新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私は外出の機会が減り、連れ合いは自宅で仕事をすることが増えました。
連れ合いの会社はとうとう、「出社するには上司の承認が必要」となり、不要不急の通勤(?)はNGになりました。
何のためにサラリーマンやってんだよ って思う。
自宅の電気代やトイレットペーパー代、補助してくれ、などと、せこいことを思う。
1か月ほど経ちましたが、思ったほど、悪くない。
私に関していうと、時間をかけてゆっくりと読み、考えないと消化できない本と接する時間が増えました。
「AI」「死」「人間とは何か?」「免疫」などについて、あれこれ読んで、ぼーっと考える時間が長いです。
録画しておいた、じっくり考えさせられる内容のテレビ番組も、よく見ました。
読書と重なるところが多くて、「放送大学の勉強」じゃないけど、「放送大学の勉強」的だなと思います。
広告業界などで使われる「メディアミックス」的ですね。
意外とダメなのは、外国語の学習。
私の場合、まとまった時間があるときは、じっくりと考える知的活動をしたくなるようです。
外国語は、「すき間の時間」にちょこまかとやるほうが、向いているようです。
こうした、自分の特性を見直すことができたのも、今回の「外出自粛」の良かった点です。
連れ合いのリモートワーク(在宅勤務)、当初は不安でしたが、意外とうまく出来ています。
外出予定について、密にやり取りをするようになった。
平素より、お互いを思いやって生活ができている気がする。
もともと我が家は、ルームシェアみたいな生活様式です。
食事なども、「多めに作ったから、よかったら食べて」という習慣。
先日は、私が帰宅したら、連れ合いがパスタを作ったところだったので、少し分けてもらいました。
おしゃべりの時間が増えた。
連れ合いは私と同様「たあいのない雑談」があまり巧みではありません。
その代わり、社会や技術などの問題について、議論をしたり、意見を交わしたりするのは、楽しそう。
だから、時間が十分にあるときでないと、ゆっくりとおしゃべりするのがなかなか難しい。
中途半端に話を打ち切ったり、私が上の空だったりすると、機嫌が悪くなるのだ
だから、皮肉な話だけど、連れ合いの父母の健康状態が悪化してから亡くなるまでの期間は、何かと「待ち時間」が多く、我々のコミュニケーションはとてもよかった。
あまり観光名所のないところへ旅行に行くのも、同様に、よいこと。
移動したり、何かを「待つ」時間が長かったりすると、いろいろなことが話せる。
そういうほうが、私たちにとっては、いいのです
年をとって、お互いの外出に制約ができても、うまくやっていけそうだと、将来も明るく見えてきました。
まあ、これらがすべて裏返しで、ストレスフルなご家庭も多いと思いますけれどね
意外な効用として、家にいてテレビを見ているときに、スクワットや「ひざをついての腕立て伏せ」、ストレッチなどをしていたら、お尻と上腕の筋肉が厚くなってきてしまった
もともとが、「長時間散歩」程度しかしていないので、自宅での「なんちゃって筋トレ」でもモリモリ効果が出たようです。