転勤の多い業界に就職して2年目、

東京から群馬に来て一ヶ月が経ちました。

「うん、まあ、悪くないよ口笛」と

次男は言っています。



暮らし方は担当する職場や住まいによって

天国と地獄ほど、違うんだそうで。



次男のデビュー戦となった前の仕事は、

国家事業であったため

書類作りから大変だったし、

規模も大きく、決め事も厳しく細かく、

赴任初日から最終日までの11ヶ月もの間

定時退勤をしたことは

一度だってありませんでした。

休日も、

本社内勤(仮配属)時には土日が休みでしたが、

湾岸エリアにいた先月までの11ヶ月間は

日曜日と、もう一日を

平日他の人と交替で休んでいました。

やはり上司や先輩が、

土日や日月の連続休暇を取りたがるので、

いちばん若い次男は

火〜木の中で一日を。

そうすると、

前日も帰りは夜遅いので、

結局昼まで寝て、

洗濯をして、スーパー行くだけで

休日が終わってしまう…の繰り返し。

最後の方は、日曜日も出勤していましたね。



これは、赴任する地域は関係なく、

都市部だろうが離島だろうが

担当する仕事や住まいがどんなものかにより

天国と地獄の差になります。



離島でも、

ホテルやマンションがない場合

簡易的な家を会社に建ててもらい、

定時退勤をして

広〜い一軒家でのんびり

その土地のお酒を楽しんだり

釣りをしたり…という

こういう期間を

割り切ってエンジョイできる人ならば、ですが

離島天国ライフもあれば、


会社所有の巨大船を島に着け、

船中生活を送り、

船の燃料代だけで

かなりの出費になりますから

本土に戻るのは半月〜一ヶ月に一回

…という離島地獄ライフもあります。



次男のデビュー戦は、

場所は都市部でも

しんどい方の部類だったんじゃないかと

思います。

拘束時間が長すぎるのは

やはりいちばんしんどいでしょうね。



あとは人間関係。

これも、前の仕事は

デカいプロジェクトだったため

介入する人間の数が多く、

上は役人や政治関係者、下は外国人労働者

…といろいろな人が関わっていましたから

やっかいなことも

たくさんあったようですが、

民間クライアントの小さい案件で

下請け業者も少なければ

関わる人間も少なく、

人間関係の苦労も少しは減ります。



先に書いたように、

住まいも重要。

自己手配を希望しなければ

すべて会社が用意してくれますが、

選ぶことも注文をつけることもできません。

寮なら同僚や先輩が他にも住んでいるし、

最近建て替えが進んでいて

新築寮も多く、なお良し。

過疎地の一戸建てでは

一人暮らしもあれば、

同僚と共同生活パターンもあります。

場所によれば小さなビジネスホテルを

借り上げする場合も。

ホテル生活は、虚しくなるというか

ちゃんと生活している気にならず

安らげないという先輩の助言もありました。

最悪なのがやはり船中生活ですね。




現在、次男は

都心部ではないにしろ

何も無い山中や離島ではないし、

借り上げマンションは

仕事場から少しだけ離れた町にあるけれど

車が貸付されているから

通勤は前よりずっと楽ちんだし、

土日の連休をもらえているし、



おそらく、

次男のこれから続く転勤人生の中では

比較的ラクな仕事、

ご褒美期間ではないかと思います。



前の投稿で、

次男は寮の使いかけの生活用品のほとんどを

捨ててしまったと書きました。




これは、群馬での仕事は

「納期に間に合わず延長になろうが、

あとは上司や先輩に任せて引き揚げる」と

最初から決まっていることなので

次男はあと一ヶ月もすれば、

一旦寮に帰ります。



しかし、これは同時に

次の試合(仕事)への

登板ということでもあります。

次は、2〜3ヶ月の短期間ではなく

1年間以上になると思われますが、

どの試合に登板させられるかは

まだ聞かされていません。

群馬から引き揚げても、

次の試合が

都内や通勤可能な近隣県でなければ、

次男は寮を出て、

引っ越さなければいけないのです。



次男は、群馬に行く前から既に

「次の、次」に備えて

食品だけでなく生活用品も処分し、

群馬に行ってからも、

土日は必ず寮に戻り

部屋の片付けを続けていたのでした。



群馬での仕事が終わったらまた、

一週間〜10日間の休暇を

もらえると思うのですが、

もしも遠方に異動することになったら

片付け、寮の退勤等の引っ越し作業で

「また休暇が潰れるじゃんムカムカ

おお!100点

次男、早くも学習しました笑

それでこそ、転勤族です!



「次の、次」は、

都心部にある本社か・・・

都内や埼玉、千葉、神奈川か・・・

それなら寮に戻って、

生活用品を新しく買えばいいだけのこと。

また群馬や、茨城、栃木・・・

はたまた離島か・・・

そうなれば

一週間〜10日間の休暇で寮を引き払い、

う〜〜〜ん

北関東の借り上げマンションか?

