これを機に、転勤の多い次男の

異動記録を残していこうと思います。


私をふりまわす長男も最近は静かで笑、

ドタバタ日記はお休み中。


そんな平穏な中、

次男から異動の知らせがありました。

これも備忘録として残し

あの頃はこんな仕事をしていた、

あの頃はあそこで暮らしていた、

と、年をとってから

振り返ってみたいと思いまして。




ちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょ


次男は、

昨春地元大学を卒業し

東京に本社がある大手民間企業に就職。



新卒採用人数は、

総合職、技術職、一般事務職、

全国型・地域型…等々

年によってかなりばらつきはありますが

全部合わせると300人くらいかしら。

全国規模の大手のわりに

採用人数がそう多くないのは、

次男の会社は一次請けをするだけであり、

協力会社に仕事を流す

ピラミッド型構造の業界だから。

男女比は、正社員になると

8:2〜9:1くらいで

ほぼ男性で構成される世界です。



お給料はかなり多め、でも勤務はハード。

休日出勤もありますし、夜も遅いので、

確かに女の子には向かないかな…

全国転勤も海外勤務もあり。



会社は全国に

たくさんの寮も保有しているので、

独身者はだいたい入寮しているらしい。

寮の他、一棟丸ごと借り上げマンションも

全国にあって、

急な転勤や異動があっても

身一つですぐ動けるよう、

会社が準備してくれています。



寮にもいろんなタイプがあって、

①大ホールや小会議室、食堂、大浴場、

共同ランドリーを備えた

研修施設のような寮。

上階に居室はあるが、キッチンやバスはない

寝るだけの部屋。

ご飯は、食堂に行けば

学食よりもまだ安い

超低価格で朝晩提供してくれる。

寮費も数千円と激安。

完全プライベート空間が欲しい子には

大浴場や食堂はしんどいかもしれませんが、

このタイプの寮の利点は、

いちばんに立地の良さ。

会社が使う会議室やホールがあるので、

都心に近い場所にあり、便利。

ご飯が作れない人や

寮費を抑えたい人にも

安定の人気物件でございます笑

②ビジネスホテルの

シングルルームみたいな間取りで

バス・トイレの他、

小さなキッチンがあるところも。

洗濯機は各階に数台ずつあり、

学生ドミトリーみたいな感じ?

以前は、このタイプの寮が

いちばん多かったようです。

③完全マンション型で、

寮費は所在地や広さにもよるけれど、

寮の中ではいちばん寮費は高い。

イマドキの子のニーズに合わせ、

最近はこのタイプの寮が増えています。




どの寮も、個室には

ベッド、机、エアコン

カーテン、クローゼット完備。

③のマンションタイプには

冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機等

最低限の家具家電がついていて

カバン一つで

全国を飛び回れるようになっています笑

ちなみに、光熱費はすべて会社持ち。

電気代が気になる夏はありがたいですよね。

都市圏では基本、電車通勤ですが、

地方の寮で通勤が不便な場所は

車も貸し付けられます。



うちの次男は、

③のマンション型に入寮中。

原則、自分では選べず

会社の指示でどこに入寮するか

決められます。

次男の場合も、採用後

とくに希望を聞かれることもなく、

仮配属先が決まった大学卒業前の1〜2月

辞令と一緒に

「いついつまでに入寮してください」

という入寮指示が出て、

え?選べないの?驚きと最初は思いましたが、

入寮指示のあったマンション型の寮は、

仮配属された都心部にある東京本社から

30分圏内にあり、

しかもほぼ新築、駅近。

オートロック、

宅配ボックス、エレベーター付、

バス・トイレ別、洗面台あり。

近隣には大型スーパーも複数あって、

都内や隣県合わせて十数カ所ある寮の中で

いちばん人気で、

「僕は◯◯寮です」と会社で話すと

みんなに「え〜!!ラブ」と

羨ましがられるんだそう。

L字型の建物で

南向き1Kと東向き1DKがあり、

次男は建物最上階の東向き1DKを

割り当てられ、

会社の寮では

最も家賃が高いところになりましたが、

…と言っても寮ですから、

「新築駅近その条件でその寮費、

ずるくない?!ムキー」と私が叫んだほど笑

昨春、

初めての一人暮らしを始めるにあたり

新しく買ったのは、

掃除機とドライヤーと

キッチン用品くらいのもんでした。

次男、快適に暮らしています。



ヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコヒヨコ


新卒採用者は、

どの県、どの支社に仮配属されていても

4月初日は

一旦本社がある東京に集合します。

スーツケースを持ったまま入社式に行き、

式を終えたその足で

チャーターされた大型バスに乗り、

関東圏にある

某複合コンベンション施設へ移動。

新採用者全員が

近くのホテルに分散して滞在し、

2週間〜1ヶ月の新人研修がありました。

私の次男は総合職採用で、

研修期間は3週間ちょっとだったかな。

次男に割り当てられたのは

複合施設周辺ではいちばん良いホテルで、

高層階のツインをシングルユースという

ラッキーもあり、

休みなし、外出禁止でしたが

部屋からの美しい夜景の写真を

私に見せてくれたりして

希望に満ちた楽しい研修期間を

過ごしていたようです。




4月中旬〜末

コンベンション施設での研修の後

数日間の連休がもらえ、

そこで新卒採用者の全国大移動!

