さくさくと進めてきた亡き父の残務整理だったのですが。
ここへ来て、「まじか!なんでそんな余計なことをしてくれてたんだよお!!!」という迷惑案件が、立て続けに発覚しました
具体的には書けませんが、インターネットと少し関連があります。
と言っても、有料のサブスクリプションとかではないんですが。
ひとつは、
「これを停止しようとしたら、紐づけされている別のサービスも解約しなくてはならず、しかもそっちの解約が恐ろしく面倒くさい(前者はラク)」
「これ」だけ止めれば済むと思っていたので、想定外もいいところ。
しかも、別の組織に電話をかけて、ほぼ同じ内容を、繰り返し言う羽目になった。
「紐づけされている別のサービス」は、やってもやらなくてもいいオプションだが、無料だったのでやったのだろう。
母も妹もそうなのだが、この手のことに無縁の人だったら、電話で説明されても、ちんぷんかんぷんかもしれない。
「無料」は往々にして、開始するのは簡単で、閉鎖するのがわかりにくい。
まさに、尻拭い。
もうひとつは、数年前にインターネットがちょっと安くなるというので、父が母に無断で切り替えていた「某ひかり電話」関連。
母はスマホだけで十分だということが確認できたので、ひかり電話関連一式を解除して、NTTのアナログ電話に戻そうとしたんですわ。
そうしたらこれも、恐ろしくややこしい
順番に、名義変更、切り替え、契約解除を行わなくてはならないが、順番を間違えるとトラブルになる。
しかも、「某ひかり電話の業者」と「NTT様」とで、説明に食い違いがある。
「NTT様」の説明のほうが理にかなっていると思ったので、そちらに従って粛々と行うことにしました。
「某ひかり電話」に切り替えるときは、手数料無料で業者がぜんぶやってくれたから、楽ちんだったのだろう。
これまた、NTT様に出戻るには工事料がかかりそうだし、順番にあちこちに問い合わせをし直さなければならんのよ。
もっとも、ワタシはこの手の「面倒臭さ」が、そんなに嫌いではないし、苦痛でもない。
へぇ〜、世の中ってこういう仕組みなのね、とか思いながら、父の尻拭いをしてきた。
とにかく、父親は、「後片付け」のことなんか、はなっから考えない性格だったのだよね〜。
「お前がぜんぶやってくれ」の一言で、おしまい。
そういうことが出来る性格の人が、ちょっとうらやましいねえ。
そこの貴女も、そうじゃありませんか?
しかし、母はそうではない。
ワタシに対して、恐縮しまくりである。
「子供に迷惑をかけない」を旗印にしていたからね〜。
上述のとおり、ワタシは迷惑をかけられることは、それほど負担だとは思っていない。
ヒマだしね。こういうのは得意だしね。
ただ、「子供に迷惑をかけない」というご希望なら、もう少し、先のことをシミュレーションして考えておくべきだったのではないかね?
父がおかしくなったときだって、もうしばらく、子供に頼らず頑張ってみよう、とか思わなかったのかね?
あれだけ強気なことを言っていたんだからさあ。
…と、ちょっとだけ意地悪な気持ちにもなる。言わないけどさ。
事前に相談しておいてくれたらよかったのに、ということが、とにかく多かった。
おそらくは、「事前に相談」も「子供に迷惑」の一部だったのでしょうな。
ワタシはともかく、妹は「忙しい」らしいから。
「親の考え」と「子供の思い」が食い違うこともある。
本当に「子供に迷惑をかけたくない」のなら、自分が倒れたら(あるいは、急に死んだら)どうなるかを頭の中でシミュレーションしたり、あらかじめ子どもに「こうしたいんだけど、どう思う?」と相談しておくといいと思う。
まあ、「倒れたら、あとはよろしく」でもいいと思うけどね。
現実問題として、「元気なうちは、子供に迷惑かけたくない」なのでしょうから。
うちは子供がいなくて、本当によかったよ。
「子供に頼れないケース」だけ、考えていればいいんだもん。
「子供がいるけど、頼れないケース」と「子供に頼れるケース」がありえるからね。
手がかかった子供ほど、親の面倒をみてくれる、とは限らないのよ。