それとも島の一戸建て?



ラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ


「ママ!

あのさ、俺、

イイこと考えた!

離島の一戸建てだったら、

猫飼う!!




「・・・ダメですね」




「いや、同期でいるんだよ!

そいつは離島勤務してみたい派で、

自ら希望して離島行ったんだけど、

借りられるテキトーなマンションやホテルが

島になくて、

古民家を会社が改装して

社宅がわりにしてんだけどさ、

そいつ、島猫を餌付けして飼ってんだハート



「・・・・・。

あんた達はね、

1年2年でまたどこかに行くの!

猫を連れてはいけないでしょうが!

飼い猫状態になった猫をリリースして

また島のノラにするの?

それはとても可哀相なことなのよ?」




「・・・それもそうだ、わかったよもやもや

「あー♪島で何しようかな〜」




もう一度言いますが、

次男、まだ群馬に住んで一ヶ月です滝汗

でも、もう、次はどこなのか

離島だったらこうしたいああしたい

…と島暮らしを妄想しています。




強い。

次男、強い。

もうちょっと、離島勤務を

ビビってほしい笑

命じられたらしょうがないけど、

自ら希望は出さないでほしい滝汗




祖父母や長男、私の妹に

次男の様子を報告すると

「そういう図太さは必要!それで良し!」

「あの業界で生き残り、上へ行くには

結局そんなメンタル強靭な子なのかも笑」

と褒めてましたwww




私としては、

出世しようと敗戦処理投手だろうと

都内にいようと離島にいようと

願いは、一つ。



まだ始まったばかりの転勤人生

まずは順応すること、慣れること

心身の健康を損なわないこと

それだけで、いい。



…と思っていましたが、

既に十分すぎるほどの順応力適応力で滝汗

万が一の離島勤務に備えて

早くも寮を片付け、

島猫にチュールをあげる気満々な次男に



ワタシ的には、

「都内にいようと、離島にいようと、」

等ときれい事を言いましたが正直言えば笑、

できれば都内勤務がいいし、

横浜や千葉でもいいなぁ♡

中華街、山下公園、ランドマークタワー、

幕張、アクアライン海ほたるに

ディズニーリゾート!

離島勤務にだけは、なりませんようにチーン





お母さんは

まだ東京で

遊びたいの。





東京行きたい、

東京行きたい、

東京行きたいー!!





あっという間に一ヶ月が経過し、

それなりに忙しくしている次男ですが

「40℃で萎えた」とか

「今日支給された扇風機服を着てみたwww」とか

「車で寮に帰ろうと生まれて初めて首都高乗ったら

わからんなってありえん場所に着いた」とか

時々は連絡をくれて、可愛いです。

いくつか前の『実家が太い』という投稿に

チラッと書きましたが、

つい最近“お金”に関する考え方の相違があり

今、私は長男にすごく腹を立てています。

まだ私の中で消化できていないので、

書いたり消したり…と

しばらく投稿はできそうにありませんが。

5年前のちょうど今頃、私は長男のしたことに

慌てふためくと同時に、

あまりにも自分勝手な長男に

はっきり言って呆れ果てたのですが、

今回は“お母さんの逆鱗トップ5”に入るくらい

久々に怒り、呆れ、がっかりしたことがありました。

なので、今、次男の言動にいちいち

「この子はなんて可愛いの♡」と思う毎日です笑

私の育て方が間違っていたのか…と

5年前と同じように自分を責めることもあり、

母親として情けなくもありますが、

でも、でも、同じように育てたはずの次男は

本当に優しくてイイ子なので、

自分でも長男をどうしていいかわからず

お手上げ状態です。

前みたいな居所不明とかそういうことではないので、

私が今すぐ何かをしなければならないわけではなく

“お金”のこと、と言っても借金をしていたわけでもなく

ただ、感謝の一つもない自分本位な考え方に

私が失望しただけで、

私の現在の暮らしは何一つ変わってはいませんが、

お互いに頭を冷やして冷静になる時間が必要なので、

“放置”というか、勝手にしやがれ的措置で

今のところ、私から連絡をすることはしていません。

そう遠くないうちに書こうとは思いますが、

次男を含め世間の同年代の子を見て

なんてイイ子達なんだろう、と

今は情けなくなるだけです。

私は長くこちらに息子について書き続け、

いつもイイねをしてくださるお母様方のブログも

時々読ませていただいておりますが、

皆様の息子さん娘さんはなんて優しい良いお子様で、

羨ましく思います。

いや、羨むなんて私がダメですね。

皆様がきちんとお子様方を育てられたからであり

きっと私に足りないことがあったのでしょう。

あのまま社会に出られては困りますし、

私の老後もお先真っ暗ですから、

頑張りますよ!!頑張りますとも!!




ああ、次男は本当に可愛いです笑