実家の近所に越して、1回あたりの滞在は短時間だけど、頻繁に顔を出すようになりました照れ
 
年1回、月1回、週1回では母も口に出さなかった細々としたことも、ときどき頼まれるように。
ああ、こんなふうに「小さな困りごと」がたくさんあったんだなあ、と思う。
 
私が住んでいた新宿区にも、この藤沢市にも、高齢世帯の「ちょっとした困りごと」を手伝ってくれるボランティアはいる。
しかし、いくら善意とはいえ、知らない人を家にいれるのは、「よほど困ったとき」でなければイヤだという。
「困ったときは、お金を払って、業者に来てもらうほうがいい」とも言う。
 
幸い、我が実家はそうではなかったけれど、「他人を家に入れるのはちょっと…」という理由で、訪問介護や訪問医療に抵抗を示す高齢世帯もかなりあると聞く。
 
昨日頼まれたのは、父親の、古くなったデジタル腕時計の時間合わせ。ソーラー式。
厄介なことに(?)電波時計で、自動的に時間が合うモデルだった。
 
手動で合わせたことがないから、マニュアルは捨ててしまったという。
 
お釈迦様ではないので、アナログ式ならともかく、4つもボタンがついているデジタル時計はムリアセアセ
 
とりあえず持ち帰って調べます、と業者みたいなことを言って引き上げる途中で、ひらめきましたキラキラ
 
ネットで調べてみたら?
 
ブラウザに、腕時計表面にあった文字列と「ボタン操作」と打ち込んで、検索をかける。
 
あったよあった、マニュアルと同じ内容が爆  笑
さっそく母にメールしたら、父も大喜びラブラブ
 
…とまあこのように、ネットで調べると、かなりのことがわかるわけです。
 
ときどき、何人かの友人・知人と話題になるのは、「どうしてみんな、自分で調べないのだろう?」ということ。
 
スマホの操作、WordやExcelなどの「ちょっと凝った使い方」に関して、「●●ってどうやるの?」と質問されることが多いんだが、その8割は、即答できない。
 
自分で操作してみて教えるか、ネットで検索して「こうやるんだよ」と伝える。
 
ネットで検索するなら、他人に頼らなくても、自分でも出来るでしょ?
…と、「わたしたち」は思うわけだ。
 
「いやいや、それが出来ない人もいるんだよ」
 
「わたしたち」は、「それが出来ない人」のことが、正直、よくわからない。
 
今どきは、パソコンやプログラミングを「お稽古ごと」として習う子供もいるらしい。
 
まさかと思うが、パソコンの操作手順や典型的なアルゴリズムの「丸暗記」をテストしたりはしていないだろうな…滝汗
そんなものは、なんの役にも立たない。数年以内に陳腐化する。
 
「わからないことの調べ方」とか、相当世の中が変わっても通用する「キホンの基」。
そんなことを叩き込めるのなら、十分に意味があると思うけれど。
 
ただね、ネットで調べてわかることって、「本質的なこと」ではないと思うのよ。
 
本当にすごい人、知るべき事柄には、そう簡単にはアクセスできない。
 
来年は、「ある人」がスマホデビューするのを全面サポートする予定です。
私が主義を曲げて、本来より早くスマホに乗り換えたのも、実はそれが理由のひとつ。
(安い機種を見つけたから、というのもあるが)
「ある人」には、はじめから検索のノウハウを叩き込んで、年齢の割にはバリバリ使いこなせるように鍛える筋肉計画。
彼女の潜在能力なら、「教育」がよければ、絶対大丈夫!と確信しているのです。
「昔ながらのパソコンのノウハウ」みたいな、変な先入観がないから、逆にいいと思うのだ。
 
さて、うまくいきますかな〜。来年一発目の個人的プロジェクト。