折り鶴


あの時君が見せた
折り鶴があるよ
一枚の紙で作った
大切な...


(飛べない..飛べない..)
名前が欲しい
(飛べない..飛べない..)
自由が欲しい

幾夜も眠り朝日を迎える
冷えた身体が動か..ない

あの時君が渡した
折り鶴があるよ
表情の無い鶴が
泣いてるように見えた

色彩を失う度に
何かが壊れる


(飛べない..飛べない..)
君に逢いたい
(飛べない..飛べない..)
君に逢えない

季節は流れ離れて行く
切ない気持ち涙..溢れる

あの空に手を伸ばせば
届くような気がした
君が手を伸ばせば
結ばれるのかな?

今宵得たとしても
儚い運命


何故..君は泣いてるの?
何故..笑えないの?


あの刻君が言った
「大丈夫」が悲しい
平気そうな表情して
嘘を吐かないで

託された僕には
想う事だけ




嗚呼..冬枯れが舞う
穏やかな春を夢見て
理性を失う街は
闇夜に染まる

時々の刻は夢幻
重ね重ね静かに瞑る

あの頃の僕は輝いてた
理想に近づくために
泣いても救われない現実
怖くて眠れない


幾度もの時代は流れ
孤独な冬が訪れる
二人だけの思い出は
追憶と化す

大切なもの失いたくない
重ね重ね振り返る

あの日君は泣いてた
幼い少女のように
気づけない僕の心に
声、涙が残る


あの頃の僕は輝いてた
君が居てくれたから
喜びや悲しみ、温もりが
忘れられない


限りないものが欲しい
叶える力が欲しい
不器用な僕でも
希望は在るのかな?

有り触れた蝶のように
時を越えたい

勿忘草


赦されない定め
何時まで続くの?
苦界の血痕
君の跡だけは
見たくない

後ろばかり振り向く
悲しそうな表情
刹那の刻を変えられたら
何を望むの?

「形在るものは皆壊れる」
なんて言わないで
まだ終わりじゃないよ
目に映るものが
全て嘘に見えたとしても
どこか誠があるはず


断ち切れそうな絆
音色は変わらぬ
今宵も此処に群れて
誰かを欺く

名も無い狂気を振り払い
我に反る魂
繰り返す争い止められず
また失うの?

行かないでと叫んでも
自由を求め君は飛び立つ
無理に笑っても
残るのは淋しさと虚しさ
涙に濡れる


微かな記憶さえ
思い出せない
不確かな事も
いずれ過ぎ行く
僅かな欠片や
淡い景色も
もう二度と戻らない

「形在るものは皆壊れる」
なんて言わないで
これから始まるのだから
目に映るものが
永遠を意味していたら
夢幻...


誰かのために
自分を犠牲にできる程
優しい僕じゃないよ
勿忘草
果敢無い物だと知る
哀れな者よ

所詮..二度と逢えぬ
君の影が残り
あの頃の僕でも
現実を生きてる