事故は、一瞬で遭うものだ。
道を歩いてた男性が、すぐ救急車を呼んでくれ、
近くの薬局まで連れて行ってくれ、救急隊員が到着するまで、付き添ってくれた。

救急隊員が到着するも、もう一人の方が怪我が重そうなので、もう1台救急車を呼ぶので、待つように言われた。

顔からの血液で、ジムに行くためのTシャツが赤く染まっていく。

頭も痛い。

「早く、救急車を呼んでください」とつぶやくも、
到着までの時間が、恐ろしく長く感じた。

救急隊員が到着して、すぐそばに救急車があると思いきや、100m以上先に停車してた。

人々が200人以上は集まってたと思う。その中にはスマホを構えてる人も。

意外とそういう光景は、冷静に目に焼きつくものだ。

救急車の前に来ても、すぐ乗れない。

警察官が、「お名前は?」「お年は?」「ご家族は?」とやつぎばやに質問してくる。

「身分証は?」と言われたので、リュックにパスポートが入ってることを伝えた。

警察官に「年齢が違いますね」と言われ、数日前に誕生日を迎えたことを思い出した。

最後に、「写真を撮ります」と言われ、思わず目をつぶった。

ようやく、大学病院へと向かった。




救急外来は、親に付き添って何回か来たことはある。

頭部CTを撮影し、刺さった硝子を取り除いてくれた。傷に関して、全く痛みは感じない。

麻痺してるのだ。

それに引き換え、頭は、痛い。

心配が増す。

「内出血だから大丈夫」と言われたが、「事故後に問題が起こることもある」と言う。

特に、傷を消毒したり、薬、絆創膏を貼ることもなく、「治療終えたので、帰宅して大丈夫です。」と言われた。

こちらは、頭も痛いし、1日入院したい旨、伝えたけど、叶わなかった。




私は、「軽症」という扱いだ。

ニュースで、事故で軽症と聞くと、「重症じゃなくて良かった」くらいに思ってた。

頭は、ボコボコで、枕に頭痛くてつけないし、後遺症も心配だ。

一歩間違えば、死んでた事故だった。

声を大にして言いたい。

【事故は、防げるもの】

法律も含めて、見直してほしいと願う。