仮配属が地方だった人達は

それぞれ仮配属先のある県へと

散らばっていきましたが、

次男の仮配属先は東京本社なので

3月末に一旦荷物を置いた寮に再び戻り、

今度は都心での本社勤務をすること3ヶ月。

この3ヶ月間も、

総合職の次男は研修の延長のようなもので

経営側に近い部署で

事務仕事をしていました。

仕事上おこる外部との争い事や

裁判の対策として

法律の勉強もしていましたし、

労務の勉強もしたっぽい。




カエルカエルカエルカエルカエルカエルカエルカエルカエルカエルカエルカエル



そして、7月末。

いよいよ、本配属の発表。

仮配属が本社でも

本配属で突如地方に、というパターンも

多くありまして、

一旦は東京本社に仮配属され

机を並べていた同期も、

全国各地にある支社に飛びます。

ここでも数日間の連休をもらえ、

各々、次の地へすばやく移動。

地方から都内に入寮してたった3ヶ月で

また地方へ行くのはしんどいえーん

…といっても、身一つで行けるくらい

寮やマンションは

会社が整えてくれていますから、

散らばる同期、皆で集まって

送別会兼決起会と称して、

飲み会をする余裕はあったよう。

さあ、新採用くん達

転勤の多い勤め人人生の始まりです!



四国や中国の山間部に配属され

「え、それどこ、なんて読むの?」と

同期で騒いだとか、

都内出身の生粋の江戸っ子が

コテコテ大阪に配属になり

「怖い怖い怖い!」と

めちゃくちゃビビって旅立っていったとか、

当時は

次男が可笑しそうに話してくれましたが、



中には

北の大地、南の離島に配属になり

その後数ヶ月しかもたず退職したという

同期の話をするのちの次男は、

ちょっと淋しそうでした。



次男の本配属は東京本社、転勤なし。

ですが、夏からは担当する職場に

直行直帰するようになるので

東京本社配属、といえど

本社にはほぼ行きません。

東京本社配属者も地方支社配属者も

全国で動いているプロジェクトチームに

割り振りされ、

そのプロジェクトが終了するまで

現地に通い担当をします。

プロジェクトによっては、

2〜3年という長期もありますし

数ヶ月という短期もあり、

異動の時期は決まっていません。

基本的に

終われば次へ行くというシステム。




うちの次男がいる会社だけでなく

この業界はだいたいこんな感じで、

例えば、

大阪支社に配属になれば

一応籍はそこには置き

2〜3年間は

関西から離れることはありませんが、

担当する職場は転々とするので

通うのは大阪とは限らない。

神戸や京都、奈良、和歌山…といってもね、

通勤中イノシシに遭遇するような

丹波の山中であることもありますし、

もういっそのこと名古屋支社に行かせてくれ

…ってくらい笑、県境ギリギリの

田舎であることもあります。

九州支社も、同じ。

福岡を担当することもあれば、

長崎の島や沖縄になることもある。



うちの次男も

今後2〜3年間は東京本社に籍を置きますが、

担当する職場は都内とは限りません。

小笠原諸島である可能性だって

あるんです笑

だから、

東京本社配属が良くて

地方支社がしんどいとは限らないわけです。

そりゃ父島母島よりは、まだ那覇の方が

暮らしやすいですからね笑

みんな、一緒。みんな、同じ。

誰がどこに行くかはわからないし、

配属される支社では判断できない。




昨夏

次男が担当を命じられたのは

東京都区南部の湾岸エリアでの仕事。

新採用1年目、

いちばんの下っ端社員であった次男は

誰よりも早く出勤しなければならず、

毎朝6時の電車に乗り1時間かけて

湾岸エリアまで行き、

月末月初は23時まで仕事をし

日が変わる頃寮に帰り着く、

…という毎日を11ヶ月間送りました。



強い次男ではありますが、

辛いことがまったくなかったわけじゃない。

離島から海を見て、

東京に帰りたい…と泣いた、という話を

退職した同期から聞いたらしいですが、



「いや、俺だって思ったことあるさ。

間近に見える

羽田から飛び立っていく飛行機見て、

あれに乗りてえぇぇぇぇぇ!!!!!

もうこのまま手ぶらでターミナル行って

搭乗してしまいてえぇぇぇぇぇぇ!!

田舎帰りてえぇぇぇぇぇぇ!!!!!

…って何百回思ったか」と笑




ひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわりひまわり


6月。

体力も使い、

社会人らしい心労も少しはあり、

10kg痩せた次男。

初めて担当したプロジェクトが

やっと終わりました。

湾岸エリア、グッバイ!!笑

さあ、次の地へ。




次男のいる業界、勤務形態は

だいたいこういうシステムと書きましたが、

次男の会社では

担当するプロジェクトが終わり

また次の地へ異動をする際も

1週間〜10日間ほどの休暇をいただけます。

次に担当する職場の都合もありますが、

有給休暇を足して

半月ほどの連続休暇にし

海外旅行をするという

慣れたツワモノもいますし、

「早く来て!」と言われたら

2〜3日寝溜めをするだけで休暇終わった、

…ってこともあります。





10日間の休暇をいただいた2年目の次男、

お正月から半年ぶりに帰省してきました。