
場所は天津市和平区升安大街34
タクシーなら
『南門外大街』『升安大街』交口
バスなら『升安大街』下車
地下鉄なら赤の1号線『海光寺』
降りて北へバスで1区ですが
『南門外大街』道沿いに歩けば
『升安大街』まで5分ほど
今回のお茶は
『台湾十大銘茶』の続きパート3です
今回は涼しげな図柄で
かなり薄く軽い杯で頂きました
最初のお茶は『凍頂烏龍』
茶葉の発行程度は20%~30%
台湾の加工技術は高度なため
手摘みの茶葉は茎があるのですが
その茎が見えないくらい揉んで
形成されています
台湾展で飲んだ台湾茶も
高級なのに 茶殻をみると
茎があり不思議に思っていました
台湾茶の特徴だったんですね~
余談ですが
今回の授業かなりリッチになりそうです
中国茶は
客人に出すお茶の順番が重要
出す順番で美味しさが全く
違ってしまうからです
簡単に説明すると
最初に美味しいお茶を飲んでしまうと
2番目 3番目のお茶は
それなりに美味しいお茶でも
美味しく感じられません
しかし
3番目のお茶から出せば
3番のお茶も美味しく飲め
2番のお茶も美味しく飲め
1番のお茶の価値や美味しさだけでなく
良い茶葉は余韻が口の中に
いつまでも残るので
最後に煎れて
余韻を楽しみながら
帰ってもらえる事が可能になります
つまり授業でも お茶市場でも
今回紹介する茶葉の中で
美味しくない茶葉から順に出されます
今回 最初に有名で高価
美味しい『凍頂烏龍茶』が出されると言う事は
この後 この凍頂烏龍より
もっと美味しくて高価な茶が
出されると推測できるわけです
授業内容に戻ります
湯の量は140㏄
湯の温度は95度
時間は今回茶葉が多めの為
短めの40秒
磁器の蓋碗を使用
茶葉が開いてくると
2枚の叶と小さな芽が
確認できます
良い茶葉で 6回~7回飲めます

中央山脈産
台湾高山茶は
海抜1000m以上の高山を指し
山脈は5つあるそうです
中央山脈 玉山山脈 阿里山山脈
雪山山脈 海岸山脈
海抜が1000m以下で低い場所の茶葉は
年に4回~5回新芽が取れるが
海抜が高いと寒く
新芽がなかなか育たない
よって1年で4回新芽が摘めない
年2回ほどの摘む茶葉が高級とされ
更に海抜1600m以上の高い山
『山頭気』では杉が多く『杉林渓』が有名
香が高く 茶葉が肉厚 滑らかな
高級茶が取れるそうです
茶葉の量は8g
湯の量は140㏄
湯の温度は95度
時間は45秒
味は醇厚柔甜 回甘持久
茶殻は開いた状態で
2叶3叶で新芽がついていました
柔らかく肉厚でした
良い茶葉で 7回~8回飲めます
次の茶葉は『大禹嶺』
海抜1800~2000m以上
硬く揉んであるため
葉がなかなか開かない
茶を洗う時
時間を長めの10秒
茶葉の量は8g
湯の量は140㏄
湯の温度は90~95度
時間は40秒~45秒
湯の色は金黄明亮
黄色少し金色かかって
明るく澄んでいる
香は悠長的花果香
花と果物の甘い香りが長く続く
味は柔滑醇厚 回甜持久
柔らかく滑らか 渋みがなく芳醇な厚みのある味
甘い味が口の中にいつまでも広がっている感じ
唇歯留香
味や香りの表現が面白い
厚みがあり滑らか
次のお茶は『揉珠紅茶』
青心烏龍と同じ茶葉を
全発酵したもの
発酵程度は70~80%
茶葉の量は8g
湯の量は140㏄
湯の温度は100度
時間は40~45秒
湯の色は橙黄清澈
黄色の中にオレンジが少し入った
とても澄んだ色
香は花蜜香
味は醇厚甘鮮
茶殻はこんな感じ
良い茶葉で7回~8回飲めます
最後の茶葉はこちら『日月漂紅茶』
香 味 湯色はよく似ており
はちみつや果物の香があり
酸味も少しあるそうです
今回は紹介のみ
以上 台湾十大銘茶の紹介でした
夏休みに入り
皆さん一時帰国されるので
しばらく授業はお休みです