現在、次男帰省中〜

これについての詳細はまた後日ゆっくり。



とりあえず昨夜開催された

地元の花火大会のことを。




私の好きな方のお一人で、

最近良く読ませていただいている

都内のオフィスレディさんの

ブログがありまして、



田舎の花火大会と、

都会の花火大会について書かれていたのに

大共感したところなので笑。





先月末に東京に遊びに行った時ちょうど

どこかで花火大会があったとかで

その人出に妹と驚愕したんですが、

70万人!

「我が地元の県総人口より多いwww」と

苦笑いをしました。

続いて開催された隅田川の花火大会は

110万人だったとのことで、

その人出がどのようなものかは、

たかだか人口30万人の

小さな市に住む私達田舎者には

想像もできなかったものですから、

梨泰院とかのような事故を

心配してしまいました。




次男が高校生の頃、

長男が大学在学中住んでいた街の

花火大会の日に行き

オープンキャンパスのついでに

“花火が部屋から見える”というホテルに

泊まったことがあります。

駅からは離れていましたが、

高台にあり市街地を一望できる景観と

公式サイトよりホテル内レストラン



名前は変わりましたが、

以前はオークラだったホテルなので

部屋の広さやサービスクオリティも上々。

花火を見るだけなら一泊くらい

駅から離れてもいいかな…と



県外で花火大会を見るのは初めての

私と次男は楽しみにしておりました。



…が、ゴルフ場は近くにあるけど

本当にそれ以外何もない場所で、

もちろん飲食店ゼロ。

花火大会の晩は

ホテル内レストランも予約のみ。

二人で70,000円くらいの予算を

見ておかないといけないコースしかなく、



駅チカで

長男を呼んで三人で夕食を食べてから

次男と二人でホテルに入ったので、

ただただ花火を見るためだけの

宿泊のようなもの。

あとはのんびり花火観賞といきましょうか!

…と窓際で待ち構えていたところ




花火ちっさ!
あれ?あれがそう?
何か遠くで爆発おきた感じ?
花火かどうかもわからん。


ということで、
次男が爆笑した夜になったのを
今でもよく覚えています笑



地方出身のお気に入りブロガーさんも

東京で彼氏に

「花火が見える場所がある」と

連れて行ってもらったら、

は?ちっさ!…と思ったというのと

同じように、




私達は、

たかだか30万しか人がいない

田舎ではありますが、

子供の頃から

近くで花火を見られる環境にあり、




ましてや次男が生まれた頃には、

じいじが田舎では…ですが

ありがたいことに

そこそこの地位も名誉も得ていましたから、

花火大会が開催される場所から

いちばん近くいちばん高層の

…といっても15階程度だったと思います

ホテルの最上階

全面ガラス張りレストランを貸切にして

開かれるとある会合があり、

その会員の家族は招待され、



息子達は、

花火の全景すら見えないくらいの至近距離で

何も遮るものがないガラス張りの最上階から

眼の前の花火を見るのが、

夏の最大イベントでした。

このスポットから花火を見られる者は

そうそういないという、

おそらくこの田舎町では

最高条件での観賞なのですが、

息子達にとっては

当たり前になっていたと思います。




長女の私の人生は、

父の軌跡と共にあり、



幼い頃は

浴衣を着せられて

20代の若い父に連れ回され、

人混みの中を

汗だくでぐちゃぐちゃになりながら

下駄を履かされたちっこい足を踏まれ

大泣きし笑、


小学生や中学生の頃は

そのホテルの中階の宴会場であったり

隣のホテルの屋上庭園であったり

その年によって違いましたが、

屋上庭園等は

やはりエアコンもありませんから

「あー早く帰りたい」と

酔客を冷めた目で見たりして、


そして、ついに

最高条件で見られる

いちばんの絶景スポットで

赤ちゃんである息子を抱っこして、

花火を見られるようになった時に、


私は、

花火よりも、

随分偉くなった父の姿と

眼下でうごめくアリンコのような人々を

見下ろしながら、

「私もあの中にいたのになぁ…」

「お父さん、頑張ったんだなぁ…」

って感慨深くなったものです。




父も80歳が近くなり、

花火大会の夜の会合には参加しなくなって、

私の息子達も

一人出てゆき、また一人出てゆき、

・・・と今は私も

実家でのんびり

母が作った田舎料理をつまみながら

見る花火にはなりました。




が。

都会の花火大会とは

それでも違うんですよ笑




実家から丸見えなの。花火が。



ホテル最上階とは比較にならないですし、

私の撮り方が下手くそで

迫力イマイチですけども、

わかるかな?
下にいる人や車の大きさから、
まあまあの大きさで見えるのが。
これ、大尺玉じゃないですが
大きい花火なら、
たぶんカメラに収まらない。





渋滞もしていない道路を
ブーン…なんつって往来する車。
車運転しながら
ちょっと斜め上を見たら
「あ、上がってるね真顔」っていう。



横をバスもすいすい。





さすがに実家の場所がわかるとアレなんで笑

これらの写真は、

少し離れたところに行って撮りましたが、

家の窓からもっと大きく見えるの。




次男は、中高時代の同級生達と

飲みに出かけちゃって笑、

それはもちろんホテルの最上階でもなく笑、

河川敷でワチャワチャですけれど、




それでも、

それなりの大きさでは見えるので




次男、

「花火大会までには帰省する!」

「花火大会の夜は出かけるから

ご飯いらない!」

と東京から何度も言ってきたくらい、




花火を地元以外で見るつもりは

さらさらないようで笑




来年は、

長男がいる、また違う街で

私は花火を見ることになると思いますが、

父の軌跡の結果ともいえる

絶景花火を見てきた私達にとって、

地元の花火大会は、

父や私にとっては人生をも振り返る夜であり

息子にとっては

どんな条件であろうと

都会で見る花火とは違う、

自分のルーツはここなのだと感じる



特別な花火大会なのです。