春輝楼
春先は僕からの贈り物
温かい心と始まりの時間が詰まっている
道端ですれ違う二人の影
あの頃よりも淡い色に染まっていた
踏み出した右足と引きずる左足
置き忘れたのか過去が気になる
思い浮かぶのは
泣きながら微笑う表情
弱さをばねにして強がる
震えた小声
春先は僕からの贈り物
分かれ道をいつか選ぶ日まで語り合おう
冬鳥は去りました
自分の居場所を求めるために
君と僕の片翼を重ね合わせて
明らむ天へ羽ばたこう
春先は真実を導いてくれる
鍵となり名前の無い未来を照らしてる
春先は最期を告げようとする
運命に身を 任せて時代を生きてみたい
信じてるから嘘吐くのです
信じたいから誠があるのです
ある日、一人の少年が
“血まみれ人形”を見つける
少年は人形を拾いました
少年は人形を大切にしました
人形はどんどん綺麗になる
少年は人形に心を与えました
少年は人形に名前を与えました
人形は怪しげに微笑む
少年は狂いました
少年は身を亡ぼしました
人形は語る
「アナタ ガイケナイ ノヨ
ワタシハ ワルクナ イ」
人形は泣いている
誰も居ない闇の中で
“血まみれ人形”よ
お前はなぜ泣いている
お前には心など無い
言葉は虚しい
人は裏切る種族
お前には似合わぬ
哀れな人形よ
天が紅く染まる時
“血まみれ人形”に出遇うという

