キミだけが知らない | 楽しい私も 楽しくない私も

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そろそろ老後を考える。大切なものを1人で守るのは大変だけど愛おしい。やり切ったあと、どんな時間を過ごそうか。









君は知らない。




君を身ごもったとわかったとき、
どんなに胸が熱くなったことか。





君は知らない。





君が産まれたとき、どんなに幸せだったか。








君は知らない。





心もとなく泣く君を初めて見たとき、
何があっても君を守ると
パパと誓ったことを。






君は知らない。




初めての母乳を思うように吸えなくて泣く君をみて、
降りかかる脅威は全て取り除いてあげようと決意したことを。








君は知らない。





初めて微笑んだ君を見て、
こんなに満ち足りた気持ちがあるんだと
教えてもらったことを。







君は知らない。



君が昨日まではできなかったことを
やってのけるたびに、
新しい世界に飛び出す勇気をもらったことを。







君は知らない。





理不尽に怒る私に向かって笑いかけてくれたとき、
世界の優しさを教えてもらったことを。






君は知らない。





きみと過ごす日々は
愛に溢れ、









喜びに溢れ









苦しさも煩わしらも愛おしさと一緒だと知った。






君は知らない。







君は愛されている。





ママに。



パパに。




あの人に。





誰かに。




あなたにさえも。








それなのに









キミだけが知らない。



















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