ええ、そのまんまです。
掘りごたつに落ちました。
え、どういうこと？
…って思ったよね、うん。わかる。
私もね、自分で
え、どういうこと？
…って思ったから、
一応『掘りごたつ』『落ちる』で
検索してみたの。
この検索ワードで出てくる
掘りごたつに落ちた人…ってのは、
99％が、赤ちゃんとか幼児でね。
「危ないから、塞ぎたい」とか
「病院連れて行った方がいい？」とか
そういうお悩み。
あとの1％は、犬や猫。
室内犬がこたつにもたれかかって寝ていたら
落ちたよ
…みたいな。
50歳も過ぎたオバサンが
掘りごたつに落ちた話は、なかった。
やったね
日本で掘りごたつに落ちた大人の、
第一人者は私かもしれないね。うん。
・・・・・
人事異動が発表され、
早速職場の送別会がありましてね。
先週、居酒屋行ったの。
照明ちょい暗めの、おしゃれ居酒屋に。
コロナやインフルエンザもあって
飲み会も久しぶりだったもんだから、
みんな早く乾杯したくて、
最後に着席した私に
「岡さん、早く早く！」
「サエコさん、ビール持って！」
って急かす急かす。
で、私
「ちーーーっす。」と
空いてた席の座布団にまず軽く膝を乗せ、
バッグを脇に置いてから、
そのまま両膝をスライドさせて
急いでズイッと奥に進んだの。
吸い込まれたよね。
穴に。
薄暗くて、
掘りごたつなのがわからなかった。
ま、厳密に言うと、
完全に落ち切る前に
デブな身体がテーブルとの間に挟まって
「ひーーー！！」
両隣の人に引き上げてもらう、という
乾杯どころじゃない事態になったんだけど
問題は、膝よ。
掘りごたつへと続く角に
向こう脛がズリリリ〜と擦れて、
見せたいけど、見せられない
真っ青ですよ、膝から下が。
なんせ全体重かけて、90度の角に
肉めりこみ気味にいっちゃってるから。
いや、職場の人には見せたけどね。
その飲み会に参加していない
別の課の人々に、
2〜3日後、
完全に人間の皮膚の色でなくなったあたりで
「ねえ、これ見て」って
10人くらいに見せまくって
今年度最大の笑いとってきた。
「え、なに、どゆこと？
酔っ払ってたの？」
いや、乾杯する前だってば。
「お酒の一滴も入っていない
シラフの状態で、
何をどうしたら
掘りごたつに膝からinできるわけ？」
それは私が知りたい。
一週間経つけど、
今もものすっっっごい、痛い。
