産後うつ 辛いのは誰だ | 楽しい私も 楽しくない私も

楽しい私も 楽しくない私も

そろそろ老後を考える。大切なものを1人で守るのは大変だけど愛おしい。やり切ったあと、どんな時間を過ごそうか。

産後うつ


産後クライシス




本当に辛い。




本当に不安。










うんうん。




そうだよね。







私もそうだったからよくわかる。










出産して3日目





産院で







会陰切開の傷も痛いのに
寝不足でそんな元気ないのに。
子宮がまだ大きくてうまく力も入らなくて




そんな状態なのに







わけもわからず



枕を投げてさけんでた。





「もうー!




無理やって‼️




わからん!





わからん!







赤ちゃんのお世話怖い‼️






自分もしんどい‼️






なんで誰もわかってくれへんのよっ‼️」








ほんと、


大声出すと縫った傷がすごく痛む。







お腹にも力なんて入らへん。






それでも叫んでた。




きっとナースステーションにも聞こえてた。


でもみんな優しい。

知らんぷりしてくれた笑



そしてその時



あれ?


私おかしい…







気付いた。







それからも








ダーリンには。



「産後3年はガルガル期やから。
 イライラもホルモンのせいやから!」





と説明してた。







で、退院後ももちろんイライラ。









ダーリンのこと好きかわかんない。





むしろ言動全部にイライラしてた。




その度に「いやいや、いまはホルモンバランスのせい。子供育てるために体がそうさせてるだけ!
うちのダーリンはステキな人!」


って
思い込ませてた。



うん、思い込ませてた笑



だってね



本当にわからなかったの。




いまが辛かったから。



完母にできるか不安だった産後2ヶ月。

あらゆる身体の不調が出た2ヶ月。

やっと完母にできたと思ったら、
こんどは日々の家事と育児を両立させることにアワアワして。





辛かったの。


助けて欲しかったの。




サポートしてもらってたし
そんなに辛くないと思ってたけど
(実際作業的には辛くなかったし)




いま思えばほんと
産後うつだったんだなって。









そんなんだから




ダーリンも機嫌悪くて。








毎月、毎週のようにケンカしてた。













その度に


私は




「産後やねんから労ってよ!
二人の子供やねんから当たり前やろ!
これくらいしてよ!
大人になってよ!

助けてよ!」




って思ってた。









そして

そのケンカは何ヶ月も続いた。










もう何度
ダーリンから離婚と言われたかわかんない。←





その度に私は


「この人は心理学も学ぼうとしない。言いたいだけ言ってなんて幼稚な人なんだろう。」





そう思ってた。









いつのまにか


心理学を学んでる私はすごい。


大人だ。


お前もついてこい。



なんて子供だ。



大人になれよ



脳みそつかえよ



効率悪いんだよ。




なんでも教えてもらえると思うなよ



変われ



変われ



変われ変われ変われ…






なんて思ってた








いま思えば


クソジャッジもいいとこ。










彼には彼の見ている世界がある。






そんなことわかってた。



言葉の意味としては。






でも全然ちゃんとわかってなかった。










そのころ私は彼のことを



変わったな。



前はもっとやってくれた


もっと優しかった



ひどいひどい


と思ってたけど




変わったのは私でした




勝手に変わったのは私でした💦





母になって


大切なものが増えて

そのかわり彼を大切にしなかった。



出来なかった。



そう、出来なかった。



大切なものが増えて
その上で全部を同じだけ愛するなんてこと

初めての経験だから。





うん、
そしてね。



私が出来るからって



彼にそれを求めるのは




違うんだよね。





彼には彼の見ている世界があり



それが彼の中での正解。




わたしは色々出来て、
かれはできない。



そんなことがある。





それに気づきたくなかった




ずっとわがまま言っていたかった。
すべて、かれが出来る人、私が甘える人、できない人。でいたかった。







だって
できない、わがままな女性の方が
愛されてると思ってたから。










とんだ思い上がり




とんだ勘違い。




助けてよってダーリンに期待してたけど











本当に助けなきゃいけない人は

彼でした。








私は彼がどんな思いで会社に行くのか知りません。













私は彼がどんな思いで私たちを養う覚悟をしてくれているかを知りません。











彼が、どれだけ私のことをわかろうとしてくれていたのかを知りません。









出来る方が上

わかる方が上

効率の良い方が上



なんてことは



ただの勘違いでした。








そのかわり彼は





とても優しい。





とても真っ直ぐで



わたしにはない大きさの愛をもち



実直で



言われたことは100パーセントの力でやり抜こうとする。





どんなにいやな会社でも

私たちの顔を思い出し

今日も出社する。




わからないけど
わからないなりに
やろうとしてくれる。







この全てが彼の愛でした。




ありがとう。







そろそろわたしも








産後うつだと






騒ぐのを






やめようと思います。











彼がそんなわたしを

ずっとそばで見守ってくれたように






今日から私が

彼を見守ろうと思います。





そのままで。




変わらなくても



成長しなくとも



わたしのしてほしいことを
できなくても




変わらぬ愛を





変わってゆく愛を












ありがとう。