ほかの本を探していたのに、うっかり見つけて、買ってしまった本。
今年の5月に出たとても新しい本です。
発行している農山漁村文化協会の本は、一時期、とてもはまってあれこれ読んでいました。
新型コロナウイルスについては、次々と新しい情報が出てくる。
2ヶ月前の知識はあてにならない、という声もある。
不安に感じて次々と探してしまうと、目に入る情報が偏る。
すぐに役に立たなくなることばかりが聞こえてくる。
この本は、もう少し長期的な視野にたった論考を集めています。
幅広い分野の筆者が、それぞれの観点で論じていて、視野が明るくなる感覚が得られました。
大雪や巨大台風や戦争でワクワクしてしまったことのある人は多いだろう。不謹慎で説明困難なこの感情こそ、人間のもつアナーキーな本能だろう。(「イラク水滸伝」から見たコロナ禍)
まさにまさに。
4月からの「非日常」には、祭りに似た感覚があった。
たぶんそれは、私だけじゃない。
だからこそ、さまざまな行列に並んだり、これまで以上にネット動画が盛り上がったりしたのだろう。
さて、これからどうしたもんでしょうかのう。