
最初のお茶はこちら
『三峡龍井茶』
台湾の緑茶です
茶葉はこんな感じ
龍井茶と言えば
西湖龍井茶ですが
その見慣れた外形とは異なり
台湾の龍井茶は
叶が大きく 剣の形 色が濃く
硬い感じがします
緑茶ですが 台湾茶と言う事で
茶器は聞香杯と品茗杯が用意されました
(普通烏龍茶で使われる茶器で
緑茶はガラス製品グラスなどを使用)
湯を注ぎ すぐに流し
茶叶の香りをたたせ
香を確認
(緑茶なので1回流す必要はありません)
緑茶の甘い良い香りがしますが
龍井茶の香りとは違う感じ
茶葉の量は5g
湯の量は140㏄
湯の温度は85度~90度
時間は1分
回数は3回~4回
龍井茶の叶が1つ紛れ込みました
これも偶然 お茶席には風流
笑いを誘います
湯色は
金黄明亮
薄い少し金色のような黄色
味は新鮮で厚みがある
鮮厚 略帯回甘
茶殻は鮮やかな緑
龍井茶の葉より大きく
形も丸みがある
次のお茶は
『文山包種』
台湾烏龍茶
茶葉はこんな感じ
若干色が濃いので
(新鮮さに欠ける?)
新しい茶葉を用意
(白い茶荷の方)
茶葉の外形は自然な形
色は青緑
急須の場合茶葉と湯の比率
1:20 又は 1:22
今回は蓋碗で入れるため
茶葉の量は7g
湯の量は140㏄
湯の温度は90度~95度
時間は40秒~45秒
6~7回飲める
鮮醇入口清甘
茶殻は綺麗な青緑
次のお茶は
『桃園龍泉茶』
桃園は地名
茶叶の外形は
半球形
揉む程度が柔らかい
湯の温度は95度
湯の量は140㏄
時間は45秒
湯色は淡橙明亮
茶の香りは甘い果物の香
豆のような香を含む
味は厚みがあり 爽やか
醇厚鮮爽
甘みが口の中に広がり続く
回甘持久
雲南省の
杏子を干したお菓子を
出してくれました
甘酸っぱくて
美味しかったです
中国では
『甜配緑』
緑茶に甘いお菓子
『酸配紅』
紅茶には酸っぱいお菓子
山査子や梅等
『瓜子配烏龍』
ひまわりや南瓜等の種
ピーナッツなど
というそうです
次の茶葉は
『木柵鉄観音茶』
木柵は台湾の地名
茶叶はこんな感じ
外形は丸くて硬い
色は艶があり茶色
褐色明亮
台湾茶は発酵程度が高く
このお茶は『重発酵』
紫砂急須で煎れてくれました
茶葉の量は9g
急須なら1:20
茶葉1:湯20
湯の温度は95~100度
湯の量は180㏄
1回流し
時間は30秒~45秒
湯を通した茶の香は
炙った焦がした香
湯色は
橙清澈明亮
味は厚みがあり
後味少し果物の酸味
甘滑醇厚
略帯果酸味
3回4回飲むと
岩茶に似た味にも感じました
茶殻
今日もゆっくりと時間が流れ
美味しいお茶を楽しめました
次回 7月1回目のお茶は
台湾十大銘茶 最終
残りのお茶を頂きます
まとめて連載 第3弾でした
