夜景を見たいからか、テンションが上がっているからなのか。
出港してしばらく経つまで、「外が見える共用スペース」は人が多くて、座る場所がなかなか見つからなかったりするよ。
 
ワタシは出港前に大浴場へ行く習慣が出来てしまった。
なので、毎回、「座って、外を見ながら、まったりする場所」を探すのに、ちょいと苦労するのだわアセアセ
 
ちなみにこの船の大浴場は、入港直前までずーっとオープンだったみたい。
これまでの船は、深夜帯はクローズしていることが多かった気がするけど。
太っ腹だな!
 
露天風呂はなかったけど、湯船から外が眺められて、極楽極楽。
 
 
本当は名古屋まで2泊して、のんびりまったりしたいけどね。
 
 
入ったところの「こういう感じ」は、前に乗った船と似ていますね。
 
 
外に出てみたら、風が強いのなんの滝汗
これ、外に出るの禁止したほうがいいんじゃない?というレベル。
 
 
リアルタイム更新される航路マップと、就航地の観光案内。
往路の新日本海フェリーとはぜんぜん違って、面白い。
 
名古屋の観光パンフレットで「リニア・鉄道館」が目立つところにあるっていうのが…興味深い。
あ、名古屋港から近いんだっけ。
 
 
何度かフェリーの旅を経験してみて、朝食は自前のほうがいい!と結論。
だって、開始時間が遅いんだもん滝汗
観光地の宿でもよく感じるんだけど。
 
スーパーで安く売っていたカップ麺を3個持参して、気が向いたものを食べようと。
残りは、お土産。
いずれも税抜き98円だったもので、上の2つは北海道限定らしい。
 
苫小牧出港後、ほどなく大きく揺れてきた。
船が揺れたら…横になって、寝る!
せっかくテレビ付きのS寝台なのに、夜はほとんど見なかったね。
 
 
そして早朝。
ガラガラだけど、起きている人も少しはいる。
 
 
給湯室でお湯を入れてきて、海を見ながら朝ごはん。
 
 
反射して見ずらいんだけど…
柳原良平さんのイラスト。
「トリスを飲んでハワイへ行こう」のイラストを描いた方ね。
(ワタシの世代じゃないが、北杜夫の小説に出てきた。『ぼくのおじさん』だったかな)
 
横浜で作品群を見たことがあるよ。
はっ!とする文言が付されていた。
 
 
よく見ると、イラストの左下に「2011-3-11」と書かれている。
これを描いた直後に、あの震災が。
 
東日本大震災は、ワタシの人生観を大きく変えました。
 
ここで、このようなものに出会えるとは…。
ワタシは、イラストの前から、なかなか動くことができませんでした。
 
 
食後は、朝風呂を楽しんでから、ベッドでゴロゴロ。
 
金華山が見えます、というので、いそいそと外へ。
 
 
おお〜! これは、気分が上がるわ〜。
前夜ほどは風も強くなかったので、しばらく眺めていましたが。
 
潮風でベタベタになっちゃったよ。
せっかく、朝風呂入ったのに。
 
 
この船には、バイキングレストランと、軽食コーナーがある。
 
ディナーバイキングはお値段が高いし、夜はそんなにたくさん食べないから、パス。
朝食バイキングは開始が遅いので、パス。
 
しかし、昼食はなかなかよさそうだぞ。
お値段も1100円なら、いいじゃないラブラブ
ただし、これをいただくには名古屋まで乗らないといけない。
 
逆向きの仙台→苫小牧も、夜に出て、昼前に到着してしまうから、ランチはダメだ。
 
うーん、そのうちに苫小牧から名古屋まで行ってみるか。
あるいは、藤沢から名古屋に移動して、そこから船とか。
もはや、どこへ行きたいのか、なにがしたいのか、さっぱりわからないが。
 
 
 
で、こちらは軽食コーナー。
夜はバーみたいになっていた。
 
名古屋コーチンのたまごかけご飯セット550円は大変に魅力的なのだが…。
こちらは開始がさらに遅くて、朝8時から。
 
フェリーのご飯は、朝型人間には向いていないようだ。
 
 
必要ないからよく見なかったけど、この船のWi-Fiは、携帯が確実につながるうちに利用登録する必要があったらしい。
 
それはいいけど、案内のすぐ横に、「せっかくの船旅。電波から解放され云々…」と貼り付けておくのは、どゆことだ?
 
書いてあることには、まったく同感なのだけど。
 
 
仙台港に入港です。
定刻より、15分くらい早く下船開始。
やる気満々だな、太平洋フェリー。
 
名古屋まで利用する場合は、事前に手続きしておけば、仙台で一時下船できるそうです。
2時間くらいかな。
街から離れているし、ここで2時間って…フェリーターミナルでダラダラする以外にやることあるのかしら?
…って思いましたけど、手続きをしている人は案外多かったですねー。
 
すでに、次はどの航路に乗ろうかな、なんて考えてしまうワタシ。
 
今回は、ここから路線バスでJR駅に行って、青春18きっぷで移動しますけれど。
 
青春18きっぷがない時期なら、代わりに高速バス、というのもいいかもね。
 
 
続く。