東京3泊4日。

スケジュールは、つめつめ。

「修学旅行のしおり」のような笑、

タイムスケジュールと目的を

事前にPCで作り、しっかり準備をして

4年ぶりに東京に来ました。




まずは、いちばんの目的である

次男の様子を見に行かなくちゃ!



今回の宿泊は、

次男の住む寮がある街です。

羽田空港から

寄り道をせず、寮がある東京近郊に直行。

ホテルにチェックインをして

荷物を放り投げるように部屋に入れてから、

急いで

次男の寮を

ストーカーのように覗きに行ってきました笑




Googleストリートビューでも

穴が開くほど見ましたが、

わお♡めちゃめちゃきれい!おしゃれ!

一棟丸ごと借り上げたか、

会社が建てたかはわかりませんが、

駅から徒歩3〜4分、新築。

会社から事前に送られた案内資料では

わかりませんでしたが、

オートロック付きで、

これを自力で借りるとしたら

この駅周辺の家賃相場、この条件からすると

おそらく10万円近く。

不動産大好きオバサン笑、

不動産屋の表に出ている

売物件の価格をチェック。

近隣の分譲マンションも観察しながら、

査定します笑

ここまで都心に近く

最寄り駅からもすぐ

新築1DKですから、

賃貸もおそらく8万円以下では無理。

これを、田舎の月極駐車料程度の寮費で

住まわせてくれるなんて、

十分すぎる待遇です。




都内や近郊にたくさん寮はあるそうですが、

次男の住む寮が

いちばん新しい上に

いちばん駅に近く

この寮に割り当てられた者は

羨ましがられる…と

次男も言っていましたので、

文句のつけどころがありません。




これが

次男がスーツを預ける

クリーニング店か〜…

うわ、大きなスーパーが2つもある!

コンビニなんて5、6、7、8…

数えられないくらい!

一人暮らし男性なら是非とも近くに欲しい

ラーメン屋や牛丼屋、ファミレス、

すべてが徒歩3分圏内にあります。




なんだよ、ここ、最高じゃん!!キラキラ




安心して、都心部へ。

また後で書きますが、

いくつかの観光スポットを回ってから

次男との待ち合わせ場所へ。




私は、東京には

住んだことも勤務したこともありますが

長い期間ではなかったので、

地理、路線図が

まったく頭に入っていません。




新宿や池袋はたぶん迷子になるだろうし、

実際、この翌日一人で新宿に行き

東京砂漠を彷徨い歩いた…

銀座、日本橋は

田舎者と社会人一年生には敷居が高い。

麻布、赤坂、青山は場違いwww

…ということで、

九段、後楽園界隈にしようということになり

仕事帰りの次男と、

東京ドームホテルで待ち合わせ。

ちょうど私も九段下を散策していたし、

次男も先輩に同行して

御茶ノ水、九段、後楽園の取引先には

よく行っているから迷わず行ける、

ということから、待ち合わせ場所はここにしました。






夕方のドーム付近、

水道橋や飯田橋あたりから

オレンジ軍団が押し寄せてきます笑

おぉ、東京!!…と実感が湧きました。




で、19時に現れた次男。




へ?




先に聞くけど、あなた

企業戦士としてバリバリ働いてるんじゃ?

お母さん、一流大手企業に入れたことを

安心してたんだけど、ちょっと待って

あなた、どこにお勤めですか?




くるくるパーマをかけて



代官山の

イタリアンシェフって感じに

なってるんだけど?



もしくは、



麻布台で

バリスタやってます、

美味しいエスプレッソ

淹れますよ、みたいな。




くるくるすぎだろ、おい。




「3月にゆるくかけたパーマが

もうとれたから、

先週またかけたらこんななった。ハハッ。」

いや、ハハッじゃなくて。




ヘアスタイルに視線を奪われはしましたが、

気を取り直して

予約していたお店に移動。



「お誕生日おめでとう!」と乾杯して

持ってきたポール・スミスのネクタイと

ジョーマローンの香水をプレゼント。




近況を聞いて、

ほろ酔いで

またドームの近くまで戻ってお散歩して、




一緒に電車に乗って、

次男は寮へ、

私はすぐ近くのホテルへと

帰ってきました。





2ヶ月ぶりに会った次男は、

すごく疲れているとか、

すごく派手になっているとか、

すごく痩せたとかいうこともなく、



髪の毛はくるくるにはなっていたけど笑

心配になるほどの変わりようではなく、

照れくさそうにもせずに

「おめでとう」には

「うん、ありがとニコニコ」と素直に答え、

親の私が知りたがるであろう話は

私が聞く前に自分から話し、

仕事の内容や、上司や同僚との関係

生活リズムや、給料の使い途…と

いろいろ教えてくれました。




高校卒業時には

「東京、東京!都会、都会!」

とあれだけ騒ぎ、

ろくに勉強もせずに

こちらの有名私大いくつかを受験し、

全落ちしています。

念願の東京生活を始めたはずの次男ですが、

LINEで窺い知った様子では

職場と寮の往復だけで、

チャラチャラと遊び歩いている風ではなく

「今日はクリーニング取りに行かなきゃ」

「今から洗濯干すところ」

「スーパーに来週分の食材を買いに行く」

と、静かに暮らしているみたいで

お母さん、拍子抜け。




どした?友達できない?

仲良しの同期は?

同じ出身地の子はいない?




聞けば、4月の研修中

出身地記載の参加者名簿を見て

「俺、同郷なんだけど、どこの町?

高校は?大学は?配属先は?」

と声をかけてきた子がいたそうで。

どうやら、その子は

うちの田舎でもさらに郡部の

工業高校を出て、関東の私立大に進学、

配属先も次男とはあまり接点のない部署で



聞かれたことすべてに答えた次男、



あくまでもこの田舎では…ですが、

比較的土地価格が高いとされる

住宅地の地名を言い、

県下では2番目くらいの進学校名を口にし、

大学は大したことないんだけどなぁ…

経営サイド寄りの配属先を答えた

次男に、

その同期は

「・・・・・えー

街道突っ走ってんじゃん・・・。

俺とは違うわ。」

と、その後声もかけてこなくなった

…とのことで笑い泣き




「同郷だから親しくしようと思ったのに、

ドライな子だった。フラレた気分…。」

と寂しそうに言っていました笑




でも、

東大や東工大出身の、

外国人留学生二人と親しくなったし、

愛媛と仙台の子と、いつも昼飯食べてる

大阪と青森の子と、同じ寮で

今からメシ作るのダルいよなぁって

帰りにラーメン食べたりするよ

…と、

同期とも仲良くしているようです。




この日は、

私と電車に乗りましたが、

普段は同じ寮に住む同期3人くらいで

帰ってくるのだそうで、



Suicaなのか通勤定期券なのかは

わかりませんが、

ピッと改札を抜け、

人混みをすり抜け

迷わずさっさと歩いていく後ろ姿に、



ああ、すっかり

都会のリーマンだ…と

やっぱり

back numberの『東京の夕焼け』を

思い出した私でした。