私は以前、

発達障害の学生支援の仕事に

携わったことがあるので、

世間一般よりは理解がある方だと

自分では思います。

だから、

専門家ではないので

ここに書いたことが正しいというわけではなく、

その前にまず

偏見や差別感情がないことを

予めご理解、ご了承ください。





私が担当していたのは、

大学生の就職支援なのですが



まず、

発達障害というのは、

特性に強弱があり

弱い人なら、はっきり言って

いくらでもいますから

何も差別するようなことではありません。



そして、発達障害の中にも

アスペルガー等を含む

高知能群というのがあって、

彼らは勉強は人並み以上にできますから

難関進学校や難関大学には

少なからずいる、と言われています。

中には

東大や京大には他の大学の100倍以上いる…と

特定の大学名を出している記事もあったりしますが

これは東大京大に限らずだと思います。




ところが、

共感部分や注意の欠如により

就職時にうまくいかないことがあるので、

面接対策、指導等を

精神科医と一緒にする…という仕事を

していたんです。

これは

ある機関の研究も兼ねていて、

就職活動が盛んに行われる時期以外は、

私も、医師の研究活動の補助をしており、

様々な文献資料を収集、整理をしたので

随分勉強になりました。




というのも、かつては

私の長男も

発達障害を疑われる児童であり、

小学生の時は

心ない教師の

「さっさと病院行け」という言葉に

傷ついたことがありました。

現場に立つ一教師ではなく、

とある機関からよこされた

出世コースまっしぐら

頭でっかちで優等生が好きな

独身女性の教師にそう言われ、

当時まだ若かった私は

「現場で児童を見てきた経験が

少ないあなたに、何がわかりますか?」

「あなたの思い通りにならないからって

ビョーキ扱いしないでください!」

「病院に行くかどうかは私が決めます!」

と生意気にも盾突き笑、

成長するにつれ

抜きん出た成績や能力を発揮し

難関校に合格をした息子のことを

「あの教師に、

どうだ!と言ってやりたいムキー

と思ったこともありましたが、




親である私自身も、

息子の発達障害を疑う事件が

のちにおこります。

それが、留年・家出騒ぎ。

この時、私は

あまりに勝手で無謀な長男の行動に驚愕し

大学の先生方を含む息子を知る知識人に

「もしかして、息子は…」と

相談したのですが、

誰もから鼻で笑われ、

「難し屋ではあるけれど、

彼は発達障害ではない。

むしろ、それを演じ、計算し、言い訳にして

お母さんに受容を求めているような

甘えはありますが笑」と

言われてしまいました。




しかし、それからずっとずっと後

つい最近のこと。




同じく発達障害を疑われるものの

それまで難なく社会生活を送れていた

同じ大学院にいる長男の親友が

何かに行き詰まり、

病院を訪ねたところ

やはり発達障害との診断を受け、

「おまえもそうじゃない?」

と言われた長男が

一緒に病院に行ったらしく…




検査をするにあたり

テストされる4つの指標がいずれも高く

IQが130以上である場合は、

発達障害を持たないギフテッドとなり、

指標の得点にバラつきが大きい場合は

発達障害の可能性があるのですが、



IQ130以上かつ

発達障害の状態にある人は

「2E型ギフテッド」

発達障害を併せ持たないギフテッドは

「英才型ギフテッド」



長男は、

指標得点のバラつきは

大きいというほどでもなく、

かといって全部が揃えたように

高いわけでもなく、

「2E型ギフテッド」「英才型ギフテッド」

どちらとも診断できない

ビミョーなラインだったそうで…



長男の親友は2E型ギフテッドと

診断されたそうですが。

長男も、親友も、IQが130〜140あります。



友人が少ない長男ですが、

付き合いがある子達は

いずれも同じようなタイプ。

皆、旧帝大に進学し

院で研究を続けているか、

類稀な才能で

アッと驚く進路で活躍している

変わった子ばかりで、

一般的なお勤めする

平均的な生き方をしている子が

ほとんどいません。




私は、息子で慣れているので笑

何とも思いませんが、

ある種の“匂い”を感じるのも事実。

これを、他の人は

「変わってる」

「気味が悪い」

「難しい」

「扱いにくい」

と思うのでしょうが、

私には、合うというか、

むしろ好きという笑、




誰にでも特性はある、

大か小かの違いだけ、

…というなら、

私もおそらくそうなのだと思います。

遺伝子研究をする長男には、

「俺らがこうなのは、親の遺伝子が大きい」

と言われました。



「ママだって診断されていないだけで

ちょっとくらいは、“そのケ”があるよ。」

「じいじは完全にそう。

あと、パパや

パパの実家の面々もそうだった。」

とサラッと言い、

思い当たる節はあるので・・・




で、今、なぜ、

こんなことを書いているかというと、

小4の甥っ子に手を焼いていまして。




診断は受けていないけれど、

明らかに

平均的、一般的な児童とは違っていて、




才能、なくもないけど笑、

手を焼く場面の方が今は圧倒的に多く

とても扱いにくいです。




で、チック症があって、

今、いちばん気になっているのがこれ。



実は、チック症も

私の周りにはたくさんいて、



長男が言うところの“パパんち”には

私の甥っ子にあたる男の子が

三人いるのですが、

三人中、二人に症状がありました。

うちの長男や次男と同年代で、

三人とも関西では有数の進学校に通い、

もう一人は医師になったかな?

私は離婚したので、最近会っていないけど

皆、関西の旧帝大や医学部に進む

勉強はよく出来る子達でしたが、

顔を顰める等の症状が

幼い頃からありました。




目をギュッと瞑るとか、

咳払いをするとか、

よく見られることなのですが、

甥っ子には

音声チックと呼ばれるものがたまにあり




ずーっとではないけれど、

数年前に一度あって、

初めて気付いた時は

助手席に乗せていたら

5分に1回くらい声を出すものだから

「えっ?!それ、何?」って

ギョッとしたんですが、

数ヶ月もしないうちに見られなくなったので

忘れていたところ、



つい最近、また。

一人遊びをしている時に出るようで、

部屋で一人でテレビを見ている時や

本や人形を触っている時、

同じ声を不規則に出します。




80歳近いじいじは

理解も知識もないものだから、

頻繁に出される声を聞き、

「ああ〜えーんえーんえーん」と

嘆き悲しんでいますが笑、



いや、何も

嘆き悲しむことではない。



でも、これから多感期に入るので

同級生に真似をされたりからかわれたりして

甥っ子が傷つかないか、

いじめられたりしないか、

伯母としては心配しています。




遺伝子。

発達障害。

アスペルガー。

ギフテッド。

チック症状。




久々に、たくさん本を読んで

勉強をしているこの頃の伯母です。