“LGBTQ”もまだまだ理解が進んでないものの、「理解が進んでないこと」が顕在化している。

今年のダボス会議のジェンダー調査で、「日本は146ヵ国中、118位。経済と政治の分野で、女性の進出の遅れが際立つ結果となった。」




普段の生活の中で、あまり疑問を持たずに行われていることがある。

お店で「奥さん、いらっしゃい」と呼び込まれたり、何かにつけ「奥さん」を連呼されることがある。

30代の頃、独身の友達が「奥さんじゃありません」と、キッパリ答えたことがあった。

お店の人は、何がいけないかも分からず、驚いた様子だった。

別に結婚してたとしても、「奥さん」と呼ばれたくない。

「お客さん」と呼んでくれれば良いだけの話だ。





北白川の“Kanin”というジェンダー関連の本を扱う書店を訪れ、今さらながら疑問に思うことが湧いてきた。

同年代の女性が、夫を「主人」や「旦那、旦那さん、旦那さま」と言う人の多いこと。

そうなったら妻は、「召使い」か「使用人」にならないか?

夫の側はというと、「女房」「細君」「カミさん」「嫁」とか言う人が多い。語源を調べると、あまり良い意味と言えないかも⁈

まあ、「愚妻」とか「山の神」は、論外だが。





「ママ」や「パパ」と言うのも幼稚な気がする。

シンプルに、「夫」「妻」と言えば良いだけだが。

この本の著者は、「妻サマ」と本の中で紹介している。ちょっと可愛いと思ってしまった。

「無意識のジェンダー意識」が、何かのハードルになってないだろうか⁉️