築地本願寺から、月島へ行くため

歩いて勝鬨橋を渡ることにしました。





その前に、隅田川テラスをお散歩。

カフェにでも入って、

ゆっくり川面を見ながら

風を感じて、

…のつもりでしたが

大阪中之島あたりを想像してましたが、

あそこまで賑やかではないですね。



なんせこの日は、36℃超。

風なんて、熱風。ドライヤーかよ。





川べりを少し歩いただけで、

勝鬨橋へと移動しました。



暑かったのもありますが、

もう一つ理由があって。



橋の下にはホームレスの人がいる、

というのは田舎でもあるある。

都会でもそうだと思いますから、

何も驚く光景ではありません。



だけど、この日は36℃。

日が高いこの時間の隅田川テラスは

日陰がなく、

いくつかあるベンチも

誰も座っていなかったんだけど



一人だけ

中年男性が項垂れたような姿勢で

座っていました。



ゴルフやテニス、水泳

いや、サーフィンを毎日やっても

こうはならないんじゃないか、

というほど真っ赤に日焼けした

肩や背中。

これはもう、火傷じゃないかというくらい。



こうも暑いと、

具合が悪くなるんじゃないかしら…

さすがに日の当たる場所は

熱中症になるんじゃ…

と思いながら



チラッ…チラッ…と

目をやると

あっ・・・タラー

上半身だけ裸なのかと思いましたが、

そうじゃないかも・・・ガーン

あんまり見るのも何ですから、

よくは見ていませんが、

全裸???




え?え?え?

…とさらに戸惑ったのは

ちょっと待って?

流血してない?

肩や腰まで血がつたった跡があるように

見えるんだけど・・・

よく見ると、乾いた血で

ある程度時間が

経過しているように見えました。




警察言った方がいい?

それとも救急車?

いや、自力でちゃんと座ってるんだから

救急車じゃないか。

話しかけて、確かめ・・・

いや、でも全裸の人には、ちょっと・・・




という戸惑いをそのまま

今日は

この近くで仕事をしているという次男に

「ねぇ、どっちに知らせるべき?

警察?救急車?」と

LINEしてみたら、



「流血なら救急車、全裸なら警察だろ笑」

と。

いや、どっちもなんだってば。




そうこうしているうちに、

近くをジョギングしていた外国人が

声をかける様子が見えたので、

私は立ち去りましたが、

うーん…都会だなぁ、と。

田舎なら、こういう人がいたら

たぶん30分と放置されないんだろうな、と。

誰かがすぐ声をかけるし、

おそらく警察、救急車、

両方来てしまう事態になると思いますから。




声をあげなきゃ、

誰も助けてはくれない。

黙ってたって、

誰も手を差し伸べてはくれない。

私が思う“都会”は、そう。

私には、

ただこれだけのことが

都会の死角というか、

なんだか悲しい光景に見えました。






さて、勝鬨橋。

あー、あの橋ね!…というスポット。



数々のドラマや映画のロケ地です。

おかえりモネ、

東京リベンジャーズ、

東京タラレバ娘、

踊る大捜査線、

男女七人夏物語、

ちゅらさん、

テセウスの船、

夜はライトアップされるそうなので

その姿も見てみたかったのですが、

なんせ、36℃超え。

これ以上は居られない。





勝鬨駅、月島方面へ

歩いて橋を渡りました。



東京の川、と言えば隅田川ですから

東京を象徴する風景とも言えますね。

数日後には、花火大会で

すっっっごい数の人が

押し寄せるんだろうな〜

…と思いながら、

この日は、日傘を差して

のんびりゆっくり川の風景を楽しみました。




うん、ここ、私、好き♡