しばらく「読んだ本」のことを書きませんでした。

 

読んでいないわけではないし、関心のある人に読んでほしい本もあったのですが、なんだか書きにくくて。

 

 

Amazon の Prime Reading を利用して、無料で読みました。

 

テーマは、重い。

上の世代のツケを背負わされた若い女性たちが、知恵のないまま、貧困を強いられている。

 

他人事ではない。いくつかの出来事が重なれば、私も、同様の境遇に堕ちる可能性がある。

 

この本は新型コロナウイルス「以前」に発表されているのだが、「以後」を予感しているかのようだ。

 

筆者が執拗に繰り返すのは、「貧困」と「介護」が密につながっていること。

そして、若者を「介護業界」に就労させてはならない、と訴えていること。

 

私には、具体的に文章を引用して書く勇気はないが、「高齢者より若者を、未来を、大切にすべきだ」というメッセージが、ひしひしと伝わってくる。

 

新型コロナ「以後」の「新しい生活様式」への適応を考える時、筆者の問いに、「自分なりの答え」を出すことさえ、私にはできない。